奏劇vol.4「ミュージック・ダイアリー」メインビジュアル(提供写真)

舞台「奏劇」第4弾上演決定 三宅健・馬場ふみか・西村まさ彦出演で愛と平和の物語描く【ミュージック・ダイアリー】

2025.03.17 04:00

三宅健馬場ふみか西村まさ彦が、音楽と言葉を結ぶ新たな舞台「奏劇」第4弾となる奏劇 vol.4『ミュージック・ダイアリー』に出演することが決定。6月20日から29日まで、東京・よみうり大手町ホールにて全12公演行われる。


舞台「奏劇」第4弾決定

数々の映画音楽を手がけてきた岩代太郎氏が、新たなフィールドでクリエイションを行いたいと発案した「奏劇」。この度、第4弾となる奏劇 vol.4『ミュージック・ダイアリー』の公演が決定した。

世界のどこかでは常に続けられている戦争。『ミュージック・ダイアリー』は、敵国同士で恋人になった男女が、戦争という抗えない強大な力に翻弄され離れ離れになりながら、音楽を通して“交換音楽日記/ミュージック・ダイアリー”で心を通わせ、言葉を交わし合う物語。恋人たちの愛し合う姿とピアノで紡ぐ音楽を通して、戦争の不合理さ、犠牲者への追悼、そして世界平和を唱える。

三宅健「奏劇」2度目の出演

今回の舞台は、3人の俳優と2人のピアニストのみ。優れたピアノの名手で音楽大学で作曲を教えるミカエル・ハインズ役に、2022年の奏劇vol.2に引き続き、2度目の出演となる三宅。同じ音楽大学でピアノを教えているミカエルの恋人・ナザレンコ・ローラ役を演じるのは馬場。さらに西村が2人の恋物語を語るストーリーテラー・久遠泰平役を演じる。そして2台のピアノがもう1人のミカエルとローラとして“交換音楽日記/ミュージック・ダイアリー”を演奏し重要な役割を果たす。平和を願う音楽は世界中でこれまでいくつも作曲されてきましたが、“奏劇“の企画・原案だけでなく作曲も手掛ける岩代氏が主人公2人の心を音楽でどのように聴かせるのか。

そして今回演出を手掛けるのは、世界を股にかけて活躍する著名ダンサーの首藤康之氏。首藤は音楽の中にある物語を常に身体で表現している。また、脚本を担当するのはリーディング形式の新作ミュージカルがロンドンで上演されるなど活躍が注目されている須貝英氏。言葉と音楽が密接に絡み合う奏劇には相応な豪華なメンバーが集結した。(modelpress編集部)

三宅健コメント

この作品は、音楽を通じて紡がれた二人の愛の物語であり、同時に、戦争という理不尽な運命に翻弄された人々の姿を描いた作品です。音楽が本来持つ力とは、国境や立場を超えて人の心を繋ぎ、対話を生み、共感を呼び起こすものではないでしょうか。しかし、争いの中ではそれさえも許されなくなる。愛し合う二人が音楽という“日記”を通じて心を交わし続けたように、私たちも、どんな状況であれ“対話”を止めてはいけない。この物語が、音楽の持つ力、そして平和を願うすべての人々の想いを、改めて考えるきっかけになればと願っています。

馬場ふみかコメント

お話をいただいた時はとても嬉しかったのですが、朗読劇が初めてなので不安もありました。ただ新しいことに挑戦出来るということに、非常にワクワクもしていて。生の音楽とともに演じていく「奏劇」のスタイルにも大きな魅力を感じましたし、今はドキドキしながらも楽しみな気持ちでいっぱいです。私が演じるローラは、“愛を信じる強さ”のある女性だと思っています。とはいえまだプロットの段階なので、これから台本を読み進める中でどんな新しいローラの顔が見えてくるのか。お稽古が始まるのが非常に楽しみです。平和に対する祈り、自由の大切さなど、改めて考えさせられる作品だと思います。ぜひ劇場に足を運んでくださる皆様にも、ミカエルとローラ、ふたりの人生からなにかを感じ取っていただけたら嬉しいです。

西村まさ彦コメント

お話をいただいた時はまず、「なぜ僕に?」と思いました。朗読劇への出演経験はありますが、僕としては目の前のことに向き合うだけと言いますか、お客様に楽しんでもらえるよう、精一杯務めているだけですから。ただ岩代太郎さんが作曲されたピアノの演奏を聴きながら、朗読することが出来る。そこには言葉で言い表せないくらいの喜びがございますし、非常に興奮しています。今回僕は講談師の久遠泰平を演じます。今はまだプロットの段階ですし、実際に動き出すのは台本を読んでからですね。楽しみにしているのは、これがどういった形でお客様に届くのか。会場の空気がどのように変わっていくのか。演じながらそういったことを少しでも味わえたらいいな、と思っています。
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