「舞台『魔道祖師』邂逅編」にて主人公・魏無羨演じる金子隼也にインタビューを実施

金子隼也、初舞台&初主演で奮闘 大好きな音楽も一時お預け「セリフが飛んじゃうんじゃないかと」<舞台『魔道祖師』邂逅編>

2025.03.28 10:00
「舞台『魔道祖師』邂逅編」にて主人公・魏無羨演じる金子隼也にインタビューを実施

「舞台『魔道祖師』邂逅編」が、3月22日より東京・シアターHにて上演中。そして4月4日(金)からは京都・京都劇場にて開幕する。原作は、中国のオンライン小説サイトにて連載されたBLファンタジー小説『魔道祖師』。漫画、アニメ、実写ドラマなど様々なメディアミックスを展開し、ついに世界初のコンテンツとなる舞台化が決定した。WEBザテレビジョンでは、そんな本舞台で主人公・魏無羨演じる金子隼也にインタビューを実施。初舞台となる本作への意気込みや難しさ、期待することなどをたっぷりきいた。

“生で芝居を見せる”ということに興味も、初舞台の心境は?

――まず、舞台『魔道祖師』邂逅編に出演が決まったときの心境を教えてください。

少し前にマネージャーさんに、「舞台に興味があって、挑戦してみたいです」という話をしていたんです。そこからあまり期間があかないうちに決まったので、うれしい気持ちと同時に驚きもありました。しかもまさか主演だなんて。初めての舞台で主演をさせていただくということに不安もありましたし、いろいろな気持ちが錯綜していました。

――「舞台に挑戦してみたい」と思っていたのは、どうしてだったのでしょう?

生でお客様にお芝居を見ていただくということに興味が湧いて。シーンを繰り返す稽古を重ねていく中での発見もあるだろうし、俳優として成長できるかなと思っていました。

――実際に現在は絶賛お稽古中だと思いますが(※取材は3月上旬に実施)、いかがですか?

映像と違って、動き一つにしても“ステージ上でこの向きで芝居をするとこっちのお客様には見えない”といったことがある。初歩的なことかもしれないですが、そういうことを一つひとつ学ばせていただいていて、すごくありがたいです。

――初舞台ですが、何かいつもとは違う準備をしたりは?

原作の小説を読み、アニメを見ました。「舞台だから」といつもと違うことをするのではなく、普段通りに稽古に入りました。

魏無羨との共通点はゼロ?「“今日すごいしゃべったな”と思う日の8割がセリフ」

――原作を読まれたということですが、『魔道祖師』の魅力を、金子さんはどのように感じましたか?

僕が演じる魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は、自由奔放で、周りのキャラクターを惑わせることもあるのですが、それが故に、他のキャラクターを引き立たせる部分もあるんですよね。ストーリーはもちろん、キャラクターがすごく魅力的だなと感じました。実は……原作にハマってしまって、今2周目に突入しています(笑)。

――『魔道祖師』初の舞台化となる本作の脚本を読んだ印象を教えてください。

「ずっとしゃべってるな」と思いました。魏無羨は今まで演じてきた役の中で一番しゃべっているし、僕自身、プライベートでも多くしゃべるタイプではないので、最近「なんか今日すごいしゃべったな」と思う日は、そのうちの8割がセリフです(笑)。そんな脚本だったので、稽古が始まってすぐはセリフを覚えることに必死だったんですが、徐々に「ここはこう動いてみよう」と芝居しながら考えていけるようになって。少しずつ稽古を楽しめるようになってきました。

――そんな“ずっとしゃべっている”魏無羨ですが、どのような人物で、どのように演じたいと思っていますか?

自由奔放で、周りを巻き込んだり惑わせたりしていますけど、ちゃんと自分の中には核があるキャラクターなのかなと思っています。自由に動いているように見えて、実は計算しているところもあるだろうし。そういう意味では演じていてすごく面白いです。その両面がしっかり見せられるように、もっともっと理解を深めていきたいと思っているところです。

――先ほどご自身はプライベートでこんなにしゃべらないという発言もありましたが、何かご自身との共通点はありますか?

