

エバース、しゃべくり漫才へのこだわりは「ネタ作りでは等身大を意識」<エバース漫才記>

お笑いコンビ・エバースの90分冠特番「エバース漫才記」がCS放送「映画・チャンネルNECO」にて2月21日(金)夜10時25分からテレビ初放送される。この番組では、劇場番長である2人が、どんな場所、どんな人でも笑わせられる“オールラウンド漫才師”になるために、劇場を飛び出し、未知の世界を体験取材する。メイドカフェ、茶道、忍者などの世界を体験し、インスピレーションを受けた3本の新作漫才を作るという内容になっている。今回はエバースの佐々木隆史と町田和樹に番組や漫才についての想いを聞いた。
冠特番が決まった時の心境「とりあえず頑張ろう」
ーー冠特番「エバース漫才記」が決まった時の心境をお聞かせください。
佐々木:僕らの劇場出番の終わりに10人くらいスタッフさんが来て、企画の台本を渡されたので断りづらかったんですよ。じゃあやりますみたいな。冠番組自体は決まってたんですけど、内容は聞いてなくて。台本を読んでみたら大分しんどそうな内容だったけど、まぁしゃあないかって感じでとりあえず頑張ろうと思いました。
町田:僕は別にロケするだけなんで、佐々木ほどではなかったですね。
ーー「メイドカフェ」「茶道」「忍者」の世界を体験するというのはエバースさんのアイデアなのでしょうか?
佐々木:候補をいくつかいただいて、その中から選んだ3つですね。他には中世の騎士の鎧を着て戦うやつとか、地獄がコンセプトのカフェとか、色々候補はありました。ネタにしないといけないので、それも踏まえて選びました。
ーー茶道のロケで印象的だったことをお聞かせください。
佐々木:正座してたんですけど、町田が周りよりデカすぎたのが印象的です。あとは先生が怖くて厳しかったですね。茶道自体は難しいイメージでしたけど、意外と簡単で誰でもできそうだなと思いました。
町田:先生、顔は笑ってるけど目は笑ってなかったです。後から優しい方だって分かったんですけど、最初は怖かったですね。
ーー忍者のロケはいかがでしたか?
佐々木:楽しかったですね。忍者を体験できて、手裏剣投げたり忍足の練習をしたりしました。あとは槍で刺されそうになった時の交わし方も学びましたね。
町田:先生が俺のこと攻撃してきたので、そこも見てほしいです。
ーー手裏剣は本物でしたか?
町田:本物です。ガチな重いちゃんとした手裏剣でした。
佐々木:鍛冶屋で特注で作ってもらったみたいです。
ーーお二人は野球をやっていたとのことで、手裏剣も上手そうですね。
佐々木:手裏剣ってダーツに似てるんですよ。町田はダーツやってたんで、上手かったですね。ダーツでプロ目指してたんだっけ?
町田:そんなことねーよ。
佐々木:でも遊びで結構やってたから先生より真ん中に投げてて、ちょっと変な空気になってましたね。
ーーメイドカフェのロケもありましたが、町田さんのキャバクラのネタが脳裏をよぎりました(笑)
町田:キャバクラとはちょっと違うのでメイドカフェには行ったことがなくて。行ってみたいって気持ちはあったんですけど、行く勇気が出なかったんですよ。
ーー町田さんのメイド姿が衝撃的でした
町田:佐々木がネタ作るうえで参考にしたいからやってって言ったのでやったんですけど、ネタには反映されてなかったですね。
佐々木:どうしてもやりたいって言うので。
町田:どうしてもじゃねーよ。ネタ作りのためになればと思っただけだよ。
佐々木:周りは止めたんですけどね。
町田:スタッフさんがやらせたんだよ。自らじゃねーよ。持ち込みじゃねーよあの衣装。
エバースのネタの作り方「ライブの舞台上で仕上げていく」
ーー90分番組内でネタを3本も作るという今回の企画が凄まじいなと思いました。
佐々木:できる漫才師はかなり少ないと思います。ネタ作りって時間をかけるとお互いの意思疎通ができるんですけど、1時間とかだとほぼ即興みたいなものですね。これ言ったらこう言ってっていうのもなんとなくで決めました。
ーー短時間でネタを作るのは大変な作業ですよね。
佐々木:お互いの息が合ってないと無理ですね。以心伝心じゃないと。
町田:そこまでではないよ。まぁでも舞台にも死ぬほど立ってますし、何となくお互いにこういう感じっていうのは分かりますね。一言一句合わせるとかはしてないですけど、意外と何となくでできました。もちろんできてない部分もありましたけど。
ーーいつもとは違う作り方をされたのでしょうか?
