要潤“トーハクの妖精”が再登場、江口のりこ“恵”とのやり取りもおもしろい＜ソロ活女子のススメ5＞

2025.04.24 11:43

江口のりこが主演を務めるドラマ「ソロ活女子のススメ5」(毎週水曜深夜1:00-1:30、テレ東系／Leminoにて先行配信、TVerにて見逃し配信)の第4話が4月23日に放送された。節約中の恵(江口)が訪れたのは、無料で見学できる大学の博物館。そこで“妖精さん”との再会もあった。(以下、ネタバレを含みます)

主人公が一人時間を楽しむ活動“ソロ活”する姿を描く

同ドラマは、フリーライター・朝井麻由美氏のエッセー本「ソロ活女子のススメ」(大和書房刊)を原案に、五月女恵(江口)が積極的に一人の時間を楽しむ活動=ソロ活する姿を描くシリーズの第5弾。

恵が契約社員として働く「ダイジェスト出版」編集部のメンバーとして、上司である黒田彩子役に小林きな子、同僚・石岡洋平役に渋谷謙人、同じく同僚の青木遥役に佐々木春香が続投。ナレーションも引き続き大塚明夫が担当する。

恵が“トーハクの妖精”と再会

誕生日ソロ活のオーストラリア・メルボルン旅行以降、節約ソロ活を続けている恵は、無料で見られる「東京農業大学・食と農の博物館」へ。オーストラリアの原住民・アボリジニのアートから熱帯植物、そして農業へと興味が連鎖してもいた。

トラクターの展示、日本各地の木の断面の標本、鶏のはく製…と見ていると、卒業生が働いている蔵元の日本酒を展示したコーナーで学生と話す男性の声が聞こえてきた。彼が発した「クール」という言葉に引っかかった恵。振り返ると、以前、東京国立博物館で出会った“トーハクの妖精”(要潤)がいた。

本シリーズでは、恵のソロ活先で不意に現れて恵に話し掛け、いろいろ教えてくれて不意にいなくなる一人客をたびたび“妖精さん”と言うのもおなじみで、トーハクこと東京国立博物館はシーズン3の第10話で描かれた。そのとき、トーハクの妖精が初めて恵に声を掛けたときのせりふが「ここの壁のモザイクってクールだよねー」だった。

「博物館は過去でキャンパスは未来」とトーハクの妖精

ひと通り見学したあと、トーハクの妖精と再会した恵は、当時教えてもらったことがスラスラと出てくるほど覚えていた。その流れから食と農の博物館に展示されている古農具の話になり、恵の表情から「見てないね」とツッコむ妖精。

不意に移動した妖精を追いかけた先で、古農具をもう一度よく見ながら感心していると、妖精から「キャンパスは行った？」と声を掛けられた。大学は学生以外も入ることができ、散歩したり、カフェを利用したり、野菜を購入したりしているという。「博物館は過去で、キャンパスは未来。Past and Future。どっちかじゃなくて、つながって一つ」と妖精。

キャンパスに向かった恵は、土の展示などを見て、卒業生が社長をしているカフェに立ち寄る。奮発したちょっとお高めのコーヒーの味は「ビターでスイート」。「私のキャンパスライフのようだ」と感傷に浸りながらパンを一口食べると、また妖精が現れた。

「土を護る者は滅びず」という発言に、「確かにそうかも。いい言葉ですね。誰の言葉ですか」と聞く恵。すると「Me」と軽く答える妖精に、「絶対違うでしょ」と素早くツッコむ。妖精は、東京農業大学初代学長の言葉だと明かした。

その後、カフェから見えたのは、日本酒展示コーナーで会った女学生が、大学の応援団の名物といわれる“大根踊り”で応援されている様子。妖精の「未来は明るい」という言葉に同意する恵だった。

過去と未来に向き合った恵のソロ活。博識なトーハクの妖精に、見ているこちらも知的好奇心を刺激されつつ、恵とのツッコみ、ツッコまれのテンポいいやり取りにも心なごんだ。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部