

原口元気選手、サッカー日本代表“サプライズ落選”当時の本音を吐露「自分自身が正気でいられなくて…」<NumberTV>

サッカーの原口元気選手が、4月24日にLeminoで配信されたリアルドキュメンタリー番組「NumberTV」(全24回)の第19回に登場した。浦和レッズでプロデビューし、その後、欧州5大リーグの1つであるドイツで10年間プレーを続け、2024年から古巣の浦和に戻ってきた原口選手。そんな原口選手のサッカー人生をひもときながら、知られざる苦悩と葛藤に迫る中で、原口選手が2022年の日本代表“サプライズ落選”当時を振り返りつつ、本音を漏らす一幕があった。(以下、ネタバレを含みます)
2011年に弱冠20歳でA代表入り
同番組はスポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」とLeminoの共同プロジェクトによる、トップアスリートの人生にフォーカスを当てるオリジナルドキュメンタリー。第19回に登場した原口選手は、日本代表では74試合に出場し、11ゴールを記録。中でも、2018年のロシアW杯のベルギー戦でのゴールは世界中に大きなインパクトを残した。
浦和レッズで活躍し、各年代の代表にも選ばれ、2011年に20歳でA代表デビュー。順風満帆なサッカー人生を送っていた中、原口選手は2012年のロンドン五輪と2014年のブラジルW杯では日本代表から落選している。それをきっかけに、環境を変えるためドイツへと渡った。
ドイツ・ブンデスリーガ最初のクラブとなるヘルタ・ベルリンでは、当初コンスタントに出場していたものの順応が難しく、苦戦を強いられる。原口選手は「浦和時代は攻撃的なプレーが売りで、それだけに特化してトレーニングしてきたし、自分の持ち味をどれだけ出すかということだけを考えてプレーしてきた中で、『俺ぐらいの能力を持っている選手がたくさんいる中での競争なんだな』ということに初めてぶつかり、『自分自身、何か変えていかなければいけないんじゃないか』と気付き始めた」と回顧。
さらに、「『ドイツで必ず生き残っていかないといけない』ということのほうが強かったので、本当はドリブルで勝負したり、ゴール前で待っていて勝負したいという気持ちが強かったんですけど、自分の中でプレースタイルを変えていくということを決断して、そのための努力をし始めたヘルタ1年目だったかなと思います」と明かした。
その後、ロシアW杯アジア最終予選では全10試合に出場し、日本代表史上初となる4試合連続ゴールを決めるなど目覚ましい活躍を見せた原口選手は、本戦でもグループステージ突破に貢献し、ラウンド16のベルギー戦で先制ゴールを決める。だが、結果は2対3でベスト8の壁は超えられなかった。
悔しい思いを抱えながらも、それから4年後の2022年カタールW杯でのリベンジに向けてすぐさま動きだし、選手としての幅を広げるために個人的に分析官を雇って一からサッカーを勉強し直すなど、インサイドでも戦える選手へと成長。
まさかの落選「『名前ないんだけど…』って」
31歳という選手として脂の乗った時期に迎える世界最高峰の舞台での活躍を信じてまい進する中、2022年11月1日、発表された日本代表メンバーの中に原口選手の名前はなかった。
当時について「僕の集大成としてW杯でドイツとやれるというのは、これ以上ないモチベーションになっていましたし、ドイツを倒すということを目標にもう一段階ギアを上げてトレーニングに励んでいたのを覚えています」と語り、「(ロシアW杯が終わってから)4年半で呼ばれなかったことは一度もなかったですし、(メンバーに)入ると思っていたのであまり気にしてなかったんですよね。トレーニングの前に起きて、ネットでメンバーを見たら名前がなかったので、奥さんに『名前ないんだけど…』っていう話をしたのを覚えています」と、当然入ると思っていただけに衝撃が大きかったことを告白した。
そして、「初めてだったかもしれないです。自分自身が正気でいられなくて、自信みたいなものがブチッとちぎれていく感じを味わったのは」と打ち明けた原口選手は、「まだ(最大の挫折となったサプライズ落選の)その中にいる感じがするので、『自分なら大丈夫だ』『自分ならいける』っていう原口元気を取り戻す戦いを、まだしている感じがします」と打ち明けていた。
◆文=原田健
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