町田:いつもの高速バージョンみたいなものですね。
佐々木:いつもの作り方のめっちゃ速いバージョンです。
ーーエバースさんはどのようにネタを仕上げていくのでしょうか?
佐々木:舞台の出番を沢山もらっているので、ライブでやってどんどん仕上げていく感じですね。昔はネタ合わせってなったらカフェとかカラオケで何回もやってましたけど、今はそれを舞台上でやってるって感覚です。その場で何となく足したやつが思ったより広がって、打ち合わせしてない部分でウケて、これ本ネタでもいけるなみたいな。
町田:M-1前は細かく合わせますけど、それ以外は割と自由にやってますね。佐々木もネタ合わせの時に言ってなかったくだりを急に入れてくるので。
佐々木:それで町田がテンパりながらもツッコんだのがウケる時もあれば、本当に何にもならずに二人ともテンパる時もありますね(笑)
漫才で意識しているのは「等身大に近づけること」
ーー今回の番組を通して、改めて気付いたお互いの凄いポイントをお聞かせください。
町田:佐々木がネタを仕上げないと番組が成り立たないって状況で、何とか時間内に仕上げていたのは凄いなと思いましたね。茶道に関しては体験の時からイメージしてたんだろうなって内容で、よくできるなって感じです。
佐々木:1時間後に披露しないといけない中、何も考えずにコーヒー飲んでる町田が凄いなと思いましたね。
町田:しょうがねぇだろそれは。(笑)
ーーネタによって作る時間は異なったのでしょうか?
佐々木:そうですね。メイドカフェは短かったです。最初の設定を決めるまでは少し時間かかったんですけど、そこからはすぐでした。確か30分くらいでしたね。忍者は一番時間がかかって、ちょっと待たせてしまったかもしれないです。
ーーお二人はまさに漫才らしい漫才をされているかと思いますが、「しゃべくり漫才」に対しての強い想いはありますか?
佐々木:想いというよりは、一番向いてたっていうのがデカいですね。令和ロマンとか真空ジェシカさんみたいな漫才は、僕らには到底できないので。本当に等身大でしかできないです。何かを演じるのは無理で、その分できるだけ等身大に近づけようっていうのは意識してます。特にM-1とかは後半で盛り上げたいって気持ちによって、等身大じゃない感じになりがちなんですよね。めっちゃ大きい声出してツッコむとか、無理に怒ったりとか。でも僕らがそれやっちゃうと、冷めると思うんです。だから普段喋らないテンションとか言い方とかはしないようにしてます。
ーーお二人はどういったものを「面白い」と思いますか?
町田:佐々木の作るネタは「こいつがこれ言ったら面白い」っていうのを意識して作ってくれてるから、多分他の人が言っても面白くはならないんですよね。めっちゃ面白い発言じゃなくても、キャラに合ってること言ってたら面白いって感じるかもしれないです。例えば普通に喋ってたらそんなに速くツッコめないだろみたいなのはやらないようにしてくれてるし、仮にやってもウケないですね。ギリギリ本当の会話でもそれくらいだったら思い付くくらいの言い回しを佐々木は考えてくれてて、それが面白いと思います。
ーー今後どんなお仕事をしたいですか?
佐々木:野球系の仕事がしたいです。スポーツのレポーターもやりたいですね。
町田:ブラタモリに出たいです。タモリさんに会ってみたいです。
ーー最後に番組の見どころをお聞かせください。
佐々木:エバースの真骨頂が出てる番組なので、ぜひ観てほしいです。
町田:ロケも漫才も同時に楽しめる番組なので視聴者の方にも楽しんでもらいたいですし、これからお笑いやろうと思ってる子にも観てほしいです。盛りだくさんの90分なので、ぜひご覧ください。
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