「“二度とするまい”と思っていた」毒舌タレント・坂上忍が再婚に踏み切った理由

大阪人に愛され、強烈な個性を放つおっさん達による街ブラロケ番組『大阪おっさんぽ』。トーク力と庶民感覚を兼ね備えた芸人"メッセンジャー黒田"と2人の"ゲストおっさん"が、個性豊かな大阪の街をお散歩。"3人のおっさん"×"大阪の街"で一体どんな化学反応が起きるのか。

今回の「大阪おっさんぽ」は2時間スペシャル。舞台は「なんば」。よしもとの笑いの殿堂「なんばグランド花月」もあり、黒田にとって馴染み深い場所でディープなスポットをめぐる。

ロケは、黒田の後輩の元芸人が経営する「おでんのハチマル」からスタート。黒田と今回ロケに同行するますだおかだ・岡田圭右が待ち受けるのは、芸能界屈指の毒舌タレント、坂上忍。岡田は「ややこしいゲストの回に呼ぶな！」とさっそく言いたい放題。

岡田は坂上とロケで共演した際の強烈な印象を明かす。一方、坂上も岡田の意外な素顔を暴露。黒田は10年以上前に一度だけ坂上と共演したときの思い出を。毒舌キャラ同士の共演は意外な展開だったようで。

さっそく散策スタート。「なんば」は黒田にとって庭のような場所。中でも「相合橋」は思い出深く、黒田が若手時代にとても世話になった相合橋筋商店街の「相合餅」へ。当時の思い出話に花が咲く。

飲食スペースでおばちゃん手作りの焼き餅をいただきながら、話題はおっさんたちの結婚生活の話に。坂上は、岡田に現妻との馴れ初めや前妻との離婚理由などを根掘り葉掘り聞き始め、岡田は「カメラ止めろ！」と大騒ぎ！？

一方、坂上も一回目の結婚生活の本音を「本当に申し訳ないことをした」とこぼす。結婚は「二度とするまいと思っていた」というが、その後、14～15年ほど事実婚だった女性と再婚。決意した理由とは？

焼き餅を堪能した一行は、散策しながら坂上の生い立ちに耳を傾ける。天才子役と騒がれていた頃、その裏で父親の借金で苦労したそう。取り立ての話になると、同じく大変な幼少時代を過ごした黒田は「うちも一緒です！」と、互いに苦労を振り返る。

続いて訪れたのは「犬ふれあいカフェDolbom」。ドッグトレーナーのキムさんが、理由あって保護した犬たちと触れ合えるカフェで、犬との散歩体験も可能。坂上自身も長年にわたり犬猫の保護活動に尽力し、今も31匹の犬・猫と暮らしているだけあって、犬と触れ合うときの表情はとても優しげ。

坂上が犬や猫の保護活動を始めたきっかけを、現妻の影響だと打ち明ける場面も。キムさんと保護活動の大切さを熱く語り合ったあと、保護犬たちとの散歩を楽しむおっさんたち。

次は千日前方面へ。岡田は「心臓がドキドキする。よしもとさんの縄張りで、この辺はなかなか来ることがなかった」とソワソワ。「なんばグランド花月」の前を通りかかり、「メッセンジャー」の金看板を発見して一行は大盛り上がり。

「なんばグランド花月」のすぐそばにある「千日前道具屋筋商店街」に入ると、料理好きの坂上が、「なくなった鍋ブタを買いたい」とのことで、鍋ブタを一緒に探すことになり……？

次に立ち寄った「和田厨房道具」では、燗銅壺（かんどうこ）と呼ばれる調理道具を発見。野外で熱燗と焼き魚が作れる器具で、江戸時代から昭和初期頃まで使われていたという。価格は8万8000円と高額にもかかわらず坂上が「ほしい！」と暴走。

黒田と岡田の制止を振り切って、坂上が燗銅壺の値段を誰が支払うかを決める「じゃんけん」を迫る！　岡田が必死で神に祈る中、果たして誰が支払うことになるのか！？

手に入れた燗銅壺を使って料理を作るため、スーパーで食材を調達してキッチン付きの屋上レンタルスペース「会ふ　afu」へ。料理好きの坂上と元板前の黒田が、手軽でおいしいおつまみレシピを手早く調理する。

燗銅壺で作った熱燗とししゃも、そして坂上と黒田お手製のおつまみで乾杯。話題は4月に結婚を発表した岡田の娘・岡田結実の話に。報道が出る数日前に娘の結婚を知ったという岡田が、そのときの娘とのやりとりを赤裸々に語る。

娘が生まれた黒田に「どういう気持ちになるか聞きたい」と尋ねられた岡田は、娘の父親としての本心を明かし始めて……。

お酒が進んでトークはますます盛り上がり、坂上の“終活”の話に。坂上は、人生の終着点の具体的な年齢と、その後の人生についても語り始める。この話を受けて、黒田は「俺も、芸人っていう肩書がいらんな、と思ってきた」とぶっちゃけ始める。