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「いつでも人に誇れる自分でありたい」声優・鈴原希実が思い描く理想像
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2月12日に声優・鈴原希実の1st写真集『届け』が発売。今回の一冊には彼女のアイデアや意見も取り入れられており、そのインスピレーションの源やクリエティブな活動への考えについてインタビュー。また、現在22歳の彼女が思い描く20代についても話を聞いた。
みきもと凛先生の扉絵は本当に美しくて好きです
――写真集の中で制服での撮影や小道具の白いヘッドホン、ティアラなどは鈴原さんの意見から実現したそうですが、そのインスピレーションはどんなところから来ているのでしょうか?
写真集もそうなんですけど、漫画が大きいかなと思います。漫画作品の表紙や扉絵ってあるじゃないですか。そういうものをまとめた画集もたくさん持っているんですけど、その色彩や小物使いから素敵だなと思ったものが心に残っていたのかなと。特に制服やヘッドホンは学園漫画でよく見るので、そこへの憧れもあったのかなと思います。
――表紙や扉絵など、イラストとして特に好きな作品や作家さんはいますか?
たくさんあるんですけど、『学園アリス』という作品は画集を持っていますし、あと『近キョリ恋愛』や『きょうのキラ君』などを描かれたみきもと凛先生の扉絵は本当に美しくて好きですね。今回の写真集はお花や木々の色合いがパステルカラーで水彩っぽいなと思うんですけど、私は水彩で描かれているイラストが好きなので、そういうところでも好きが反映されているなと思いますね。
ジャケット写真を描いてみたりすることは夢です
――自分でアイデアを出したことが実現したり、何かを生み出すということは鈴原さんにとって楽しさが大きいですか?
絵を描いたり、自分の手で何かを生み出せるのはすごく素敵なことで、好きだなと思うんですけど、自分の力量的には、絵でも「もうちょっとこうしたいのにうまくできない!」というもどかしさがあったり、納得できるところまではいけてない感じがあって。もし自分の脳の中で思ったままに再現できるようになれたら、世界がまた広がるんじゃないかなと思いますね。
――今後お仕事として、そういうことをやってみたいとは思いますか?
ゆくゆくはやっていきたいですね。例えば、もし楽曲を個人で出すとなったときに、そのジャケット写真を描いてみたり作詞をしてみたり、そういうことは夢ですね。
――声優やアイドルの方の写真集をプロデュースするというのもすごく合いそうですよね。
いいですね、やりたい! どういう衣装でどういうレイアウトにしようかな、ということを考えるのはすごくワクワクしそうで素敵です!
――もしできるなら、どなたの写真集をプロデュースしてみたいですか?
さゆ(伊達さゆり)! さゆの写真集(「あしあと」)も大事に家に保管してあるんですけど、それを見ていると、パッとめくった瞬間に明るくなるような笑顔がすごく素敵だなと思うんです。でもちょっと陰のある表情も大人っぽくてカッコいいし、いろんな魅力があるなと思うので、自分の見てみたいように写真集をつくれたら最高だなと思いますね。やってみたいな〜。すごく面白そう、新しい夢ができました。実現できたらファンの方も喜んでくださる気がします。
自分にちょっと厳しく、人にはやさしく、みんなと笑い合えたらいいなと思います
――そして現在、鈴原さんは22歳ですが、もともとこんな20代にしたいと思い描いていたことはありますか?
小学生のときは中学生がすごくオトナっぽく見えて、中学生には高校生がすごくオトナっぽく見えて、20歳なんてもうすごいオトナ!みたいなイメージが昔はあったんですけど、実際20代になってみるとあんまり変わってないというか、内面も劇的な変化があるわけじゃなくて。小さい頃に憧れていた 20代は仕事がバリバリできるとか、いろんな理想はあったんですけど、でも今は結局人にやさしくあれればいいのかなと思っています。自分に余裕があって、それでなおかつ人にもやさしくできて、自分をちゃんと律して、ちょっとずつでもいいから前に進んでいけるような人になれたら、それが理想だなと思います。
――いつ頃からそう考えるようになったんですか?
現在は違いますけど“20歳=成人・大人”みたいな印象があって、19歳と20歳の境目はすごく大きいと思っていたんです。でも、実際20歳でいきなりすごく真面目になることはないですし、すごくしっかりするわけでもなくて。それなら自分がなれる最大限というか、自分がここだけは守っていきたいなと思うところを守れれば、それでいいだろうという気持ちになりました。無理に頑張ったり、目標を決めちゃうと苦しくなったりもするのかなと思ったので、あえてあまり考えないで楽に過ごすことを大事にできたらなと思っています。ここから先どうなるかはわかんないですけど、今はちょっとラフな感じで肩の力を抜いて、自分にちょっと厳しく、人にはやさしく、みんなと笑い合えたらいいなと思います。
徐々にステップアップはしていきたいです
――「ここだけは守っていきたい」というのは、例えばどういうことでしょうか。
自分のことを信じていたいなというのと、自分のことをしっかり知って、一番真ん中の芯だけはまっすぐにしておきたいという思いがあります。あと思いやりは忘れず、奢った人にはなりたくないですね。人から見てイヤだなって思われるような人にはなりたくないなというか、そうなっちゃうと自分がつらいので、いつでも人に誇れる自分でありたいなと。精神の部分だけは気高く、「何を探られても大丈夫ですよ」という状態でありたいです。
――これからどんな20代にしていきたいですか?
たぶん人って急には変われないと思うんですけど、徐々にステップアップはしていきたいです。今回の写真集で初めてちょっとオトナっぽい一面を見せられたので、これからもちょっと成長した姿や凛々しい姿とか、今まで見せてないような新たな面を自分自身で見つけていければなと思います。そして年相応な人間性でありたいですね。昔からオトナの方に助けられてきて、小学生の頃はお母さんのママ友に助けてもらったり、お姉ちゃんのお友達もすごくやさしくしてくれて…。でもあのとき、あの方はいくつだったんだろうと考えたらお姉ちゃんのお友達はまだ20歳にもなっていなくて、今の自分がそういう人たちみたいになれているんだろうかと考えると、もっと自分を磨いていって余裕を持ち、いつでも周りを手助けできる状態でありたいなと思います。でもまだまだ余裕はないですね。日々精一杯です(笑)。
(取材・文=東海林その子 ヘアメイク=田中陽子 スタイリング=安見未由)
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