成宮寛貴、8年ぶりの俳優復帰に感慨約10年ぶりの舞台あいさつ＜死ぬほど愛して＞

2025.04.25 18:25

俳優の成宮寛貴と瀧本美織が4月25日、都内で行われたABEMAオリジナルドラマ「死ぬほど愛して」大ヒット御礼先行試写付きプレミアイベントに出席。成宮は約10年ぶりの舞台あいさつとなった。

成宮寛貴、瀧本美織に「今を生きろ」

ABEMAオリジナルドラマ「死ぬほど愛して」は、天樹征丸の同名漫画を原作とした純愛サスペンスで、8年ぶりに俳優復帰したばかりの成宮が、狂おしいほどに“魅惑的な殺人鬼”神城真人役で主演を務める。真人は殺人鬼でありながらも、表面上は献身的に妻に尽くす理想的な夫であり、その彼をひたむきに愛する妻の澪を瀧本が演じる。さらに、“鬼才”城定秀夫監督が、本作のメガホンをにぎる。

本作の反響について成宮は「たくさん見てくれて。僕はメールの返信が結構大変でした(笑)。うれしいことですけど」と大きな反響があったことを告白。瀧本は「『出てくる人たちが誰も信じられない』って結構言われます。キャラが濃いですよね」と笑い、成宮も「誰一人として普通の人がいないっていう」と話した。

夫婦2人のシーンの撮影時のエピソードを成宮は「2人だけのシーンで、(自身が演じる真人は)澪を言葉・体を使って洗脳していくんですけど、美織ちゃんも他の作品をやっていてめちゃくちゃ疲れてて。だんだん壊れていく美織ちゃんを僕は支えていました(笑)」と述懐。瀧本も「本当にそうです」とうなずき、この作品と同時に3つほど撮影していたことを明かした。「そのときに成宮さんが『今を生きろ！』と言ってくれて。それで奮い立てたんですよ」と振り返り、「元気にがんばってた方だと思うんですけど、たまに遠くを見つめてるときがあったりして。そういうときに笑顔で言ってくれた。成宮さんが言うから説得力があって。本当に本当にがんばれました」と成宮の言葉に救われたと話した。

成宮寛貴、8年ぶりの俳優復帰に感慨

イベント後半では、城定監督からの手紙をMCが代読。この作品で8年ぶりに俳優復帰をした成宮は「いろんな人のご縁があって、支えがあって、この作品に参加できることになったので、とても感慨深いです。ありがとうございました」としみじみ語った。

成宮は最初に原作者の2人に「どうしてもやってほしいキャラクターがある」という話をもらったと言い「その頃はまだ復帰することを考えてなかったので。そこから少し時が飛んだタイミングでまたお誘いいただいて。そのタイミングで、マネージャーさんが決まったり、成宮寛貴っていう名前を使えるようになったり。いろんな人に支えてもらいながら決まっていった作品で、素晴らしい美織ちゃんとも出会えて、この作品を作れました」と感謝した。

◆取材・文＝山田果奈映