映画『花まんま』完成報告会見に登壇した(左より)前田哲監督、鈴木亮平、有村架純(C)2025「花まんま」製作委員会

鈴木亮平&有村架純、初共演で兄妹役も息ぴったり「驚くほど初日から兄妹感を感じられて相性が良かった」 映画『花まんな』完成報告会見

2025.03.31 19:57
提供:Deview

 映画『花まんま』(4月25日公開/配給:東映)の完成報告会見が31日、東京フォーラムにて行われ、鈴木亮平と有村架純、前田哲監督が登壇した。

 2005年、第133回直木賞を受賞した短編集『花まんま』(文春文庫)は、記憶の濃淡を丁寧に語り分けながら、人間の哀しさや温かさを繊細に織り込む巧みな筆致で評価される作家・朱川湊人の代表作で、ある兄妹の不思議な体験を描いた物語。

 早逝した両親と交わした「兄貴はどんな時も妹を守るんや」という約束を胸に、たった一人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・俊樹を演じるのは、日本のみならず、国際的にも評価されている鈴木亮平。まもなくの結婚を控えながら、ある“秘密”を抱えている妹・フミ子を、今や“国民的俳優”とも評される有村架純が演じる。鈴木・有村の二人が兄妹役として初共演を果たし、監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『そして、バトンは渡された』などコメディから感動作まで幅広い表現力を併せ持つヒットメーカー前田哲監督が手掛ける。

 完成披露試写会に登壇した鈴木は、「今日は皆さんお集まりいただきありがとうございます。どの世代が観ても感動できるとても良い映画ができたと思います。今日は僕もこの空間を楽しみたいと思って来ました」と述べ、有村は「亮平さんが演じる兄やんと兄妹ができたことをとっても幸せに思います」と挨拶。

 脚本を読んだ時の感想について、鈴木は「初めて脚本を読んだ時は、関西弁で言うと『これは感動するやろ!』と思いました。この作品は兄妹愛の物語だけではなく、亡くなった大切な人への想いや、遺された人たちがどう痛みを乗り越えていくかという、広いテーマが込められています。そうした色んなメッセージが受け取れる部分が一番好きです。それから関西人はつい笑いにしようとする部分がありますが、その中からどうしても溢れ出してしまう瞬間や思いが表現されていて、関西を舞台にした意味のある作品だと思いました」と、この作品ならではの魅力を熱く語った。

 有村は「とっても懐かしい気持ちになって、どこかクスッと笑える、また新しい作品ができるんじゃないかなと思って参加しました。自分自身の過去を振り返られる作品であり、自分の家族や兄弟と過ごしてきた時間や、そんな家族と離れて暮らして自分が10何年間やれてきたんだなということを回想するような脚本でした。それから、鈴鹿(央士)くんの演じる太郎はカラスと話せるなど、個性あふれるキャラクターが登場しています。それによって、この作品のファンタジー要素も違和感を持つことなく、“花まんま“という世界に入り込むことができると思いました」と明かす。

 完成した作品を観た感想については、鈴木が「驚くほど初日から兄妹感を感じられて、相性が良かったと思います」と明かすと、有村も「私も思っています!」と賛同。鈴木は続けて「関西弁が大きかったです。東京だと遠慮するところを、関西弁だと壁を悠々と乗り越えられる特殊な言語だと思いました。有村さんとだから自然とできたと思います」と関西弁のおかげもあって自然なやりとりができたそう。有村は「ただいま、といいたくなる空気感で、初日から壁を感じることなく、そこに“兄やん”として佇んでくださっていたので、こちらもリラックスして色んな感情を引き出していただきました」と現場の和やかな雰囲気を明かしていた。さらに前田監督が「お二人は前世では兄妹だったと思います。リラックスされて壁がなかったので、仲良しすぎるから壁をつくろうとしていました」とジョークを飛ばすと、鈴木が「なんでそんなことするんですか(笑)。緊張しすぎですよ!」とツッコむやりとりも垣間見え、会場を和ませていた。

 さらに、役柄を演じて特に意識したことについて、鈴木は「大きく二つあります。一つは、現実的な兄妹の関係をつくりたいということです。誇張した大阪の兄弟になりすぎないように、大阪の人たちが観た時にリアルだと思ってもらえる兄妹の関係性を目指しました。二つ目は、加藤俊樹のキャラクターについてです。両親を亡くして妹を育ててきたという立派な兄でもありますが、“THE・良いお兄ちゃん”ではなく、“妹を一人で育てられた俺!”という自分勝手な人間にすることで、妹への愛が引き立つのではないかと意識しました」と明かすと、有村は「兄やんやもう一つの家族・繁田家の皆さんとの距離感を整理しながら、フミ子には別の女性の記憶があることについて考える部分がありました。別の女性の記憶は、フミ子にとって小さい頃から共存している感覚なので、フミ子の人生はフミ子の人生として、けれど心に人がいるという感覚を意識していました」とそれぞれの役作りについて明かした。

