

所ジョージ「世田谷ベースの思想は、東京世直し」“考え方の考え方”を発信する「所さんの世田谷ベース」

所ジョージがMCを務める「所さんの世田谷ベース」(毎週土曜よる10:00-10:55、BSフジ)。放送開始から15年以上続く長寿番組で、BSフジの番組の中でも屈指の人気を誇るタイトルだ。同番組では所ジョージ的モノの考え方や閃いた遊び、世の中の楽しみ方を発信している。台本がないことでも知られる「世田谷ベース」がなぜ面白いのか? 69歳になって誰よりもエネルギッシュな日々を過ごし、そのようすを番組として放送をしている所ジョージの頭の中はどうなっているのか。「世田谷ベース」の取り組みについて2024年夏に所ジョージへ尋ねた未公開インタビューでは、忙殺される日々を送る人も多い現代について所ならではの視点から語ってくれた。「東京世直し」「事実に失敗はない」「自分の人生を行きたい」といった名言の数々が飛び出すことに。
台本がなくても大盛り上がりの「世田谷ベース」
――まずは「所さんの世田谷ベース」について、簡単に教えてください。
所ジョージ:この番組はね、その日の何かテーマなんか何も決まってなくて、その日の誰かの言葉尻をいじって濁してくっていう番組。たとえば今日1番盛り上がったのは「パジャマってなんなんだ」ってテーマだったなんてレベルで、計画がない番組だよね。
「暑いな、もうやっぱ夜なんかもう熱帯夜だし、どうすんだよ」なんて話していたんだけど、「パジャマも着ていない」って言葉が聞こえてきて「お前パジャマ着るのかよ」と。「パジャマって一体何なんだよ」「寝巻きって一体なんなんだ」と話が広がってしまったワケ。着心地がいいとか言ってるけど、寝ちゃったらわからないでしょ。
「朝起きたときには汗ずいぶんかいてんな、気持ち悪いな」というのはわかるけど、寝ている間は気が付かないんだから。寝心地って何なんだよ、寝付きって何なんだよという話が延々広がったんだよね。
――所さんは実際パジャマを着ないのでしょうか?
所ジョージ:着ない。でもみんなスタッフが着てるっていうから、なんで着るんだよって話になったんだよ。ルーティーンで「風呂入ったらパジャマ」ってなってるけど…いやいや、パンツとTシャツでいいだろって!
家族しかいないし、独り者だったら誰も見てるわけじゃない。なのにパジャマに着替えてて、意味がわかんねえって話になって…。
そんな感じで話の言葉尻で盛り上がったり、そこで盛り上がったらまた尾ひれで話が広がっていく。だから一切「世田谷ベース」は何も用意してない番組なんですよ。
「所さんの世田谷ベース」のテーマは“東京世直し”?
――台本がないと聞いていましたが、そこまで自由なんですね。
所ジョージ:でもね、思想はあるんですよ、この番組は。社会貢献、東京世直し、あとは「考え方の考え方」だよね。
みんななにかを考えなくても、暮らしてはいけるじゃない。「コンビニがあればミニマムな生活ができる」なんて言って。でもミニマムな生活をするためには、コンビニがなきゃできないんだよね。無人島でミニマムな生活なんかできるわけない。無人島だったら、やらざるを得なくなる…。
これだけ便利な世の中で、「ミニマムとは何か」と考えると、コンビニがあったり、エアコンが効いていたり、ヒーターがあったりっていう恵まれた環境があってミニマムになっていくわけだよ。じゃあ「自分がミニマムになれるから、みんなもミニマムにしようよ」という流行りがあるけど、それは“おかげさま”で暮らしているからできること。
自分の都合を前に出すと、いろいろなところに不具合がたくさん出るってことを踏まえて都合を言ってほしいのね、僕は。たとえばコンビニで「人がいつ来るか、いつ買いに来るかわからない」状態で在庫を揃えて、24時間体制で「あなたが都合のいいとき来てください」という商売は、大変なことも多いよね。
時間がきたら捨てるとか、電気24時間つけてるとか…。本来は個人が蓄えたり、段取りをつけて生活をしていくことが1番豊かなはず。でも「何も持たないことはミニマムな生活で、地球に優しいんだ」と言ってるのがもう真逆だと思う。だから、そういうところを世直しとして訴えていきたいよね。
――所さんの番組イメージとしては、「世直し」がテーマの1つなんですね。
所ジョージ:世直しですよ。おかしなことを言っている人は「自分で1人でやってれば?」と思うことなんだけれど、どうも「世の中はそっちだ」なんて方向で前に出てくる。
SDGsとか、地球の再生利用だとか、「地球のために」って言っているけど、そういう機運に便乗する商品がたくさん出てきている。こんな無駄なことはないよ。「無添加ですよ」「無添加なんだけど違うもの入れてます」みたいなコピーは「お前インチキじゃねえかよ」と思うんだけどね。
