恋の相手は脱皮する亜人間？…トカゲ美少女と元・抜け殻フェチ男子…居酒屋デートのラブコメが「超傑作」と話題に【漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、人間と爬虫類の中間の亜人間(リザードマン)という不可思議な女子と人間の男子の独特の関係性が面白いと話題の「リザードマン♀と居酒屋に行く」をピックアップ。本作は、「剥かせて！竜ケ崎さん」(オーバーラップ)で連載中の作品からの抜粋である。

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作者の一智和智さんが2025年3月11日にX(旧Twitter)に投稿したところ、6500件を超える「いいね」を獲得し、Xやブックレビューなどでは「ヒロインが、とっても可愛い」「めっちゃいい！」「美少女と少年の恋愛譚ですが、いろいろとひねりまくっています。エグかったり、キモかったりと一筋縄では進まないシナリオが楽しい」「なんか解らないけど感動」という反響が寄せられた。本記事では、一智さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。

居酒屋に行きたいと言う竜ケ崎さんと止める遊上くん

主人公の遊上くんとヒロインの竜ケ崎さんは、高校1年生のときに出会った。爬虫類をこよなく愛する遊上くんに、オオトカゲと人間の中間である“亜人間”の竜ケ崎さんは惹かれてしまう。亜人間は世間では「リザードマン」と呼ばれていた。

知り合ったものの、遊上くんが当初愛していたのは、なんと“脱皮”した竜ケ崎さんの抜け殻だった。遊上くんは抜け殻をボンドで繋ぎ合わせ、立体像にして愛でていた。しかし、ある出来事をきっかけに、本物の竜ケ崎さんも好きになり、やがて相思相愛となる。

ところが、竜ケ崎さんは突然長い冬眠に入ってしまう。3年間の冬眠期間を経て目を覚ました竜ケ崎さんは、大学入試の為20歳の浪人生として、勉学に励む日々を送っていた。ある日、居酒屋の割引クーポンの期限が迫っているのを見つけた竜ケ崎さんは、遊上くんを誘う。居酒屋ではアルコールは飲まないものの、竜ケ崎さんはメニューに目を輝かせた。 「お酒、飲んでもいいんだよ」と言う竜ケ崎さんに、遊上くんは「自分だけ飲むのはダメだ」ときっぱり断る。

唐揚げを一口食べた竜ケ崎さんは顔をぱっと輝かせ、「美味しい！」と満面の笑みを見せる。さらに、「遊上くんと初めての居酒屋だからおいしいんだよ」と告白。遊上くんは「そんなものかな」と照れながら返す。何気ない会話を交わしながら、止まっていた3年間を取り戻すように2人は距離を縮めていった。帰り道、ラブホテルの前で「ちょっと休んでいこう」と竜ケ崎さんが言い出す。実は、ただ食べすぎて気持ちが悪かっただけなのだが…。

竜ケ崎さんの包み隠さず愛情を伝える姿が可愛らしく、クールな遊上くんとの小気味の良いテンポの会話が軽妙なラブコメディは、「時代が生んだのかもしれない超傑作」「遊上くんがヒロインの胸に視線をやるようになって、人型の女性にもしっかり興味を持つとは、成長したなぁ」「トカゲの可愛いところって、くりくりした瞳だと思うのですが、それがよく表現されていてとても良かった」 など、X（旧Twitter）やブックレビューでも多くの共感と反響を呼んでいる。

「爬虫類の目とかわいさの両立を心がけてます」作者・一智和智さんが語る創作の裏側とこだわり

――「リザードマン♀と居酒屋に行く」のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか。

グリーンイグアナを10年飼ったので強いて言うならそれがモチーフです。

――竜ケ崎さんの瞳や表情などが生き生きとえがかれています。シーン全体を描く上で一智さんがこだわった点がございましたら、教えてください

眼が特徴的ですが、かわいく描くのが難しいので爬虫類の目とかわいさの両立を心がけてます。

――本エピソードで、一智さんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください

全体です。

――本作で読者に注目してほしい点などがありましたら、お聞かせください。

遊上と竜ケ崎さんの関係性の変化です。

――一智さんの今後の抱負や希望をお聞かせください

「細く長く」。

――最後に、本作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。

「剥かせて！竜ケ崎さん」のコミックス刊行ペースは遅いですが、よろしくお願いいたします。