

羽谷勝太、「海に眠るダイヤモンド」撮影のためにプライベートで軍艦島に『自分ができることは精一杯やりたい』

登録者186万人超YouTuber「あめんぼぷらす」としても活躍する一方で、日曜劇場「下剋上球児」(2023年、TBS系)や「海に眠るダイヤモンド」(2024年、TBS系)、「君とゆきて咲く~新選組青春録~」(2024年、テレビ朝日系)など、俳優としても話題作への出演が続く羽谷勝太。そんな羽谷が、自身として初めてカレンダーを発売する。WEBザテレビジョンでは、羽谷に、カレンダーの出来栄えについてや俳優としての目標などを聞いた。
自分でも知らなかった"羽谷勝太"に出会った撮影
――完成したカレンダーをご自身で見て、いかがですか?
自分が想像していた以上にすごくいいものが出来上がったなと思います。僕は写真を撮られるということに未熟な部分も多く、”いい”瞬間ってきっと多くはないと思うんですが、カメラマンの横山マサトさんはその瞬間を全部収めていてくれて。自分で見ても「こんないい顔していたんだな」と思いました。逆立ちしているカットとかすごく”いい”瞬間じゃないですか? めちゃくちゃ大満足のカレンダーになりました。
――最初にカレンダーを作るということが決まったとき、「こういうカレンダーにしたい」とか「こういう写真を撮りたい」といったイメージは何かありましたか?
いろいろ考えたんですが、決めきれなくて。あまりイメージが定まらないまま撮影の日を迎えたんです。でも、スタイリストさんが素敵な衣装を用意してくれて、ヘアメイクさんが素敵なメイクをしてくれて、それでカメラの前に立ったら、自然と今まで自分が出会ったことのない感情に出会って。新しい自分を見つけられたような感覚で、すごく楽しく撮影できました。僕も新しい自分に出会ったし、見た人も知らなかった僕に出会ってほしいなという意味を込めて、後付けではありますが「会」というテーマにしました。
――撮影を通してご自身も知らない自分に出会えたというのが素敵ですね。
はい。だから僕にとってもすごく印象深い撮影になりました。風船ガムを使った撮影のときはカメラマンさんに「映画の『ジョーカー』っぽい」と言っていただいて。でもジョーカーってどんな感情なのかわからないじゃないですか。でもメイクと衣装を身に纏ったら、僕にとっての“ぶっ飛んだ感情”みたいなものに自然となれて。別カットで、セットアップのジャケットを着たらビシッとした気持ちになりましたし、逆立ちのカットでは自然とやんちゃな僕が出てきた。そうやって皆さんに導いてもらいました。
――中でも特に気に入っているカットやスタイルはありますか?
2つ言ってもいいですか?
――もちろんです。
1つ目は屋上で撮った4月の写真。衣装が真っ白だということもあって、“何にも染まっていない自分”みたいな気持ちになって、心が柔らかい状態で撮影ができたんです。かなり繊細になっていたんだと思います。
――その柔らかい状態になれたのは衣装が真っ白だったから?
それだけじゃなくて、いろんな条件が重なったんですよ。見てもらったらわかる通り、雲ひとつない快晴で、風もちょっとあって。風も感じるし、快晴も感じるし、衣装は白だし、野外だし。いろいろな条件が重なった結果、何にでもなれるまっさらな、子供みたいな状態になれました。どんな写真が上がってくるのか一番楽しみだったのもこのシチュエーションのカットだったかも。現場では自分でも何をしているかわからない…というか、ただただ柔らかい状態だったので。ある意味、無我夢中になれた撮影だったのかなと思います。
――ではもう一つは?
セットアップを着ているカット。この写真を見たとき、自分で「意外と男らしい男の顔してるな」って思ったんですよ…って自分で言うの恥ずかしいですけど。逆にセーターのカットは最初の撮影だったので緊張していて。それもそれでまたいいなと思います。本当にいろんな表情を捉えていただいたなと思います。
お芝居と通ずるものがあると感じた
――写真を撮られるのは、映像の撮影とはまた違いますか?
最初は「お芝居は相手に引き出されるものがたくさんあるけど、写真撮影は自分で全て作らないといけないから難しいな」と思っていました。だから緊張もしていましたし。でも実際に撮影が始まってみると、衣装やメイクから引き出されるものがあったし、カメラマンさんが作ってくださる空気で自然に表情が生まれた。そう考えると、写真撮影もお芝居に通ずるものがあると感じました。なんなら後半はもう皆さんに任せようと思って、他力本願でしたもん(笑)。
――撮影は楽しかったですか?
めっちゃ楽しかったです。撮影が終わったときには「もうちょっと撮影したかった」って、
思いました。
――そうやって完成したカレンダーですが、ファンの方にはどのように楽しんでもらいたいと思っていますか?
