平塚新夢選手、難病と闘いながらプロテスト合格…苦難を乗り越えられた理由は「推しの存在が大きかった」＜ゴルフシンデレラ＞

次世代のゴルフ界を担う女子ゴルファーたちが、優勝賞金100万円をかけて真剣勝負を繰り広げるシンデレラガール発掘トーナメント番組「ゴルフシンデレラ」(毎週土曜夜8:00-9:00、ＢＳ松竹東急[全番組無料放送・260ch])。対戦ルールには“ツームストーン方式”を採用しており、出場者には9ホールの中で36ストロークのみが与えられ、すべてのストロークを使い切った時点で脱落となる。華やかさに加え、シビアな戦いも見どころとなっている。今回、2月22日(土)と3月1日(土)の放送に登場する、臼井蘭世(うすいらんぜ)選手と平塚新夢(ひらつかあむ)選手にインタビュー。準決勝に向けた意気込みや、来年の目標などについて話を聞いた。

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平塚新夢選手、100万円の使い道は「推し(Da-iCE花村想太さん)に使います」

――準決勝に向けた意気込みを聞かせてください。

平塚：前回(ファーストステージ)と同じゴルフ場ですが、気温も寒くなり環境が変わっているので、うまく対応して頑張って優勝したいと思います。

臼井：新夢ちゃんが言った通り、夏よりも冬の方がどこのゴルフ場も難しくなります。芝が薄くなったりしてアプローチも難しくなったり…。寒いのが一番嫌ですが、最後まで残れるよう頑張りたいと思います。

――前回ツームストーン方式で対戦してみて、何か攻略法やコツは見つかりましたか？

平塚：いや、全然(笑)。コツって何かあるかな？ただただボギーを打たないようにして、バーディが取れたら最高！みたいな感じです。

臼井：守りつつ、取れるところできちんと取るっていう感じですね。

――優勝して100万円獲得したら何に使いたいですか？

臼井：旅行に行きたいですね。寒いから温泉とかいいかも。

平塚：私は、推し(Da-iCE花村想太さん)に使います。コロナ前は握手会などの直接お会いできるイベントで、ゴルフやプロテストのことも伝えていたのですが、最近は知名度も上がって距離が遠くなってしまったので、なかなか機会がないですね。もし会えたら、プロテスト合格も報告したいです。

平塚新夢選手、苦難を乗り越えることができた一番の理由を明かす

――平塚さんは今年プロテストに合格されました。改めてその時の感想を教えてください。また、プロとして戦ってみたい憧れのツアーや大会もあれば教えてください。

平塚：テスト期間は、すごく辛かったです。もちろん合格して嬉しかったですが、正直やっと解放されたという気持ちも大きかったです。もう受けなくていいっていう解放感ですね。

――難病と闘いながらのプロテスト合格でしたが、どのようにしてその辛さを乗り越えたのでしょうか？

平塚：やっぱり、推しの想太くんの存在が大きかったです。もともとゴルフがすごく好きというわけでもなかったですし、すでにレギュラーツアーで活躍されている同世代も多い中、プロテストにまだ受かっていないという年齢的な不安もありました。さらにそんな中で病気になってしまって、「いつまで続けるんだろう…」と思ったこともあります。

でも、想太くんにゴルフをやっていることを伝えていましたし、“ゴルフをしている子”って認知もされていたので、どうしても「プロゴルファーになりました！」って言いたかったんです。ここまで続けることができた一番の理由は、それですね。

――『ゴルフシンデレラ』ファーストステージを見事突破され、プロテスト合格、さらに今年は「マイナビネクストヒロインゴルフツアー第6戦 PGM CUP」でも優勝されていますが、ここ最近の強さの秘訣があれば教えてください。

平塚：自覚はあまりないです(笑)。他の試合もすべてが良いわけではないので、偶然その時の調子が良かったのかも。「マイナビ」も最終日たまたまバーディがいっぱい取れて優勝しました。

