チャラい金髪男子の”第二の顔”は弓道部員…イケメンのギャップに萌える漫画が話題に「真面目だけどチャラい最高です」【作者インタビュー】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、漫画「その問には答えられません！」(白泉社)の作者・くりゅうさんの「チャラい彼の意外な一面」。

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作者であるくりゅうさんが9月24日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2.5万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではくりゅうさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。

普段はチャラい男子の意外なギャップがたまらない…

「ちょっとやんちゃなグループにいる」という金髪ウルフカットのイケメン男子。普段はチャラいのだが、実は”弓道部”に所属している。部活中に真剣なまなざしで弓を構える姿は、いつもの彼とは打って変わって”凛とした”印象に変わるのだ。

本作を投稿したXには「ギャップに萌えました」「これは惚れる以外ない」「真面目だけどチャラい最高です」「ドストライクすぎる…」「テスト頑張れそうです」などの悶絶の声が多数寄せられている。

『ビジュアルはもちろんの事、「このイケメンがいる世界線に行きたい」と思って頂けたらとっても嬉しい』作者・くりゅうさんにインタビュー

――本シリーズを創作したきっかけや理由があればお教えください。

私は漫画を描く事が大好きで、朝起きてから寝るまでずっと漫画の事を考えています。ですが、自分の思うように表現できず悔しい思いをする事も多いです。そんな中で、連載の合間に息抜きとして自分の「好きを詰め込んだ男の子」を描こうと思った事がきっかけです。

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

とにかく、皆それぞれに私の「好き」や「萌え」を詰め込む事にこだわって描いていました。例えばホクロ・八重歯やピアス多数、かっこいいけど可愛さが垣間見えるキャラ、中性的な顔・雰囲気など、ビジュアルは徹底的に自分のタイプを詰め込みました。そこに、「男友達とはこう話す」「好きな女の子の前ではこうなる」「部活中はこんな顔を見せる」など、読者が想像しやすい日常生活の中で、ギャップを楽しんで頂けるように描いていました。なので、ビジュアルはもちろんの事、「このイケメンがいる世界線に行きたい」と思って頂けたらとっても嬉しいです。

――本シリーズの中で特に気に入っている作品があれば、理由と共にお教えください。

「学校にいる好きな男の子」は目線で見られる子や、キャラ自身に「好きな女の子がいる」設定の子を気に入っています。特に以下の3人は、私のツボが詰まっております。

気になってるクラスメイトと夜のコンビニで会った：学校で全く接点の無かった男の子と偶然夜のコンビニで出逢い、駄菓子が好きな事に気づいたり、学校では見られないオフの姿を自分だけが見てしまったり…次の日からはまたオンの彼になっているけど、だんだんとあいさつや会釈、短い会話が増えていく…と妄想していました。また、眼鏡に部屋着がゆるくてだぼっとしているのが私のツボです。

ミステリアスな彼のとある一面：個人的に、隣の席より前の席に好きな子がいる事にキュンとします。彼が振り返る度に毎回ドキッとしたり、授業中も必ず視界に入ってくるんだろうなとか…。そこから 、 普段は何を考えているか分からない、空気感もどこか周りと違うけど、自分にだけは溶けそうな甘い笑顔を向けてくれたら…と、 設定を付け加えて生まれた子です。

好きなのはめっちゃ伝わってくる：男友達にも女友達にも基本的に温度感が変わらず話す男の子ですが、「好きだ」と分かるくらいに、あからさまにアタックしてくる子が描きたくて生まれた子です。ただし、表情はいつものクールが良く、行動と言葉だけが甘い所が個人的にツボです。こういう子が関係を築いていって、たまーーーにデレた笑顔を見せてくれたら最強だなと思ってます。

――イケメンを描くときにこだわっていることがあればお教えください。

とにかく顔が良くなるように…と念じながら描いています。特に眉毛の位置は数ミリ単位で気を使っていたり、輪郭のバランスを取るのが苦手なので、カッコよく見えるように何度も調整しています。

――今後の展望や目標をお教えください。

今回取材頂いたイラストはあくまで趣味の範囲内で制作した物ですので、現在連載中の漫画についての目標になってしまいますが…「夜伽が禁忌のこの世界で」については、1,2巻が3月18日、3巻が5月16日に単行本が発売予定となっておりますので、ぜひ読んで頂けたら大変嬉しく思います。また、今回のようにたくさん男の子が出てくる漫画作品を描きたいと今は思っていますので、その作品が連載になった暁にはメディア化を前提に、そして若手俳優さん達にたくさん出演して頂けるような漫画を生み出す事が今の目標です。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

いつも温かい応援を本当にありがとうございます。皆様がSNSで見つけて下さったおかげで、このような貴重な機会を頂けたと思っております。男の子達が生活を送る中で、好きな事に一生懸命になったり、夢を追いかけていたり、学校では見せない葛藤が実はあったり…

そんな日々の中に、皆様自身が入り込めるような作品が1つでもあれば幸いです。

また、2月16日に東京ビックサイトで行われる「COMITIA151」では、今回の男の子達をまとめた漫画イラスト集「ギャップ男子の日常」を販売予定ですので、もしお時間ございましたらぜひ足を運んで頂けますと大変嬉しいです。