ちゃんみな「なめんなよ」迎えた“疑似プロ審査”本番と通過者発表…「No No Girls」第11＆第12話を振り返り

2025.03.13 12:00

BE:FIRSTやMAZZELなどの一流アーティストが所属するレーベル・BMSGと、ラッパーでシンガーのちゃんみながタッグを組み、まったく新しい形のガールズグループを誕生させるオーディション番組「No No Girls」(YouTube、完全版はHuluにて配信中)。本記事では、5次審査となる“疑似プロ審査”の様子と、その通過者発表の様子が描かれた第11＆第12話の内容や見どころについて紹介していく。

身長、体重、年齢不問…“No”を突き付けられたガールズたちをちゃんみながプロデュース

ちゃんみながプロデューサーを務めるガールズグループオーディション「No No Girls」。「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」という前代未聞のメッセージから始まった本プロジェクトには、日本やアメリカなど世界から7000通を超える応募が集まった。

ちゃんみなは、自身の見た目や声に“No”を突き付けられ、ガールズグループとしてデビューできなかった過去を持つ。本プロジェクトでは書類審査や対面審査を通過した30人の候補者が集結。彼女たちもちゃんみなのように、他人から、あるいは自分自身に“No”を突き付けてきた。“才能を殺さないために”というBMSGのビジョンのもと、彼女たちを世界で活躍できるガールズグループへと導いていく過程が描かれる。

運命の“疑似プロ審査”…緊張の“通過者発表”が言い渡される

第11話では、A・B両チームが練習を重ねてきた“疑似プロ審査”の本番の様子と、Aチームの通過者発表の様子が配信された。

両チームが課題曲となる「Tiger」と「NG」のパフォーマンスを披露するのは、収容人数約800人規模のホール。プロ仕様の音響、撮影体制という環境下で、プロによるヘアメイクとスタイリングも施された。候補生のNAOKOが「メイクも衣装もすべてがプロになるための準備」と意気込む中、ちゃんみなは本番前、「お金をいただいているという責任感がある」とプロとの違いについて語る。

そして緊張の中始まったのは、白い衣装に身を纏うAチームの「Tiger」パフォーマンス。迫力満点の表現力に、ちゃんみなは「めちゃくちゃ良かった」とコメントし、SKY-HIも「ちゃんみなの歌詞を自分の言葉、ムーブにしてパフォーマンスをしていた」と好評価を送った。その後、黒い衣装を中心としたBチームもパフォーマンスを披露。ちゃんみな、SKY-HIは途中で歓声を上げながら盛り上がり、最後まで堂々と披露しきった。ちゃんみなも「素晴らしい才能に出会えていると改めて感じるステージ」とパフォーマンスを絶賛し、候補生たちにも思わず笑顔がこぼれる。

すべてのパフォーマンスが終了すると、ちゃんみなとSKY-HIを中心に審査を通過する候補生を決める会議が始まった。2時間の審議の末、ようやく最終審査に進む通過者が決定。その2日後、緊張の面持ちで出迎える候補生に直接ちゃんみなから、まずはAチームの通過者が発表された。

審査通過者には、ちゃんみなとSKY-HIから具体的に良かった部分を伝えていく。また、「もっといろんな音楽を聴いてほしい」「実力面を鍛えてストイックにならないと」など、次の審査に向けた具体的なアドバイスを送る場面もあり、本気でプロの集団を目指すちゃんみなの意思が伝わるものだった。惜しくも落選してしまった候補生には、「その声を大事に育てて素晴らしいステージで会いたい」など、候補生に前を向かせるメッセージを送る。

通過者発表では、個々のスキルや人間力の評価の他に、プロとしてステージに立つことへの心構えについて厳しい指摘があった。本番前、候補生たちがステージ上で声を上げて気合を入れたことに対し、ちゃんみなは「お客さんが見える位置で『よし！』などの掛け声をかけることは絶対にやっちゃダメ」と注意すると、候補生たちは頷きながら必死に耳を傾ける。こうしたちゃんみなの指導は、実際にプロとして多くのステージに立ってきたからこその視点と言えるだろう。

最終審査に関するサプライズが発表

第12話では、Bチームの審査通過者と、最終審査の内容が発表された。まずBチーム全体として、まとまりがあり、ステージに向かう姿勢やバランスの良さを評価したちゃんみな。「グループのまとまりが良ければ良いほど個人が光って見える」と話し、改めてチームワークの良さを絶賛した。

続く個人の評価でも、「頼りたい人に頼るべき」「どの部分を努力するのか探してほしい」「成長しているスキルに伴って努力の量も増やさなくてはいけない」など、褒めるだけでなくそれぞれ候補生に足りないものや磨いてほしい部分を具体的に伝えていく。たとえ通過した候補生であっても、“現状に満足することなく、引き続き努力を続ける大切さを実感してほしい”というちゃんみなの思いが伝わってくる言葉が贈られた。

一方の落選者には、「今までやってきたことが巻き戻ることは絶対にない」「未来をサポートするのが私の仕事、諦めないのがみんなの仕事」とエールを送る。そんなちゃんみなの言葉を候補生は噛みしめている様子だった。これまでの審査もそうだが、ちゃんみなは候補生ひとり一人の成長や足りない部分をしっかりと見ている。オーディション番組で稀にあるのは、その人の実技面を断片的に判断し“上手い”“下手”が判断されること。しかしちゃんみなは個人の成長や内面、そして周囲との関係性などにフォーカスし、適切なアドバイスを送っているため、言葉に説得力や深みがある。

その後、5次審査を通過した候補生に、ちゃんみなは最終審査の内容について話す。最終審査では、5人ずつ2チームに分かれる。内容はちゃんみなのオリジナルソングでパフォーマンスする“5人1組グループ審査”と、全員1曲ずつ用意をする“ソロパフォーマンス審査”。そして、審査会場などの詳細について、ちゃんみなから“あるサプライズ”が伝えられた。

ちゃんみなはこの審査内容を伝えたうえで、候補生たちに気を引き締めてもらうため、あえて「なめんなよ」と告げる。さらにちゃんみなはもう一つサプライズを用意。それは、これまで落選した候補生たちに都度伝えていた“時間が足りない”という言葉に関係しているものだった――。

人生をかけて挑む女の子たちのリアルな姿を追った「No No Girls」は、BMSG公式YouTubeチャンネルにて配信中。また動画配信サービス・Huluでは、本編未公開シーンを含めた“完全版”を全話見放題配信中。