「良かれと思って」を前に出す商品が増えることや、それをキャッチコピーに使うことは悪だと思うんだよね、本当は。それは本来1人ひとりが心がけるべきことだから、口に出して「私は善いことをしています」と標榜する必要はないはずなんだよ。
この間なんか「お墓を作るために山を切り崩すなんて森林に良くない、地球に良くない。だからみんな箱にしましょう、合同墓地に入れましょう」というキャッチコピーを出してるところがあった。でも人の生き死にで地球のことを考えようなんておかしいし、立派なお墓を山崩して立てるべきだと思う。なぜなら「お墓が地球に良くない」という理屈が成立すると、「人が生きていくことが悪」ということになっちゃう。
生死に関しては、そういうテーマを入れちゃダメなのよ、本当は。というような私の信念と考え方を、この番組で出していってます。
“全部自分でやる”意味は…「自分の人生」だから
――「世田谷ベース」はライブやバイク、紙粘土など、いろいろされてきていますよね。
所ジョージ:それはね、「暮らしの発表会」だから。僕自身がいろいろなものに関わって暮らしているんで、どうしてもいろいろなことに目が向く。
何にも関わらないなんて生活はいやだね…生きている意味がないような気がしてくる。全部に口出しして、「それどういうことなの?」とわかるまで突き詰めて動きたい性分なんです。
――似ている番組も思いつかないのですが、「さすがにこれはうちの番組でしかやらないだろう」と特に印象に残っている回はありますか?
所ジョージ:もう全部自分でやるんで、いろいろあるけど…。やっぱり中庭の桜の枝、こんな太いのを落としたときはもう一苦労だったよね。
植木屋さんにやってもらえばいいですよ。だけど、「自分でできるんじゃない?」と思ったところは自分でやりたいんですよ。桜の太い枝というと、もう何10キロもある。それを上から伐採すると、枝が落ちたら中庭が大変なことになってしまう。だから落ちないように3階からロープで引っ張ったりするんだけど、「切ってロープがたるむとあのガラス割れるな」とか「こっちから引っ張ろう」とか工夫するわけ。
自分も命綱をつけて作業するなかで、結局は切って3階まで持ち上げて、そこで薪にして1つずつ落とそうと。上手いこと3階のスロープのところに、100キロ近いような枝を持ち上げて…苦労したなあ。
でもそういう作業を経験すると、お金出して植木屋さんにやってもらえばそれで終わりなんだけど、自分でやった方が…なんか“豊か”なんだよね。私が枝を切った庭の明るさを見たときの嬉しい気持ちはもちろん、失敗して木が枯れちゃったら枯れ木を見て「俺が枯らした桜」と思うときもある。
でもそうした失敗を誰かのせいにするとか、誰かがやったものを自分がやったことにするというのは違うじゃない。それはもう全部自分の人生ではなく“人の人生”で、インチキ。だから“実体験”を全部したいんですよ。できることには全部触れたいの。
――そうした作業を番組にするのも大変ではないですか?
所ジョージ:いやいや、面白でしょうよ。撮影クルーだって、俺が屋根から落ちりゃいいと思ってんだから(笑)。怪我するぞ、絶対怪我するぞと思って見てるけど、そうはいかないわけだよね!ただ…言わないだけで実際怪我はしますよ。実は体中薬を塗っています。
「事実に失敗はない」
――怪我というのは、失敗してしまったときのものでしょうか?
所ジョージ:失敗はないよ。全然失敗はない。だって「できあがった」とか「枯れちゃった」までを、「計画立ててた」って嘘つくんだから(笑)。
“触れたこと”が事実で、事実に失敗はない。たとえば何もない空間で「スイスの山々を見た」なんて言ったら、これは実態がないから「失敗」。仮想だけで経験していくことは失敗なんです。
客観視してみるとわかると思うけど、人は「仮想だけで経験」という行為に対して「自分がスマホを見ている」このシルエットを想像するよね。こんなにつまらない人生はない。人生というのは「自分が感じること」だけではなくて、「人が見て残るもの」。ここが「触れる」のと「仮想だけで経験する」の違うところなんだよ。
「自分にとって楽しいことをやろう」はもちろんのことなんだけど、そこばかり求めるのではなく「人がどう見るか」というのが大事。だって自分は死んじゃったあと、やがてその人たちが残って「あの人どうだったね」と言ってくれるんだから。
自分のことを見る機会なんて、朝に歯磨くときに鏡を見るくらいだよ。それ以外で自分のことを見てるは他の人。家を出ても鏡見ながら歩いてる人いないんだから。最終的には周りの人が「自分」を見て「どう振る舞ってた」「あの人はどうだった」と振り返ってもらえる。私はそういう良い人生を送りたいわけだ。
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