 共演して初めてわかったお互いの魅力については、鈴木は「有村さんはすごく自然体なところが魅力的だと思いました。テレビで観る姿とお会いした時の印象が変わりませんでした。親しみやすくて自然体な方でで、柔らかいけれどブレない芯を持っているところがフミ子にピッタリだと思いました」とコメント。有村は「現場に入る前は緊張するような場所でお会いする機会が多かったです。現場で会ってみると、良い意味で普通のお兄さんでいてくださいました。元々は実直で職人気質な印象でしたが、そういう印象をひっくり返してくれるような、人間味のあるお茶目な一面も持っている方だと思いました。色んな人を信用して現場をつくっていく方だと思いました」と、鈴木の意外な一面について語った。それを受けて鈴木は「お箸を落としたりとか毎日のことなので、むしろそういう感じですね(笑)」と明かすと、有村は「手の力が入りすぎちゃっているんですかね(笑)」とフォローするなど、鈴木の力加減が調整できない悩みについて仲良さそうなやりとりを見せていた。

 続いて、マスコミからの質疑になり、関西でつくった映画ならではの魅力について聞かれると、鈴木は「オール阪神巨人がでていることじゃないでしょうか(笑)」と返すと会場から笑いが巻き起こる。「面白い話をたくさんしていただいて、ギャグも伝授してくれました」と打ち明け、前田監督と共に伝授されたギャグを披露して笑いをとっていた。有村は「(関西ロケで)いろんな場所で撮影しているときに声をかけてくださって、壁を取っ払ってくれる空気間の中でいられたのはとても助かりました」と撮影中のエピソードを振り返った。

 また、お互いが役を演じる上で助け合ったエピソードについては、鈴木が「僕も妹がいますし、有村さんも妹なので、リアルな兄妹感を出したいということや、テンポ感もリアルな関西のノリでいきたいよね、といったことを話し合いました」と話し、続いて有村は「役者以外のお仕事のことや、作品に入る前に監督やプロデューサーさんを交えて打合せをするのか、といった取り組み方についてお話しをお聞きしました」と勉強熱心な一面を見せていた。また鈴木は「意外と僕たち二人のシーンが少ない中で、結婚式の時に本当に自分を兄だと思ってもらえるか、フミ子も僕の顔を見たその瞬間にこれまで育ててきたいろんな記憶がフラッシュバックするのか、ということを想像していました。具体的な話し合いよりも、お互いに心の繋がりを持てるかということを大切にしました」と有村とのコミュニケーションの取り方について語っていた。

 さらに、披露宴でのクライマックスのスピーチについて鈴木、有村、前田監督へ質問があり、鈴木は「スピーチの内容は、映画のクライマックスでもあり、元々の脚本に書かれていたものもすばらしかったのですが、疑似体験した鈴木亮平が何を思うのかというところを生々しく表現したいと思い、監督と脚本家に僕も入らせてもらって何度も作り直しながら完成させました。監督とプロデューサーが、撮影してきて感じたことを言葉にしましょうと提案してくれて、役者を信用してくださった気持ちがとても嬉しかったです」とスピーチの内容を変更した際のやりとりを振り返り、監督たちに感謝の意を表していた。さらに「笑いを入れたいと思いました。関西独特のマジメなことを言ったらダサイという絶妙な感じや、皆の前に出てきたときに俊樹がどう思うかをその場で入れたいと思っていました」とスピーチ内容へのこだわりを明かした。そのスピーチのシーンについて、有村は「スピーチの新しいセリフの部分を頂いた時に、あまり見ないようにしていました。本番を迎えて、私たちって頑張って生きてきたんだな、とか、ないはずの思い出がちゃんとイメージとして湧いてきました。神様が宿ってくれたようなシーンになったと思います」と特別なシーンになったことを語った。

 そして最後に、有村は「春の季節にぴったりのあたたかい作品ができたと思います。見終わったあとに家族や大切な人に会いたいな、連絡したいなと思える作品だと思います。年齢を問わず多くの方に観ていただきたいです」と述べ、鈴木は「『花まんま』はファンタジー要素があるからこそ、現実の愛を感じられる、まさに芸術はこういうことじゃないかと思う作品です。花がたくさん咲く時期の公開で、季節的にもぴったりな作品だと思います」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。

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