

恒松祐里、ロック画面で“復讐心”を蓄積「見るたびに気分が悪く…(笑)」倉悠貴も驚きの役作り秘話<ガンニバル2>

俳優の恒松祐里と倉悠貴が、毎週水曜に新エピソードを配信中の実写ドラマ「ガンニバル シーズン2」(ディズニープラス「スター」で独占配信)に出演。同作は、閉鎖的な供花村に渦巻く“人が喰われている”という疑惑と衝撃の真相に、主人公の警察官・阿川大悟(柳楽優弥)が立ち向かう人気コミックを実写化したもの。このほど本作のキーパーソンとなる後藤銀の若かりし頃を演じる恒松と、供花村にある来乃神神社の宮司・神山正宗の若かりし頃を演じる倉にインタビューを行い、過酷な撮影の舞台裏についてや撮影エピソードを語ってもらった。
2022年12月より配信されたシーズン1は、供花村に赴任した大悟が、“人を喰ってる”といううわさに踏み込み、村を支配する後藤家と対立、真実にたどり着こうとするところで幕が下ろされた。そしてシーズン2は、村に隠された全ての真実が明らかになる“完結編”だ。その中で第5話、第6話の「過去編」では、この物語が始まるきっかけとなった出来事が描かれている。
恒松「『あの作品に出演できるんだ!』っていう喜びがありましたね」
――シーズン2からの参加となりましたが、シーズン1をご覧になった感想は?
倉:いやぁ、圧倒的でした。第1話の1カット目から「こんな仕掛けをやってくるんだ!?」と。矢柴(俊博)さんの狂気に満ちたお芝居とか長回しとか、震えますよね。冒頭から引き込まれました。
恒松:私もシーズン1を拝見して、血生臭い世界に圧倒されました。出演が決まった時は「あの作品に出演できるんだ!」っていう喜びがありましたね。銀さんがどういう方だったのかを知りたくて、オファーを頂いてから原作の漫画を読んだら絶句するくらいすごい人物で。どういう人かを知ったことで、すごく挑戦しがいがあるなって思って、「ぜひやらせていただきたい」ということでお受けしました。
――「現代編」では倍賞美津子さんが演じている役でもありますし。
恒松:そうなんです! 倍賞さんの役の若い頃を演じるということで、倍賞さんが出演された映画とかもたくさん拝見して、その印象に銀の雰囲気、原作の漫画に登場する銀の雰囲気も合わせて撮影に臨みました。
――銀はシーズン1ではいきなりご遺体で登場して、後半に後藤家の中での特別な存在だということが見えてきました。ただ、結局ドラマではまだどんな過去があったのか描かれていなかったので謎多き人物ですね。
恒松:はい。私が演じる銀さんは、現代の銀さんの雰囲気とはまた違った感じなんです。すごく無垢に見えるところから始まり、徐々に変化していきます。本当の無垢なのか、計算された無垢なのか、不気味な一面も出てきて、どんどん外見も変わってきて、最終的には倍賞さんが演じた銀に髪の毛とかも近づけたりしました。見た目の変化に合わせて、声もちょっと低くしたりして、監督と相談しつつ、そういったグラデーション的な変化をつけていきました。
――倉さんが演じる正宗は、現代編で橋爪功さんが演じられる役ですね。
倉:はい。ただ、銀さんと違って、橋爪さんが演じる正宗はシーズン1には出てきてなくて、シーズン2から登場しているので、橋爪さんがどんな演技をされているのかをあまり聞かされていない状態で撮影しました。
倉「恒松さんが演じる銀との間柄を重要視していました」
――橋爪さんの演技を参考にされたわけではなかったんですね。
倉:銀のことを「銀しゃん」って呼ぶとか、か弱く正気を失った感じのイメージというのは聞いたので、そこは意識しました。恒松さんが演じる銀との間柄を重要視していました。
――銀も正宗も個性的な役ですが、どのように演じようと思いましたか?役作りも含めて。
恒松:漫画原作ですし、そこから全て始まっているので、漫画をたくさん読み込みました。銀は村人からも後藤家の人からも迫害されていたというか、すごく邪険にされている人物。漫画の中で、畑の肥料にするような人間の排泄物を村人たちから浴びせられるシーンがあって、それをドラマの撮影期間は携帯電話のロック画面にしていて、復讐(ふくしゅう)の気持ちを忘れないようにしていました。ロック画面を見るたびに胸糞悪くなり、「こいつらに復讐してやるんだ!」って思いながら半年間、携帯電話を見るたびに復讐心を蓄積していました(笑)。
倉:すごいね!
恒松:携帯電話って毎日見るじゃないですか。だから毎日見るたびに「もう!」って感じで気分が悪くなっていました(笑)。
倉:その役作りは初めて聞きました。ロック画面に…。言ってくれたら僕もやったのに(笑)。
恒松:えっ? 何を待ち受けにするの? 私の顔?(笑)
倉:そう、それで毎日「銀しゃん」って。でも、待ち受け画面を恒松さんにしているのを見られたら誤解されそうですね(笑)。
――では、倉さんの役作りは?
