“世界が恋に落ちた”穂志もえか、『SHOGUN 将軍』“藤様”役で米CC賞を獲得「獲っちゃった！！！！！」

2025.02.08 17:49

2月7日(現地時間)に米カリフォルニアで開催された、北米の映画批評家賞「第30回クリティクス・チョイス・アワード」(旧・放送映画批評家協会賞)で、「SHOGUN 将軍」に出演した穂志もえかが助演女優賞に選ばれた。穂志が演じた“藤”役は2024年の作品配信時から海外でも人気が高く「Fujisama」として愛されていたキャラクターだ。穂志は自身のSNSに「獲っちゃった！！！！！」と喜びのコメントを投稿。日本だけではなく、海外からも祝福の声が上がっている。

穂志もえか「獲っちゃった！！！！！」

戦国時代の日本をモチーフにしたジェームズ・クラベルのロングセラー小説を「トップガンマーヴェリック」のジャスティン・マークス氏らが新たに映像化した「SHOGUN 将軍」。今回のクリティクス・チョイス・アワードでは穂志の助演女優賞以外にも、作品賞・主演男優賞(真田広之)・助演男優賞(浅野忠信)を獲得し最多受賞の4冠となった。

穂志が演じたのは虎永(真田)の忠臣である戸田広松(西岡徳馬)の孫娘・宇佐見藤。武士であった夫自身の失態が原因で夫と幼いわが子を亡くし、外国人の妻になるという過酷な運命に翻弄(ほんろう)されながらも、粛々と妻としての務めを果たす役どころ。

全身から立ち上る“武士の妻”の誇りが欧米視聴者の心にも響き、特に4話で描かれる“銃を構えたジャパニーズ・プリンセス”のかわいらしさとたくましさのギャップに心を撃ち抜かれるファンが続出。「Fujisama(藤様)」を称える英語コメントや彼女のリアクションミームがSNS上で飛び交い“世界が恋に落ちた”といえる現象を生んでいたが、今回の受賞でまさに世界に認められた形だ。

今回の受賞を受け、穂志は自身のSNSに「獲っちゃった！！！！！」とキュートなコメントを投稿。また、海外のファンも穂志の受賞に「Congratulations!」「The best performance in Shogun.」などSNSで祝福の声を上げている。

「SHOGUN 将軍」とは

「SHOGUN 将軍」は1600年代の“天下分け目の戦い”前夜の日本を舞台に、真田演じる戦国最強の武将・吉井虎永、伊豆網代に漂着したイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(のちの按針／コズモ・ジャーヴィス)、ブラックソーンの通訳を務めることになったキリシタン・戸田鞠子(アンナ・サワイ)らが直面する陰謀と策略を描いた物語。浅野は、虎永の敵か味方か分からない男・樫木藪重を演じ、穂志は真田が演じる虎永の忠臣である戸田広松(西岡徳馬)の孫娘・宇佐見藤役を務めた。

虎永は徳川家康、ブラックソーンは三浦按針、鞠子は細川ガラシャ…とモチーフとなる人物はいるが、設定やエピソードの多くは小説をもとにしたフィクションとなっている。

なお、「SHOGUN 将軍」は「第76回エミー賞」でもドラマ・シリーズ部門の作品賞・監督賞・主演男優賞など、計18部門を受賞。「第82回ゴールデングローブ賞」ではテレビ部門のドラマシリーズ部門にて作品賞・主演男優賞など4部門を受賞。ほか、全米で実施されているアワードを多数受賞しており、今回発表された「クリティクス・チョイス・アワード」をふくめ70の賞を獲得している、

ディズニー傘下のFXが製作した「SHOGUN 将軍」はディズニープラスで全話独占配信中。

※西岡徳馬の「徳」は心の上に一本線が入るのが正式表記