佐々木希“紗智子”が過去に恋心を抱いた井上祐貴“誠”の謎に視聴者注目＜地獄の果てまで連れていく＞

2025.02.12 12:57

佐々木希が主演を務める「地獄の果てまで連れていく」(毎週火曜夜11:56-0:26、TBS系※一部地域を除く／TVerにて配信)の第5話が2月11日に放送された。紗智子(佐々木)の復讐の行方、紗智子に協力する“コミ”の正体など、回を追うごとに考察が盛り上がっている本作。第5話では、モンスター・麗奈(渋谷凪咲)の夫・誠(井上祐貴)の存在が考察の仲間入りをした。(以下、ネタバレを含みます)

主人公が挫折と葛藤を繰り返す、命がけの復讐ドラマ

本作は、整形した主人公の橘紗智子(佐々木)が、家族を殺した悪魔のように非情なモンスター・花井麗奈(渋谷凪咲)を破滅へと追い込む、命がけの復讐ドラマ。

麗奈の夫・花井誠を井上祐貴、インフルエンサーでもある麗奈のマネージャー・飯田ゆうきを吉澤閑也(Travis Japan)、麗奈の父で犯罪社会学者の黒川稔を板尾創路が演じる。

残酷な動画を見ても麗奈をかばう誠

前回、視聴者を震えさせた、金魚をミキサーに入れるという麗奈の凶行。その場面を目撃し、怯えながらも撮影した紗智子は、その動画を誠に見せた。麗奈の本当に大切なものは誠であると気付き、復讐の第一歩として別れるように仕向けるのだ。

だが、その動画を見ても動揺することはなく、「あなたは少し彼女を知り過ぎてしまいました」と誠。「外ではいつも笑っていて、完璧に見えますが、本当はとても繊細で傷つきやすい人間なんです。そのクセも、仕事や人間関係からくるストレスに敏感に反応してしまった結果だと僕は解釈しています。残酷過ぎる。怖い。人から見たら後ろ指を差されることかもしれません。だけど僕は、そんな彼女に最後まで向き合う覚悟で結婚しました」と告げた。

麗奈の本性を知っていても一緒にいる理由があるのか。協力者の“コミ”と共にそんな疑問を抱きながら、紗智子はベビーシッターを辞めるように言った誠にもう一度頭を下げて復帰を許してもらった。

視聴者「誠の真意がわからない」

その後、麗奈の誕生日をサプライズで祝う準備で誠との距離を詰めていく紗智子。麗奈と幼なじみである誠は、紗智子と同じ高校に通っていた。本名の幸和子だった紗智子とは学年が違うも、面識があった誠に紗智子はほのかな恋心を抱いていた。

サプライズパーティーの日、麗奈は紗智子のスマホに誠から「この前はありがとうございました」とメッセージが入ったのを盗み見て、バターナイフを持って笑顔で紗智子に近づく。高校生のときにハサミで刺されたときのことがフラッシュバックする紗智子。麗奈がバターナイフを振り下ろそうとしたとき、誠、ゆうきたちがパーティーのために現れ、凶行が実行されることはなかった。

計画性なく思いのままに凶行に及ぼうとする麗奈にゾッとしながらも、視聴者の注目は誠にも向けられた。紗智子やコミが思ったように、どこまで麗奈の凶行を知っているかは不明でも、一緒にいる“覚悟”をしたのはなぜかということだ。「誠さん…あっち側なのかいい人なのかわからない」「誠さんの思考がまだ謎だな」「誠の真意がわからない」「知ってるようで知らない？」とざわつき、考察の一つにリスト入り。

高校生のとき、麗奈は「本気で人を好きになるとか、無理なんです、誠には」と紗智子に言っていたが、それが単に“けん制”の意味なのか、何か本当に理由があるのかも気になるところだ。

優しさから麗奈の娘に手を下すことはできなかったように、誠にも過去の恋心から揺れる紗智子だが、安堵してはいられない。パーティーに参加した麗奈のインフルエンサー仲間の1人が誠と仲良さそうに話す紗智子を冷ややかな目で見ていたのだ。

紗智子の復讐劇は、新たな思いが絡んで、ますますハラハラしていきそうだ。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部