いや、本当に真逆です。でも真逆だからこそ、演じていて楽しいのかなと思います。

――演じている間、プライベートで役に引きずられるタイプの俳優さんもいらっしゃいますが、金子さんはどうですか?

僕は全然ないですね。稽古が終わったら「よし、終わった」と思って静かになります(笑)。そこはもしかしたら意識的に切り替えているところもあるのかもしれないです。

吸収することだらけの毎日…「飽きさせない工夫は、舞台ならでは」

――本作の演出は伊勢直弘さん。伊勢さんの演出はいかがですか?

本当に舞台について右も左もわからない状態で入らせていただいので、優しく丁寧に教えてくださってありがたいです。だからといって、全てを伊勢さん頼りにするのではなく、自分でも考えなければと動いています。自分が考えたものを伊勢さんにお見せして、そこから一緒にディスカッションしてより良いものを作っていこうというスタンスを取らせていただいているので、日々、勉強させていただいております。

――伊勢さんから言われた言葉で印象的なものがあれば教えてください。

それこそ「自分で考えているからこそ、楽しくなってきたでしょ?」と言われて。この楽しさは、自分で考えているからこそ生まれるものなんだと思ったら、考えることをやめちゃいけないなと思いました。それは舞台に限らず、どの作品でもお芝居をするうえで考え続けることは大事なんだなと改めて感じました。

――ちなみに楽しくなってきたタイミングはいつ頃ですか?

セリフに追われずに、そのシーンを自然にしゃべりながら演じられるようになってきてからですね。本当にずっとしゃべっているキャラクターなので、“自然に”ということはものすごく大切だし、それがこの物語の核でもある。それに畳みかけてしゃべれるようになると、セリフに追われず動きたいように動けるようにもなって。そういう場面が増えてから楽しくなってきました。

――カンパニーはどんな雰囲気ですか?

皆さんめちゃくちゃ優しいです。ちょっとした休憩時間にも気さくに声をかけてくださったり、「ここ、こうしてみたら?」とアドバイスをくださったりして。最初は緊張していたんですが、優しい皆さんに囲まれて、最近はのびのびさせていただいてます。稽古が僕一人の日もあるので、皆さんがいる日はうれしいですね。

――本作では殺陣もあるそうですが、殺陣の経験は?

映像作品で少しやったことはありますが、がっつりやるのは初めてです。今のところは楽しいですが、衣裳を着てみたらまた変わりますよね……。でも衣裳を着てやるからこそきれいに見えるところもあるだろうし、細かいところまでこだわって見せられるようになりたいなと思っています。

――冒頭で、「動き一つにしても“ステージ上でこの向きで芝居をするとこっちのお客様には見えない”といったことがある」と物理的な発見について教えてくださいましたが、舞台だからこその面白さや難しさを、現時点でどのように感じていますか?

しゃべるシーンにしても、ずっと同じところに立っていたらお客様は飽きてしまうだろうから、動きを入れないといけない。そういった工夫は、舞台ならではの大切にしないといけないところだなと思いました。

――“ずっと全景が見られている”という状態は、映像ではないですもんね。

はい。伊勢さんが、他の方に言っているアドバイスも聞いて「これは自分に反映できそうだな」と思ったら、それを取り入れたりして。今はちょっとずつ「ここでこう動いたら面白いかな」というのを理解してきているところです。

――本当に吸収することだらけですね。

稽古で吸収して、家に帰ってからそれを反芻して「ここはこうしようかな」って考えて、それを次の日の稽古に持っていって……という毎日です。稽古が始まって1週間くらいはものすごく大変でしたが、徐々にそれが舞台の面白さでもあると気づき始めました。自分が初めて出演する舞台がこの作品で良かったと思いますし、公演が終わったときにもそう思えたらいいなと思っています。

推しキャラの話題に「だんだん安藤くんもかわいく思えて…」

――今作は東京と京都で公演がありますが、上演期間中に楽しみなことはありますか?

