

<ガンニバル>衝撃の“最終回”に視聴者感嘆…「エグ過ぎる」「人生最高のドラマ」原作と異なるラストも話題

柳楽優弥主演のヴィレッジ・サイコスリラー「ガンニバル」シーズン2の最終回となる第8話が、4月23日に配信。第8話では、それぞれの大切なものを守るため、思いがぶつかり合う物語の終着点が描かれた。警察VS後藤家、後藤家VS村人、後藤家同士の内乱…村の呪縛との決別を誓う阿川大悟(柳楽)や後藤恵介(笠松将)の姿など、これまで複雑に絡み合ってきたヒューマンドラマが完結し、「展開がエグ過ぎた…」「人生最高のドラマが増えた」など、称賛の声が多数上がっている。(以下、ネタバレを含みます)
後藤家前当主の衝撃的な“最期”が明らかに
同ドラマは、二宮正明の同名サスペンスコミックを実写化したもので、人里離れた供花村が物語の舞台。過去にある事件を起こしてしまい、左遷されて村の駐在となった警察官・大悟は、赴任早々に老婦人の不可解な死に遭遇し、「人が喰われているらしい」といううわさもあるこの村の異様さに気付いていく。
シーズン2の第8話は、朦朧とする後藤家前当主・後藤銀(倍賞美津子)が大勢の村人たちに追い詰められ、森の中で襲われてしまった回想シーンから始まる。銀や後藤家への恨みを晴らすため、村人たちが“共犯”となり銀を刺し殺すことを決意。そして全員が一刺しし、ひん死状態の銀を置き去りにした後、“あの人”と呼ばれる大男であり銀の息子・白銀(澤井一希)が銀の前に現れる。白銀は銀の体をむさぼり食い始め、「生きろ」と告げる銀に対して「カアチャン」とつぶやき、咆哮した。
シーンが現代に戻り、白銀はまるで銀が死んだときと同じように咆哮し、恵介の前で自分の頭部を引き裂き、その肉片を口に運ぶ。さらに指も食いちぎり、自分自身を食べながら力尽きてしまう。そんな白銀の壮絶な最期を見届けた後藤家の人々は涙を流し、武器を捨てて白銀に頭を下げていく。
その光景にいら立ちを覚えた岩男(吉原光夫)は「これが神?」とあざ笑い、白銀の頭部を素手でちぎって食べ始める奇行に走ると、白銀のように覚醒した岩男は我を忘れて暴れ出す。暴走する岩男を撃とうと銃を構える大悟だったが、恵介は「娘を取り戻したんじゃろ、はよ行け!」と、2人を逃がし、自分の力で岩男の暴走を止めようとする。
大悟はましろ(志水心音)を抱えて山を下り、妻・有希(吉岡里帆)のいる病院へと急いだ。有希の容態が危ないことを知り、一刻も早く病院へと向かうべく車を走らせる中、ましろの友人である相原友樹(城戸俊嶺)の母親が飛び出してきて、後藤家に乗り込んだ父親を追い掛けていった友樹を助けてほしいと懇願される。
山を見渡すと、後藤の家が燃え、大火事になっていることを知り、村人が後藤家に襲撃している事実を把握。困り果てた大悟だったが、子どもたちまで犠牲にするわけにはいかないと判断し、ましろを預けて、後藤家へ向かった。
正気の沙汰じゃない…村人たちが“後藤一族”を皆殺しに
一方、河口尊(岩瀬亮)を筆頭に村人たちは、これまで後藤家に逆らうことができずに縛られてきた恨みつらみ、村や自分たちの暮らしを守るために無差別に一族を殺し始めていた。
父親を追って“戦場”に来てしまった友樹は、姉を殺され、涙する友達の後藤英二(岡部浬功)を助けようとしていたところ、父親に早く家に帰るよう促される。
そこに覚醒した尊がやってきて、あろうことか英二に銃を向け、撃ち殺そうとした瞬間、間に合った大悟が制圧。間一髪のところで英二や友樹を救い出す。尊を押さえつけ、銃を突きつける大悟に対し「おまえら(警察)にはできん、この連鎖を止めることは」と言葉を吐く尊。
大悟は呆れた表情で尊を見つめ、英二をなだめる友樹の姿を見ながら「あの子らは、供花村も後藤も関係なく生きてんじゃねえかよ。これ以上新しい憎しみで縛るんじゃねえよ」と言い捨て、村人と後藤の争いを止めるべく家の中へと向かった。
その頃、恵介は大暴れする岩男を必死に止めようと声で訴えかけていた。だが、正気を失った岩男には声も届かず、恵介の腕にかみつく。それを受け止め、恵介は「もう十分じゃ、もうええ…」と岩男を見つめて優しく声をかけると、岩男は悟ったように表情が元に戻り、そのまま息絶えた。
愛する者を守りたかっただけ…大悟と恵介が語り合う
争いが終わり、生き残った後藤家の連中は警察に確保され、多くの罪を償うため恵介は刑務所に入ることになる。
後日、面会で大悟が恵介の元を訪れ、2人は争いが終わった日以来に言葉を交わしていく。境遇の異なる2人だが、愛する人を守るためにとった決断、そして“親”としての覚悟などが、数少ない会話と2人の表情で語られていった。シーズン1からかたくなに「駐在」と呼んでいた恵介が、最後に「阿川」と声を掛けたところはエモい。やはり2人は出会い方が違えば、親友になっていたのだろうなとあらためて感じる最終回だった。
狂気、覚悟、葛藤、友情…いろんな思いがぶつかり合った最終回。長年、村では多くの人が呪縛に苦しめられ、少なからず誰しもが犠牲になってきた。その呪いを終わらせるべく、それぞれの立場の人間がもがき苦しみ、終焉へと向かっていく姿を見届けた視聴者からは「人間こそが一番恐ろしいと身にしみた…」「それぞれの正義が描かれていて、切なくなる」「恵介と岩男の関係に鳥肌がたった」「大悟と恵介、かっこよかった…幸せになってほしい」といった声が。
そしてシーズン2、全15話にわたるドラマシリーズに対し「配信だからこそ映像化できたと思う」「絶対地上波じゃできなかったよね」「すさまじい作品だった」「地上波では見られない攻めたドラマ」「役者の皆さん全員演技力が素晴らしかった!」「原作と違うラストも良かった」など、感嘆の声も上がっている。
「ガンニバル」はディズニープラス スターで全話独占配信中。
◆文=suzuki
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