倉:準備することが多かったです。岡山の方言というのもそうですし、「過去編」ということで昔の言葉をしゃべりますし、正直せりふが難しかったです。毎日毎日音声を聞きながらせりふを覚えていました。シーズン1に出てくる人たちは全員、岡山弁がめちゃくちゃうまかったので負けられないというか、ちゃんとせりふを入れないといけないなと思ってすごく練習しました。
恒松:方言って慣れないと難しいですよね。
倉:あと、正宗って原作の漫画だと心から純粋なすごくいいヤツに見えるんですけど、ドラマの脚本だと、すごくいいヤツという感じであるんですけど、少し狂気じみていて、一人だけ違う方向にどんどん進んでいく。客観的に見るとすごく嫌なヤツに見えてしまうので、いいヤツに見えるための説得力みたいなのを表現するのがすごく難しかったですね。
恒松:確かに、正宗を演じるのは難しそう。倉くん自体がすごくいい子で真っすぐな方なので、倉くんが演じるからこそ正宗が素直で純朴でという雰囲気に見えているのかなと思いながら拝見していました。実際に映像で見てもそうでしたね。
倉「撮影に関しての大変さというと“寒さ”が大きかった」
――シーズン1もそうでしたが、シーズン2も見るからに撮影が大変そうですね。
恒松:本当に大変でした。「過去編」が冬に撮影していて、雪がすごかったんです。現代のように厚手のコートとか着ているわけではないので、着物だとやっぱり寒さが厳しくて過酷でしたね。
倉:着ている服もそうですが、履き物も防寒に向いてない草履だったので、寒さがダイレクトに伝わって(笑)。雪が降る中、足元の悪い岩場を歩いたりするんです。さらにアクションもあって、撮影に関しての大変さというと“寒さ”が大きかったかなと。
恒松:でも、あの寒さの中、雪が積もる中で撮影したからこそ、独特の世界観が生み出せたと思いますし、完成した作品を観てもきれいですよね。
恒松「便乗している感じが逆に怖いなと」
――人間の狂気を描いたサイコスリラー作品ということで、人間関係の怖さ、グロテスクな描写の怖さなど、いろんな怖い要素がありますが、お二人はこの作品の中で何が「怖い」と思いましたか?
恒松:「現代編」で村民と後藤家で争っていたり、存在自体を恐れていたりしてますよね。子どもがさらわれたとか、子どもを喰ってるといううわさがあって不信感を抱いていて、みんなモヤモヤしていると思うんです。
でも、そのモヤモヤ、復讐の気持ちって、自分が当事者というより、若い頃の銀とか正宗の時代に当事者がいて、それが孫の代まで続いちゃっているから“よく分からないけど後藤家を嫌っている”みたいな感じだと思うんです。「親が恨んでるから、じゃあ私も恨む」と便乗している感じが逆に怖いなと思います。「それって自分の意思? 本当に後藤家が嫌いだから恨んでるの?」と聞きたくなります。
倉:確かに。真相は分かってないけど、小さい頃から親に聞かされてきて、そう思い込んでいるみたいなところはあるのかも。
恒松:それは「ガンニバル」に限らず、現代社会にも通じるものがありますよね。例えば、SNSなどで「みんながそう言ってるから、私も嫌い」とか。ちゃんと話し合ったら分かることもあると思うけど、そういうことはせずに“負の連鎖”というか、恨みの気持ちが解消されないまま、それに対して誰も向き合おうとしていないという。それがすごく怖いなと感じました。
倉:僕も同じですね。やっぱり負の連鎖を断ち切れず、よく分からないままモヤモヤした感情だけが続いているという状況が怖いです。あとは、ホラーチックな部分もあるので、ストレートにそういうシーンは怖いなと思いました。シーズン1を見ていて、“あの人”が登場するシーンとかめちゃくちゃ怖いなって思いましたから。あの巨体で鎌を振りかざしてきたら普通は命を落としますよ。
恒松:間違いない。大悟の精神力とか強過ぎるよね。
――最後に、「過去編」を含めて、見どころを教えてください。
倉:僕らが出ている「過去編」は第5、6話になります。一つのスピンオフとして物語がまた作れるんじゃないのかというくらい濃密さがあります。今の供花村になった原点的なエピソードなので、「なぜ供花村がそうなったのか」とか「ガンニバル」のエピソード0のような感じで注目して見てもらいたいです。
恒松:シーズン1は序章というか、供花村がすごく居心地悪くてぬめっとした雰囲気ということだけが分かっている状態だったと思うのですが、シーズン2では「どうしてそうなってしまったか」というのが分かりますし、より物語が濃厚になっていて、すごく愛の物語によりなっていると思うんです。
シーズン1でも大悟の家族の愛が描かれていましたが、シーズン2ではさらに多くの人たちの愛、「この人はこの人を守りたい」といういろんな矢印が見えて、そのために行動に移し、それがうまくいかずに今の形になっていったという“始まりの物語”。その切なさや報われない愛を観ていただきたいです。
◆取材・文=田中隆信
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