どの写真もきっと1カ月くらい飾られるだろうと思うので、僕の表情を見て「これはどういう表情なんだろう」とか「このときは何を考えていたんだろう」と考えてくれたら楽しいのかなと思います。予定はあまり書きこんでほしくないなぁ(笑)。僕の顔は見えるようにしておいてほしいな。書き込むのはすごく大事な予定にしてもらえるとうれしいです(笑)。
――カレンダーの発売を記念して、お渡しイベントも開催されます。ファンの方と直接会えるイベントですが、そこにはどのような思いがありますか?※取材はイベント開催前に実施
すごく楽しみですけど、僕個人でファンの方と会うというイベントは初めてなので、緊張もします。僕、意外と臆病な部分があって、初めてのことに対しては「うまくいくのかな」と色々考えちゃうこともあります。でも、「だったら楽しくするためにはどうしよう」って、臆病だからこそそういう準備ができる自分もいて。そんな性格も活かして、楽しいイベントにできたらなと思っています。直接ファンの人に会えるというのはSNSでコメントをもらうのとはまた違う。直接会って声をかけてもらえるとすごく勇気になるし「また頑張ろう」と思えるので、皆さんに会えるのが楽しみです。
ワクワクを楽しめるようになった
――羽谷さんは2023年10月に「下剋上球児」で初テレビドラマ出演。お芝居自体も始めてまた2年経っていないと思いますが、お芝居を始めた頃と今とで、お芝居の楽しさや面白さは変化していますか?
はい。始めた頃は自分の中で「これをしなきゃ」って、固定観念にとらわれてしまっていましたが、今は、現場ではまっさらな状態で挑めるように準備しています。だからこそ、先ほど話した青空のカットのような心の状態で、相手との間に何が生まれるのかというそのワクワクを楽しめるようになりました。自分が何かアクションを仕掛けたらどう返ってくるんだろうと考える、その時間がすごく楽しいです。
――「準備」という言葉が出てきましたが、「下剋上球児」では原作のモデルになった方にもご自身でお話を聞きにいったそうですね。羽谷さんがそこまで準備を入念にするのはどうしてなのでしょうか?
僕は何事も準備を無くして物事が上手く進むとは思っていなくて。突き詰めた準備があるから現場で、想像の世界で自由になれるんだと思います。だから作品に携わる以上、僕の中ではリサーチは絶対です。作品や役にまつわる書物があれば読みまくるし、「海に眠るダイヤモンド」のときは日帰りで軍艦島にも行きました。
――それはドラマのスタッフさんたちと一緒にとかではなく、完全にプライベートで?
はい。自分で行きました。軍艦島を見て、軍艦島にまつわるミュージアムや原爆資料館にも行って。見ている人にそれが伝わるかはわからないですけど、やる以上は自分ができることは精一杯やりたいんです。
――それにしても、日帰りで軍艦島って相当大変ですよね。
はい。たぶん人生で一番移動した日だと思います(笑)。事前に全部リサーチして、どのコースで行けば行きたい場所を回れるかを考えて。すごくカツカツのスケジュールでしたけど、ちゃんぽんだけは食べました(笑)。本当にすごく勉強になりました。
――そうやっていろんなことを知るということ自体も楽しんでいるんですね。
はい。今まで自分が触れてこなかったこともたくさんあるので、そういうことを知ることができるのもすごく楽しいです。
塚原監督との出会いで、自分の変化が楽しみになった
――今回のカレンダーのテーマが「会」とのことなので、出会いについても聞かせてください。羽谷さんは「憧れの俳優」として鈴木亮平さんを公言されていますが、それは共演する前からなのでしょうか?
はい。亮平さんって、どの作品でも「役として」というよりも、その人間として生きている感じがするんですよね。作品を通して伝えたいメッセージも、いつも僕にストンって入ってきて。もちろんどの作品を見ても励まされますし。僕もそういう俳優さんになりたい。そのために僕ができることはまずは準備だと思うので、準備含めてできることは全部やって、その役を生きることができたら…見ている人の多く、ではなくとも、その役と現状が似ている人に少しでも刺さってくれるのではないかと。そういうお芝居をしたいです。
――そのほかに、これまでの出会いの中で特にご自身に影響を与えたなと思う人やものとの出会いを挙げるなら?
「下剋上球児」「海に眠るダイヤモンド」でご一緒した塚原あゆ子監督。塚原監督は、お芝居をするうえでの俳優の人間性もすごく大事にしてくれるんです。だからこの先、演技的な実力だけでなく、本質的な部分がどう変わっていくのかもすごく楽しみになりました。そう思えるようになったのは塚原さんと出会ったおかげです。
――では最後に。カレンダーが2025年4月からということで、2025年度のお仕事での目標を教えてください。
本当に一歩一歩だと思っています。大きな役を勝ち取るとか、賞を獲りたいとか、そういう目標ももちろんありますが、足元を見失わないということが一番大事なこと。だからとにかく一歩一歩、一つ一つの作品を丁寧に作っていきたいです。
――プライベートでやりたいことは?
絵を描くことが好きなので、いろんな絵を描いてみたいなと思っています。今描いているのは模写なんですけど、いろいろな画材を使って、いろんな絵を描いてみたい。描いてみたいのはファンタジーな絵。例えば象を描くにしても、「宇宙に象がいたらどうなるんだろう」とか、そういう想像を膨らませて描きたいです。
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