

高橋文哉、企画プロデュースに携わるきっかけは社長からの言葉 オーディションは「気持ち的には100%関わりたい」

俳優・高橋文哉が企画プロデュース・主演を務める縦型ドラマを制作することが決定。さらに、その作品への出演者オーディションが開催されることになった。この取り組みは、株式会社A-PLUSが4月12日より発足する縦型ドラマレーベル「FANFARE(ファンファーレ)」の第一弾企画として、20周年を迎えた東京ガールズコレクション(TGC)協力の元行われるもの。今回は、本企画のプロデュースを務める高橋に縦型動画についてや、オーディションへの思いをインタビューした。
企画・プロデューサーをするにあたって「いろいろな縦型動画を見るようにしています」
──今回は縦型ドラマレーベル「FANFARE」の第一弾企画とのことですが、もともと縦型動画に対してはどのようなイメージを持っていますか?
僕自身はご縁がなくて、出演したことなどはないのですが、ずっと「これからくる」と言われているイメージがあります。正直、まだこれといった印象を持つほど向き合えてはいないのですが、今回、企画・プロデューサーを務めるということになって、いろいろな縦型動画を見るようにしています。
──実際に縦型動画を見て、どのような感想を持っていますか?
縦型動画として向いているジャンルや表現方法はわかりませんが、逆に向いていないものはうっすら感じます。だからこそ「縦だからこうでなくちゃいけない」みたいなものに縛られすぎず、あえて知らないことは知らないことのままであることを大事にしようと思っています。
きっかけは、社長からの「力を貸してくれないか」の言葉
──今回、プロデューサーを務めることになった経緯を教えてください。
所属する事務所が縦型のドラマレーベルを立ち上げるというのを聞きました。そして社長から「力を貸してくれないか」と声をかけていただいたんです。その段階では、主演を務めること以外はどう携わっていくのか、決まっていなかったんです。それが、最初の企画会議でいろいろな企画を見せていただいた際に、僕が「こんなのはどうですか?」と案を出したら「その企画面白いね!」となって。それで企画プロデュースという肩書もいただくことになりました。
──主演として携わることに加えて、後から企画プロデュースの肩書もついたのですね。もともとプロデュース業への興味はあったのでしょうか?
ほぼなかったに近いです(笑)。監督は「いつかやってみたいな」と思ってはいたのですが、今回「監督もどう?」と聞かれた時には「ちょっと無理です」と断ってしまいました。
──無理だと思ったのはなぜ?
今回に関しては、主演をするのが前提だったので、企画プロデュース・主演に加えて監督までやるとなると、主演としての仕事がおろそかになってしまうかもと思ったんです。撮影が始まったら、企画プロデュースとしての仕事が全くなくなるわけではないですしね。
──なるほど。すでに企画を出しているとのことですが、ここから先、どのような動きを想定されていますでしょうか?
まだ本当に企画の素を出しただけなので、ここから肉付けをしていく作業があと数カ月続いて、本に起こす作業にも一緒に入らせていただいて、撮影をして…先は長いなと思います。
──ちなみに、これまでの出演作やお仕事で、今回のプロジェクトに影響していることはありますでしょうか?
意外とないような気がします。これまでやってきたものから貰うのは違う気がして。今は、いろいろな物事に積極的に関わっていろいろ吸収するようにしています。普段は、あまり人と会わないのですが、最近はプライベートでよく人に会っています。知らない人と会うことはないですけが、友達や家族とごはんに行ったり、知り合いがやっている展覧会や写真展に行くことで、なにか刺激をもらえればいいなと思っています。
役者は「努力を評価されたい人には、向いていない職業かもしれない」
──最近はオーディション番組などもあり、オーディションの開催が一般向けに開かれているイメージがあります。高橋さんはオーディション番組を見られていますか?
見ていなかったのですが、今回オーディションをするということで皆さんが知っているものは一通り拝見しました。でも、見ている途中で「僕らがやろうとしていることと、少し違うかもしれない」と思って、エンタメとして見るようになりました。今回の俳優オーディションは裏の努力が全く見えないので、そこをうまく見せるために何が必要かということをずっと考えています。
──たしかにアーティストになるためのオーディションよりも、努力という部分は見えづらいかもしれませんね。
そうなんです。例えば、歌の場合、同じ日に課題曲が出たとして、練習を全くしてこない人と、すごく練習してきてキーが届くようになっている人とで明確な努力が見えると思うんです。役者って何日も前から本を読み込んでいくことしかできないというか、努力を評価されたい人には、向いていない職業かもしれないと僕は勝手に思っています。もちろん、成長を認めてもらえることはありますけどね。
オーディションに「気持ち的には100%関わりたい」
──オーディションには具体的に、どのように携わっていく予定でしょうか?
気持ち的には100%関わりたいなと。スケジュール的な兼ね合いもありますが…、最低でも80%は関わりたいと思っています。決して名前だけではないということだけは、声を大にして言いたいです。
──今回のオーディションは、12歳から20歳の男女が対象とのことですが、これも高橋さんのこだわりなのでしょうか?
そうですね。僕が「これが夢かも」って思った年齢から、夢を実現するために行動に移す決心をするまでの期間が12歳から20歳で。ちょうど19歳の時に仮面ライダーをやっていたこともあって、今回は20歳までとさせていただきました。
──なるほど。12歳の方が受かるか、20歳の方が受かるかで、かなり作品の毛色にも影響が出そうですね。
今の所、役があるわけでも、受かる人数や性別が決まっているわけでもないので、そこは柔軟に行きたいなと思っています。
オーディションで聞くことは「好きなものは何ですか?」
──オーディションでは、どんなところを注視したいと考えていますか?
何もいらないです。特技もスキルもいらない。あえていうなら好きなものが1つあれば良いと思っています。それは、食べ物でも職業でもゲームでも趣味でも…。何ができないといけないなどということは何もないです。
──好きなものが大事なんですね。
そう僕は思っています。1つのものに執着することは、人生においてすごく大事なことだと思っているので。それはもちろん仕事の人もいれば、趣味の人もいて、食べ物の人もいて。その自分の好きという感情は、努力するときに絶対に必要なものだなと思っています。なので全員に「好きなものは何ですか?」と聞いてもらおうと思っています。
──逆に聞かないことは?
オーディションでは、よく「これだけは他の人に負けないところなどはありますか?」と聞かれるのですが、今回のオーディションはそれは聞かないようにしようと思っています。本当にもうやる気だけでいいと思っています。
──そのやる気って、この業界に入りたいっていう思いなのか、この作品に出たいなのか。
なんでもいいんです。根気と熱量があれば、今この場で「自分を見てくれ!」の熱量があればいいと思っています。
──そうなると、オーディションに参加したい方が準備すべきことって特にないですかね?
はい。なにもいらないです。本当に身一つでスマートフォンから気軽に送っていただければなと思います。もちろん応募して頂いた方の熱意を見ずに省くってことは確実に100%ないので、気持ちがあればぜひ。自信も、謙遜心もいらないです。本当に気軽に「やっとくか」ぐらいの気持ちで参加してください!
──ハードルの低さ、できるだけ多くの人に会いたいという気持ちが伝わってきます。
本当は渋谷でビラ配りたいぐらいです(笑)。
取材・文=於ありさ
撮影=篠田直人
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