松村北斗“真戸原”が川口春奈“瀬奈”の前から去ってしまうハラハラ展開に「早く幸せになってよ〜」＜アンサンブル＞

2025.03.09 16:20

川口春奈が主演を務め、SixTONES・松村北斗が出演するドラマ「アンサンブル」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系／TVer・Huluにて配信)の第8話が3月8日に放送。瀬奈(川口)の前から真戸原(松村)が姿を消してしまう展開が描かれ、視聴者から「やだやだ展開すぎた」といった感想が相次ぎ、反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます)

正反対の二人が織り成す“リーガルラブストーリー”

小山瀬奈(川口)は、恋愛トラブルの案件を多く扱う女性弁護士。自身のある過去のトラウマと、男女トラブルばかりを目にする日々から、「恋愛はコスパ・タイパが悪い」と思っている“現実主義”者。そんな瀬奈の前に突然現れたのは、愛や真心を信じる“理想主義”者の新人弁護士・真戸原優(松村)。

そんな正反対の二人がバディとなり、恋愛トラブル裁判に挑むことに。「リアルな恋愛に、夢みたいな理想を持ち込まないで」。二人は法廷中を巻き込みながら、とことん意見を戦わせていく。すると、なぜか恋愛トラブルは最高の形で解決することに。そして、裁判を通して互いを理解した二人は、次第に近づいていく。しかし、瀬奈の抱えるトラウマや元恋人、それぞれの家族が、二人の恋の邪魔をする、明るくてちょっと切ないリーガルラブストーリー。

咲良と宇井のためにある計画を企画する真戸原

週末限定の同居をスタートした瀬奈(川口)と真戸原(松村)。しかし、2人の関係をよく思っていない祥子(瀬戸朝香)は、「家族水入らずの時間がなくなっちゃう」と瀬奈に不満をこぼす。

そんな中、瀬奈の元に宇井(田中)から連絡が入る。咲良(稲垣来泉)が買い物をしたいと実母・美沙希(市川由衣)を呼び出したのだという。宇井の頼みで瀬奈と真戸原もその場に向かうことに。宇井らの付き添いの下、実母・美沙希と買い物をした咲良は「美沙希と暮らしたい」と口にする。

自身の過去とどこか重なる咲良のことを放っておくことができない真戸原は、自身が養子であるという過去を告白。そんな真戸原の話を聞いて、咲良も本心を打ち明ける。宇井が自分がいるせいで仕事やプライベートなどいろんなことを我慢していると感じていたのだった。

咲良と宇井のために尽力してくれた真戸原に、瀬奈は心からの感謝を伝える。そして、「これからは何でも話して。一人で抱え込まないで」と優しく語りかける。しかし、そんな瀬奈の言葉を受けてもなお、瀬奈に気を使わせてばかりで、笑顔にできていないと感じていた真戸原は、「瀬奈を幸せにできるのは自分ではないのかもしれない」と自信をなくしていた。

そんな中、宇井は真戸原を呼び出す。宇井は改めて咲良の件で真戸原に感謝を伝えると、「もし美沙希が咲良の親権を持つことになっても、父親としてできることをしていきたい」と話す。宇井の優しい思いに触れた真戸原は、近々咲良の卒業式があると聞き、とある計画を立てることに。

卒業式当日、宇井とともに式に参加する咲良。式が進む中、咲良の頭につけていたリボンがふいに外れてしまう。宇井がつけ直そうとするが、不器用な手つきでなかなかうまくつけられない。すると、その場に突然、美沙希が現れる。驚く咲良を前に、美沙希はリボンをきれいにつけなおす。真戸原の計画とは、咲良の卒業式に美沙希を呼ぶことだった。美沙希だけでなく瀬奈と真戸原、祥子もサプライズで登場。楽しそうにほほ笑みあう咲良と美沙希の姿を見て、真戸原のことを認め直した祥子は、「一緒に夕食を食べないか」と誘う。

一方、有紀(八木亜希子)は、和夫(光石研)と翠(板谷由夏)が自分に内緒でケイ(浅田美代子)に金を渡していたことを知る。「本当の家族とは思われてなかったのね」というケイの言葉が頭から離れず、その真偽を確かめようと和夫に問いただす有紀。しかし、はぐらかすばかりで和夫は何も答えなかった。その姿に、有紀はショックを受けてしまう。

瀬奈に打ち明けられない真戸原が下した決断

後日、有紀が突然失踪してしまう。凛(香音)からの電話を受け、慌てて帰宅した真戸原(松村北斗)。そこには、失踪を聞きつけて駆けつけた翠(板谷由夏)の姿もあった。ケイを真戸原に会わせないために金を渡していたということをめぐって、和夫と有紀が揉めていたことを知る。さらに翠は、自分もケイへの援助に関わっていたことを告白。和夫と過去に交際していたこともあり、「彼のためになりたい気持ちがあったのかもしれない」と、申し訳なさそうに真戸原へ謝罪するのだった。

有紀の失踪はすべて自分のせいだと落ち込み、自責の念に駆られる真戸原。そんな彼の元に、瀬奈から「そろそろ夕食に来られる？」と連絡が入る。瀬奈にはこのことを悟らせまいと、気持ちを切り替え彼女の家へ向かう真戸原。しかし、その道中で突然声をかけられる。声の主はケイだった。「あんた、自分だけ幸せになろうとしてるの？そうはいかないわよ」と瀬奈の名前を持ち出して真戸原を追い詰めていく。

ケイを振り切り、無事に瀬奈家に到着した真戸原だったが、有紀の失踪やケイのことを瀬奈に明かすことができず、心の内に秘めたまま平常心を装って夕食の席に着く。何も知らない祥子は、2人の交際を受け入れることにしたと話すと、「瀬奈ちゃんのこと幸せにしてくれるよね？」と真戸原に問いかける。真戸原はケイとのやりとりがフラッシュバックするが、無理矢理に笑顔を作り、幸せにすると答えた。

数日後、美沙希と担当弁護士・広瀬がたかなし法律事務所を訪問。美沙希は親権を求めた申し立てを取り下げたと話すと、「今の咲良の幸せを奪うことはできない」とこぼす。咲良の前から去ろうとする美沙希に「今度咲良と一緒に食事にいかないか」と誘う宇井。今後も宇井の下で暮らしながら、美沙希とも会えると知った咲良は心から喜んだ。

一方その頃、二通の郵便物が見つかる。一通は、真戸原の退職届だった。そしてもう一通、瀬奈宛の封筒の中には、真戸原に渡した自宅の合鍵が入っていた。そのことの意味を理解し、慌てて事務所を飛び出した瀬奈は、踏切で真戸原を見つけるが、真戸原は去っていってしまい幕を閉じた。

家族のことで思い悩んだ真戸原が姿を消してしまう展開に、視聴者からは「ドキドキハラハラ」「やだやだ展開すぎた」「早く幸せになってよ～」「さっそく悲しい思いさせないでよお」といったコメントが相次いでいる。