節分の日に出会ったのは…

節分の日、草陰から顔を出したのは”赤鬼”と”青鬼”…絶体絶命と思いきや、予想外の結末が「仲良しで嬉しい」と話題に【漫画】

2025.03.21 18:30
節分の日に出会ったのは…

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回はezikokoさんの漫画「うさおはすてきに暮らしたい」より、「節分の来訪者」をご紹介。

本シリーズは、うさぎの”うさお”とカエルの”グニちゃん”の日常を描く漫画。可愛らしいキャラクターと、心温まるショートストーリーで人気を集めている。

作者であるezikokoさんが2月2日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1,900件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではezikokoさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。

節分の日、草陰から現れたのは”赤鬼”…

うさおとグニちゃんは「くるかな」「今年も」と話しながら、豆を持って玄関の扉を開ける。意を決して「ふくはーっうちーっ」と豆まきを始めた。そしてうさおが「おにはー!?」と言いかけると、草陰から”赤鬼”が顔を出した。実は今回現れた赤鬼は、昨年の作品「鬼は…」にも出演している。節分の日に現れ、一緒に恵方巻を食べた経緯があったのだ。うさおとグニちゃんが「くるかな」と話していたのは、赤鬼のことだったのだ。そして今年はさらに赤鬼の隣から、小さな”青鬼”も顔を出す。その年の節分では、うさおとグニちゃんと赤鬼の弟・青鬼も加わって仲良く恵方巻きを食べたのだった。

本作を投稿したX(旧Twitter)には「みんなで仲良く食べてるの、和みます」「一緒に恵方巻食べられてよかったね!」「仲良しで嬉しい」「可愛過ぎる」「鬼も福もうちでいいね」などのコメントが寄せられている。

「あえて言葉に頼らないことで、うさおとグニちゃんの柔らかい関係性を表現したい」作者・ezikokoさんに漫画へのこだわりをインタビュー

――本シリーズを創作したきっかけや理由があればお教えください。

アイデアが浮かんだのは、会社を辞めた直後に訪れた金沢旅行の帰り道でした。心身ともに辛い時期で、何かにすがるような気持ちで描き始めたのを覚えています。もともと「1ページ漫画シリーズ」に憧れていて、何度か挑戦したものの、しっくりこず続きませんでした。そんな中、ふと「なんてことない普通の暮らしを全力で頑張るうさお」を想像したら、それがとても面白く感じて。そのまま描いてみると、さらに楽しくなり、まわりの反応も良くて。気づけば今まで描き続けることができました。

――「節分の来訪者」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

小鬼が弟を連れてくるシーンです!1年前の節分では、「鬼は外」と言われてしょんぼりしていた小鬼が、うさおとグニちゃんに出会い、一緒に恵方巻きを食べる…というお話を描きました。今回はその続編になります。1年前がよほど楽しかったのか、今年は弟を連れてきてしまう小鬼。その表情をぜひ見ていただきたいです!

――毎日作品を投稿されていますが、作品のネタ作りはどのようにされているのでしょうか?

絞り出しています!実体験からネタを考えることが多いので、日常の中でアンテナを張り、思いついたことはすぐにネタ帳にメモしています。それでもピンとこない時は、とりあえず1コマ目を描いてみます。すると、うさおとグニちゃんが自然に動いてくれることがあって。そんなときは、大体自信作が生まれます!

――漫画やイラストを描くときにこだわっていることがあればお教えください。

セリフは必要最低限にとどめています。余白をつくることで、読者さんそれぞれの解釈を楽しめるようにしています。また、あえて言葉に頼らないことで、うさおとグニちゃんの柔らかい関係性を表現したいと考えています。

――今後の展望や目標をお教えください。

2023年8月に描き始めた1ページ漫画は、2025年2月に500枚を超えました。次の目標は「1000枚突破!」これからも、うさおとグニちゃんの暮らしを描き続けていきます。そして夢は書籍化です。いつか本になって、読者の皆さんの手元に残してもらえたら嬉しいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

いつも読んでくださり、本当にありがとうございます!おかげさまでここまで続けることができました。「うさおとグニちゃん」が、みなさんの「小さなおとなりさん」になれるよう、これからも励んでいきます。これからも「うさおとグニちゃん」をどうぞよろしくお願いします!

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