

岡田将生が挑む“答えのない面白さ”という境地「人生とは、人とは何かを問い掛けてくれる作品」<地震のあとで>

本作は、村上春樹の短編小説を原作に、岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市が各4話それぞれの主人公を演じ連作ドラマ化。人間社会を襲う圧倒的な暴力とその影響を表現した4つの物語を紡ぐ。映画「ドライブ・マイ・カー」(2021年)の大江崇允氏が脚本を務め、1995年に発生した阪神・淡路大震災からの影響を現地ではなく遠い場所で受けた人間たちの、喪失を伴う奇妙で美しい世界を描く。
第1話では阪神・淡路大震災のニュース映像を見続けていた未名(橋本愛)が突然家を出て行き、夫・小村が妻の行方も分からないままに後輩から“箱”を託され北海道・釧路へと赴く。そして小村は釧路で出会った女性たちに奇妙な旅へと導かれていく、という物語が描かれる。WEBザテレビジョンでは、主人公・小村を演じる岡田将生にインタビューを実施。役柄への思い、村上春樹作品への出演について語ってもらった。
ある種新しいドラマなのではないかと思っています
――土曜ドラマ「地震のあとで」に参加されていかがでしたか?
小村という役を演じるにあたり、台本を読んでいても答えが見つからないまま、日々時間が過ぎていく感じがしていたのですが、監督と共に試行錯誤しながらこのドラマに向き合い続けました。
村上春樹さんの作品は映画「ドライブ・マイ・カー」(2021年)以来、2回目の出演だったのですが、やはりその時も答えが出ずに、行き着く先には何があるのかと役と共に前を見据えて立ち続けなければいけなかったんです。この作業はなかなかに心身にくるものがありましたが、今回も皆さんに支えていただきながら撮影に臨み、その日々が今は懐かしく感じます。
――1話をご覧になった感想を教えてください。
自身の内部にある痛みというものがどこで出てくるのか、ということがこのドラマの一つの見どころであると思っていて。見て下さる皆さまが、どうこのドラマをご覧になるのか、そしてどう思うのか。その声を聞くことがとても楽しみですし、ある種新しいドラマなのではないかと思っています。
ずっと自身に問い掛けてくれる作品になっていると思います
――今作を読まれてどのようにお感じになりましたか?
村上春樹さんの作品は、物語の根底にある自分自身の内部にある感情というものがとても大切なのだと改めて感じました。そして撮影が終わった今、まだ全てを理解できてはいないという状況なんです。撮影期間中もそうでしたし、未だに自分の頭の中でぐるぐると思考が回っている感じがしていて。自分の答えが出ないままに提示するのが良いのだろうかという迷いもありましたが、村上春樹さんの作品にはやはり答えがないように思うんです。人生とは何か、人とは何かということを、ずっと自身に問い掛けてくれる作品になっていると思いますし、ぜひそういうふうに見ていただけたらうれしいです。
――答えがないものを演じていく面白さとはどのようなものでしょうか。
やはり作品というものは一人で作ることはできないですし、たくさんの方々と一つのものを作っていく作業が僕はすごく好きなんです。皆それぞれ違う考え、そして答えを持っているんですよね。それを皆で提示しながら、どのルートが正しいのかと探っていく時間が僕は特に好きで。いろんな作品に参加させていただく中で、村上春樹さん原作の作品の時は特にその時間が多くて。悩み、皆で模索しながら進んでいく時間が僕は大好きですし、とてもかけがえのない時間だったと感じています。
――村上春樹作品と他の作品との違いはありますか?
村上春樹さんの原作、そして脚本の大江崇允さんが書かれた台本を読みましたが、その本を読んだ後と読む前とでは明らかに自分が違うような気がします。今までたくさんの本を読んできましたが、村上春樹さんの本は道筋が全く見えなくて。人が存在はしているのですが、その人自体が見えてくるまでにすごく時間を必要とする。演じる上ではより台本と向き合う時間が長くなり、特別なものになる感覚があります。
今作も、村上春樹さんの作品さんだからこそやってみたいという思いもありましたし、演出の井上(剛)監督と共にこの難解な本と向き合い、どう作品を作っていくかという作業を共にしたいなという思いでした。本当に特別な作品になりました。
彼が最終的にたどり着く場所を見たくなりました
――雲をつかむような物語という印象を持ちました。改めて、小村という人物をどのように受け止め演じられましたか。
まず、外側で起きていることと内側で起きていることがあまりマッチしないようにしようと思っていました。台本を読めば読むほど、小村さんはどうしてこんなことになってしまったのだろうと分からなくなるような感覚がありました。そこは監督、プロデューサーさんと共にお話しながら作っていきました。
小村さんに関して思うのは、彼が意思を持ち続ける人であったならば北海道までたどり着かないだろうと。そして彼自身、自分の内側にある感情というものに気付いていないのだと。ちゃんと痛みも感じているけれども、彼自身、内側と外側で起きていることの整理が出来ていないのだということがまず一番なのかなと。小村さんについて僕がつかみ切れていないとしても、彼もまた己自身の感情に気付いていない状態なので、それも小村さんという人物を表現する一つだろうと思いながら演じました。
――「こうだと言い切れる何かを見つけるために日々撮影していた」と拝見しました。今の思いをお聞かせください。
小村を演じ、そして1話を見て、僕自身、彼が最終的にたどり着く場所を見たくなったんですよね。彼が見た先にあるものを見たくなった。その思いになれたことが全てかなと思いますし、そこにたどり着けて本当に良かったです。
小村という人は、水が流れるかのように意思を持っていません。人間は意思を持っているはずですが、彼は地震が起きる前なのか、後なのか、何かが変化してしまったと思うんです。この変化が興味深く面白いと思いましたし、お芝居した中で少しでも表現できていればうれしいです。
自然体でいられる空間を大事にしています
――自分自身とも向き合い続けるような作品だったかと思います。岡田さんが自分らしくあるために大事にしているものはありますか?
僕は家がすごく好きなんです。一生懸命仕事をして、家に帰ってゆったりする時間が一番好きで。その生活を守れればもう何でもいいかなと思ってしまうくらい(笑)。
――場所や空間を大事にされるんですね。
空間はとても大事ですね。やはり人に会うとどこか緊張しますし、違う自分を見繕っている感じもあって。家に帰って、テレビや映画を見てゆったりしている時間が自然体でいられますし、一番大事にしています。
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