新生ラストアイドルからmy fav へ「正直未来が見えなくて…」改名しても消えなかった不安、TIFFで変わったライブで見る景色

2025.04.25 19:00

新生ラストアイドルからmy favに改名して10か月。川又あん奈、黒瀬梨花、園田一花、田中美帆、西村瑠香、古松華の6名の新体制で、3月末に初のデジタルアルバム「My Favorite Songs!!」、4月14日に8th デジタルシングル「犬ペンギン。」をリリース。6月13日(金)には映画「鬼ベラシ」にも6人全員で出演する。結成からの変遷を体験し、今の6人はグループにどんな思いを持っているか。隠さない胸中を語った。

気持ちを切り替えたくても消えなかった不安

――結成してから一年半。my favへの改名、川又さん、田中さんの加入もありました。新体制になってからの意識の変化を教えてください。

黒瀬：今だから言えますが、4人になったときは正直未来が見えなくて不安な気持ちでいっぱいで、改名して気持ちを切り替えようと思っても不安が消えませんでした。でもそれから(川又)あん奈ちゃん、(田中)美帆ちゃんが加入してくれて、TIFに立たせていただいたあの日から少しずつ何かが変わって、夢が1つずつ叶ってきているような気がしています。今回のシングル、アルバムもリリースできて、ラジオ(BAYFM「my favのふぁぼらじ」)も始まって、一歩ずつちゃんと進んで、ライブで見る景色も変わってきたと思います。これからもこの気持ちを忘れずにステップアップしていきたいです。

西村：やっぱり実感を得られる変化はうれしいです。

黒瀬：定期公演以外のライブにも出演させていただいて、4月は初めての名古屋ライブもあります。どうしても関東圏での活動が多くなってしまうのですが、これからは地方にもたくさん行って、全国にmy favのファンを増やしていきたいです。

――メンバー間ではどんなことを話し合っていますか？

川又：最近は特にみんなで話し合うことが多くて、特典会でこういうことやりたい、こうしたらもっとたくさんの人が来てくれるかもってアイデアを出し合っています。TikTokライブで無料配信をしたいとか、今まで遠慮して言えなかったことを私たち発信で運営側に提案して、それを実現してもらってもいます。

園田：パフォーマンスももっと頑張ろうって。レッスンを積んで生歌で頑張っているし、6人になってからの方が成長しているのを感じています。

古松：6人だから1人1人のソロパートも多いので、そのためにもボイトレで歌唱力を上げていこう、これから先どんどんよくなるようにしていこうと6人で話しました。

映画「鬼ベラシ」にも出演、グループのこれからの形

――これからどんなグループにしていきたいか、目標の形というのはありますか？

西村：毎月定期公演をしていると、どうしてもセットリストが同じになってきてしまうんです。でも、パフォーマンス力を上げていけば同じセットリストでも違うようになっていくと思うので、それこそ毎回新鮮な気持ちで楽しんでいただけるようなステージを届けていきたいです。

川又：5月もいろいろライブがあるので楽しみにしていてください。

古松：6月13日にはこの6人で映画「鬼ベラシ」にも出演します！

――「鬼ベラシ」はどのような映画で、役どころはどうなるのでしょうか？

古松：ホラーものですが、妖怪バトルというエンターテインメントでもあります。“鬼女”という鬼と人間の混血の存在が社会問題になっている世界で、国は鬼女の根絶に鬼のツノ狩りを始めます。

西村：私たちは鬼狩りと戦う鬼女役で出演します。STU48の中村舞さん、信濃宙花さん。iScreamのYUNAさん、HINATAさんたち注目のアイドル、ガールズユニットの方々の出演も見どころです。怖いけど、キャストたちはみんなかわいくてカッコいいんです。どんなストーリーになるのかは、ぜひ映画館で見てください。

できる努力、やりたいことはまだ山ほどある

――今、my favは誰がリーダーなのでしょう？

川又：決めてはいませんが、今は美帆ちゃんがリーダーっぽい感じで頼りになります。

西村：一番前に出て、引っ張ってくれますね。

――では、最後にその田中さんからファンにメッセージをお願いします。

田中：6人になってからすごく早いペースでシングルを出せていて、しかも、シングルごとに違ったmy favをお見せできていると思います。これからも新曲を重ねて、フェスにも呼ばれるようなグループになり、いろいろなmy favの扉を開けていくつもりです。定期公演も回数を増やしていって、その次はキャパを増やすことが目標です。まだまだできる努力はたくさんあるし、やりたいことも山ほどあります。ファンの皆さんも成長していくmy favを見逃さずに追いかけてきてください。

取材・文／鈴木康道