

「そうだ…捨ててやる!」 …断捨離で過去と決別するうつ病女性のリアル感動ストーリーに大反響【漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、うつ病の女性が断捨離をして人生の新しい一幕を開けていこうとする物語が面白いと話題の「うつ病イラストレーターが断捨離する話」をピックアップ。なお、作者の副島あすかさんはイラストレーターとして「群像」(講談社)をはじめ、様々な媒体にイラストを提供している。
副島さんが2025年2月12日にX(旧Twitter)に投稿したところ、1200件を超える「いいね」を獲得し、「なかなか物が捨てれません…。」「こんな1日でスッキリする量だったらよかったのに…。読むとやっぱり要らないものは捨てよう!と思える」という反響が寄せられた。本記事では、副島さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
断捨離大会実行だ、と独り言を言い片付け始める主人公
主人公の女性は、夏の昼間に遮光カーテンで部屋を遮り、床で寝ており涙をながしている。「まずい!」と思った女性は起き上がり、「立ち上がらなきゃ」と決心して断捨離大会開催だ、と言い袋を手に持ち、荷物を取出そうとする。ゴミ袋二つと書籍一束をまとめてしまうと夜になっていた。綺麗になった部屋を眺めつつ、今度の休みは服でも買いに行こうかな、と思えるようになる。友人にも電話をかけ、友人から借りたと思われる本を返そうとする。
うつに落ち込むと抑うつ感がでたり活動量が減ったりするなど一般的に知られているが、作者の副島さんが創作した話にはリアリティあって、反響を呼んでいる。
「健康状態とうつ症状の間を反復横跳びするような、どっちつかずの毎日を過ごしている人も、少なくないのではないか、と最近思うようになってきました…曖昧な立場に立ちながらも日々を過ごす方々に届いたらいいな、と思って制作しています」作者・副島あすかさんが語る創作の裏側とこだわり
――「うつ病イラストレーターが断捨離する話」のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか。
この作品はシリーズ作品なのですが、もともとは「COMIX FEST.」という漫画即売イベントに誘われたことがきっかけで描き始めた作品です。私はイラストレーターで、オリジナリティのあるストーリーを考えられる自信もなかったので、だったら自分の体験をもとに半分エッセイのような漫画を描こう、と思って描き始めたのがシリーズの1作目です。
今回の「断捨離する話」は、シリーズの中でも初期段階から描くことがなんとなく決まっていたお話です。普段から部屋の中にいることが多いので、部屋を掃除する話は自然とネタとして書き留められていました。
――本作で副島さん自身のご体験などを踏まえて創作された意図などはありますでしょうか。
冒頭の主人公がじっとうずくまって涙を流すシーンなどは実体験です。私もよく電池が切れると動けなくなって気付くと泣いているなんてことが多いので、そのまま漫画にしてみました(といっても実は編集さんのアドバイスで描いたシーンですが…)。
半分創作、半分エッセイの気持ちで描いている漫画ですが、実体験をベースにするからには、なるべくリアルに、あったことを率直に描くように心がけています。そうした方が、読んで共感してくださる方がどこかに一人でも増えるのでは、という期待があります。
――「うつ病」は現在では一般的な病名として知られていますが、副島さんが本作を書く上でこだわった点がございましたら、教えてください。
正直、「うつ病」と銘打ったことにやや心配もあります。私自身は5年前から反復性うつ病で、一応当事者ではあるものの、投薬により症状は落ち着いており、ある程度平和に日常生活を送ることができる状態にあります。「うつ病」が一般的になりつつあるからこそ、本当に苦しんでいる人を軽んじてしまっていないか、という心配はどうしてもついて回るように思います。
一方で、私のように健康状態とうつ症状の間を反復横跳びするような、どっちつかずの毎日を過ごしている人も、少なくないのではないか、と最近思うようになってきました。一見健康そうに見えて、その実ご自身の努力や投薬の力でその状態が保たれている方、今日は元気に過ごせたけど、明日はどうだかわからない方、私の漫画は、そういった曖昧な立場に立ちながらも日々を過ごす方々に届いたらいいな、と思って制作しています。
――本エピソードで、副島さんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。
2P目の「そうだ…捨ててやる…」というセリフが好きです。断捨離を始める時はいつもわざと強い言葉を用いて決意を固めることにしています。
――本作で読者に注目してほしい点などがありましたら、お聞かせください。
なぜかゲームソフトが2個あったというエピソードは実は実話です。もし私の知人で、サファイアがなくなっていたことがある人は連絡をください。
――最後に、本作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
ゆるい気持ちで描き始めた漫画に、読者がつき、編集さんがつき、私はとても驚いています。
自分だけの作品が、周囲の人のお力でどんどん大きくなるのを実感しては、大変ありがたく、読んでくださる方には感謝の気持ちでいっぱいです。これからも少しずつ、なんらかの形で作品を発表していきますので、気長にお付き合いいただけたら嬉しいです。
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