平塚：昔は試合の途中で諦めがちだったんですが、今年はどんなに成績が悪くても最後の一打まで頑張ろうと思っていたので、そこが強さに繋がったのかもしれません。

――プロとして戦ってみたい憧れのツアーや大会を教えてください。

平塚：憧れのツアーは、東北で唯一行われるレギュラーツアーの「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」です。出身が宮城なので、子どものころから観戦に行っていて、アマチュア時代に出場経験もあります。地元の人も応援に来てくれるかもしれないので、そこでプロとして活躍できたら嬉しいです。

臼井蘭世選手、自身の大学生活について「“大学生”という感じが全くしないです(笑)」

――臼井さんにお伺いします。ファーストステージが放送されて、何か反響はありましたか？

臼井：結構「見たよ」って言っていただいて、フォロワーも増えたような気がします。

――今年プロ転向されて、実際にプレーをされていますが、意識や気持ちに変化はありましたか？

臼井：プロ転向して出られる試合が変わり、お金もかかってきているので、そのプレッシャーは感じます。ですが、良い緊張感のなかでプレーできていると思います。

――姉の臼井麗香さんはアパレルブランドを持っており、臼井さんもお手伝いをされることもあるかと思いますが、ご自身もゴルフ以外に挑戦してみたいことはありますか？

臼井：今はゴルフで精一杯なので、ゴルフ以外のことは考えられないです。

――では、今のゴルフにおける目標はなんですか？

臼井：姉を抜いて、賞金女王になることです。姉は厳しいことも言ってくれるので、すごく良い刺激になっています。

――ご自身の強さの秘訣を教えてください。

臼井：私、強いですかね？(笑)　でも、やっぱりショットでしょうか。パターが入ればバーディが取れる、みたいな感じです。トレーニングは、ショットがぶれないように腹筋や体幹、お尻や足などを中心に鍛えています。

――現在大学4年生とのことですが、大学生活はいかがですか？

臼井：“大学生”という感じが全くしないです(笑)。でも、コースもあって一日中ゴルフができますし、とてもいい環境が整っているので、そこは感謝しています。

臼井蘭世選手、2025年の目標は「まずはプロテスト合格」

――2025年、一番の目標を教えてください。

平塚：ステップアップツアーが主戦場になるので、まずはそこで一勝するのが目標です。そのなかで賞金女王になることができれば、次の年の前半戦のシード権ももらえるので、最終的には再来年のシード権を獲得できるように1年間頑張りたいです。

臼井：まずはプロテスト合格です。それからQTファイナルまで行って、その次の年の出場権を獲得するのが目標です。

――女性ゴルファーは華やかなファッションや愛らしいビジュアルにも注目が集まりますが、お二人の最近のお気に入りのファッションやアイテムがあれば教えてください。

平塚：できればかわいくしたいけど、寒いですからね。機能性も大事だと思います。最近はかわいいウェアも多いですが、ポケットが無いものもあるので、そこは妥協できないです(笑)。

臼井：私は冬に着ぶくれして太って見えるのが好きじゃないんです。あとは、割とかっこいい感じが好きですね。かわいすぎない、かっこいいものがあれば嬉しいです。

――今回放送される『ゴルフシンデレラ』で、注目してほしい部分があれば教えてください。

平塚：感情が顔に出るので、そこは見ていて面白いかもです。寒いときや向かい風のときは険しい顔をしています(笑)。

臼井：私も感情が顔に出てしまう方ですが、逆に顔を見られたくないかも(笑)。悔しいだけなのに、「態度悪い」って思われてしまうかもしれないですし…。

――最後に、番組を楽しみにされている視聴者の方に向けて一言メッセージをお願いします。

平塚：ツームストーン形式という変わった試合形式での戦いなので、そういった点が面白いと思います。私はちょっとあれですけど(笑)、たくさんかわいい子たちが出ているので、華やかで見ていて楽しいと思います。かわいい子たちが一生懸命戦っているところをいっぱい見ていただければと思います！

臼井：賞金もかかっていて、みんなガチだと思います。それぞれが色々な引き出しを持っていて、いいところもたくさんあるので、そういうところを参考にしていただけると嬉しいです。