小宮璃央、原作を参考に“瀬田のまんまだ”と思ってもらえるような役作りを実施＜波うららかに、めおと日和＞

芳根京子が主演を務める現在放送中のドラマ「波うららかに、めおと日和」(毎週木曜夜10:00-10:54／フジテレビ系)。今回は本作で、芳根演じるなつ美の幼なじみで、なつ美の父の秘書見習いをしている瀬田準太郎を演じている小宮璃央にインタビューを敢行。瀬田との共通点や、小宮さんにとっての大切なひとときなどを語ってもらった。

• 【撮りおろし8枚】布で遊ぶ様子がかわいい小宮璃央
• 【撮りおろし8枚】流し目が色っぽい小宮璃央
• 芳根京子＆本田響矢、浴衣でたこ焼きを頬張る仲良しな姿に「縁日デートみたい」「目の保養」の声＜波うららかに、めおと日和＞

「(瀬田の)まんまだ」と思ってもらえるような役作りをしています

――原作や台本を呼んで、どのような感想を持たれましたか？

次が早く読みたいと素直に思わせてくれる作品だと思いました。台本は、原作が3次元に出てきたかのように描かれていて、胸キュンが詰まっているなと感じました。瀬田というキャラクターを演じる上で、原作を参考にしている部分もあります。やはり原作ファンの方にも「あ、(瀬田の)まんまだ」って思っていただけるような役作りをしています。

――演じる瀬田にはどんな印象を抱きましたか。

すごく素直な人だなと思います。時代に流されないような、そういう優しさを持ち合わせている男の子です。

――本作は昭和11年が舞台ですが、昭和初期の世界観に入ってみていかがですか。

昭和11年の家が再現されたセットで撮影をしているのですが、歩いていると頭をぶつけちゃうんです(笑)。「昔の家はこんなに作りが小さかったんだ」と驚きました。

芳根京子は「僕が目指すべき方」

――瀬田と小宮さん自身が似ている部分などはありますか？

幼い頃は素直になれなかった部分が似ているかなと思います。好きな子に対してからかったりというのはありませんでしたが、素直に気持ちを伝えることはできなかったなと。大人になった瀬田くんと今の僕が似ているところは、人に対して尽くす部分かなと思います。

――瀬田は仕事も器用にこなして、周りからも頼りにされている存在ですが、小宮さん自身はいかがですか？

真逆です(笑)。器用でもないですし、頼りにされるという実感もあまりないです。でも、器用になりたいし、頼られたいなって思うことはたくさんあります。つい最近も器用にできなくて、お芝居で悔しい思いをして、だからこそ瀬田のことが羨ましいなと思います。　

――瀬田は芳根さん演じるなつ美の幼なじみで、現場でも芳根さんとのシーンが多いかと思います。

芳根さんとご一緒させていただくのは今回が初めてなのですが、僕が目指すべき方だなと感じています。お芝居の相談をすると真摯に向き合ってくださいますし、一つ一つの言動が本当に素晴らしくて、芳根さんみたいな方になりたいなと感じます。

――芳根さんとお芝居をして、役者として尊敬する部分も多いのでしょうか？

全てがすごいなと感じていますね。第1話をリアルタイムで観たときに、お芝居にはもちろん正解も不正解もないのですが、正解があるとしたら芳根さんのお芝居なんだろうなと。なつ美を演じているのではなくて、そこになつ美が存在しているようなお芝居でした。常に勉強をさせていただいています。

大切なひとときは“友人との食事の時間”

――小宮さんのオススメのシーンはどこでしょうか？

第4話なのですが、瀧昌(本田響矢)さんと瀬田が初めて会うシーンです。瀧昌さんもずっとなつ美から瀬田という幼なじみの存在を聞いていて、瀬田も瀧昌となつ美が結婚したという事実を知っていて、変なところでライバル意識をしている2人が会ったときの化学反応がすごく面白かったので、ぜひ注目していただきたいです。

――個性的なキャラクターがたくさん登場する本作ですが、小宮さんの推しキャラは？

はる江(森カンナ)の子供の双子ちゃんです！　もうほんとに天使で、みんなに癒しを与えてくれている存在です。なかなか撮影が被らないのですが、会えるのが楽しみです。

――最後に、本作は大切なひとときというのが描かれている作品でもありますが、小宮さんにとっての大切なひとときを教えてください。

友人との食事の時間です。友人はそんなに多いわけではないのですが、そんな友人たちが、ご飯を美味しそうに食べてくれる顔がすごく好きなんです。なので、その時間は大切だなと感じます。

◆撮影／梁瀬玉実