カンパニーの皆さんとご飯に行きたいなと思っています。また公演を重ねるたびに新しい発見もあると思うので、そういうものを生かして、何公演も観にきてくださる方にも楽しんでいただけるようにしていきたいなと思っています。とはいえ、開幕までにしっかり仕上げないといけないので、まずは頑張って稽古します。

――では、改めて舞台『魔道祖師』邂逅編の見どころを教えてください。

『魔道祖師』という作品自体がものすごく魅力溢れる作品ですし、それぞれのキャラクターも魅力的。舞台化は初の試みなので、『魔道祖師』という作品を知っている方にはより作品の魅力が伝わるような、かつ、『魔道祖師』の世界に触れたことがない方にも楽しんでいただけるような舞台になるように心がけているので、楽しみにしていてください。僕が演じる魏無羨が、周りをかき乱しながら自由奔放に動いている姿も楽しんでいただけたらうれしいです。“推し”のキャラクターを見つけてもらうとより楽しくなるんじゃないかな。

――ちなみに金子さんの、推しのキャラクターは?

魏無羨以外だと、(廣瀬)智紀さんが演じる藍忘機と、安藤(夢叶)くんが演じる藍思追(ラン・スージュイ)。藍思追はとにかくかわいいんですよね。原作でもアニメでもかわいいですが、安藤くんが演じる藍思追もかわいくて。稽古を重ねていくうちに、安藤くんもかわいく思えてきました(笑)。

理想は「大河ドラマや朝ドラに出る俳優になること」

――俳優としての成長を期待して初の舞台に挑まれていると思いますが、本公演が終わったときにどんなご自身になっていたいと思っていますか?

目には見えない抽象的なものですけど、俳優としてもう一つ階段を登れていたらいいなと思います。実際に公演が終わったときに、「こういうふうに変化しました、成長しました」と言語化できるような変化ができていたらいいなと思います。

――年々出演作も増えてきていますが、俳優としての現在地を、ご自身ではどう感じていますか?

全然まだ、スタートラインに立てたくらいです。まだまだだなと思うことがたくさんあるので、それを一つひとつ自分のなかで昇華して階段を登っていけたらと思っています。

――昨年は「パーフェクトプロポーズ」が話題になるなど、知名度も一気に上がったと思いますが、それでもまだスタートライン?

そうですね。「パーフェクトプロポーズ」をきっかけに僕を知ってくださった方もいるのですが、理想とするものに近付いているかを考えると、まだまだスタートラインです。

――その理想とするものというのは?

大河ドラマや朝ドラ(連続テレビ小説)に出る俳優になることです。そのためには、もっともっと努力しなきゃいけないし、そのために舞台も映画もドラマもやらせていただきたいし、幅広く、でも焦らずマイペースに積み重ねていけたらと思っています。

――ちなみに金子さんはInstagramのストーリーで毎日「今日の一曲」としてさまざまな音楽を紹介されていますが、あれは、音楽をインプットする意味合いが大きいですか? それともリフレッシュ?

あまり考えていなんですけど(笑)、仕事に繋がったらうれしいなという気持ちもありつつ、どちらかといえば、仕事から一歩離れる時間でもあるのかな。何か仕事に繋がったらうれしいですが、繋がらなくても、気楽に過ごす時間になっています。

――音楽に限らず、最近ハマっているカルチャーを教えてください。

最近はもうずっとTOMORROW X TOGETHERですね。寝る前に必ず1回は、YouTubeでMVやライブ映像を見ています。でも、正直なところ舞台の稽古が始まってからはあまり音楽を聴く余裕がなくて。音楽に集中していると、「セリフが飛んじゃうんじゃないか」とか不安になっちゃうんです。今はそういう自分のなかの不安材料を一つひとつ消しているところです。この不安が、最終的に全部「楽しい」に変わればいいなと思うし、楽しめたらキャラクターをもっと深堀できるかなと思うので、今はとにかく舞台に集中する期間として頑張ります!

◆取材・文=小林千絵/ヘアメイク=寺田さとみ/スタイリスト=MASAYA(PLY)

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