「ダンダダン」桃＆愛羅コスプレ…りさまる、ひよとくん「表情や髪形の再現にこだわった」＜コミケ105＞

2025.02.04 17:05

漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。2024年12月29日・30日には、世界最大規模の同人誌即売会であり、コスプレも楽しめる大型イベント「コミックマーケット105」(コミケ105)が東京ビッグサイトにて開催され、2日間で約30万人が来場するなど大盛り上がりとなった。WEBザテレビジョンでは、会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。

「コミケ105」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは？

■「ダンダダン」綾瀬桃／りさまるさん

今回コスプレをした桃は表情のバリエーションが豊かなキャラクターなので、その再現にこだわりました。表情の作り方だけでなくメークもいろいろ試して、再現度を高めたつもりです。

■「ダンダダン」白鳥愛羅／ひよとくんさん

こちらのコスプレではウイッグの造形にこだわりました。立ち上げや束感が必要な箇所の再現は難しかったものの、なんとか形になったんじゃないかなと思っています。ただ写真を見てみると、角度によっては「もうちょっと直したいな」と感じる部分もあったので、そのあたりを調整してリベンジしたいですね。それともう1点、今回はメークにもこだわっていて。愛羅のぱっちりとした目元を再現するために、いつもより束感がある長めのつけまつげをつけてみました。

■「ダンダダン」白鳥愛羅／C:hoSさん

こだわった部分は、アクロバティックさらさらに変身した後の髪形とお面です。印象的な髪形ですが、ただ上に長いだけだと面白味がないと思って。ポーズを取ったときに奥行きが出て、迫力や動きが増すように造形を工夫しました。お面はアクロバティックさらさらに変身した直後のシーンに合わせて、顔が半分出るよう、削り出しを工夫しました。一番有名(個人の感想です)で格好良いシーンを再現するために、ヨガで体を柔らかくして、体幹も鍛えて。もともと表現することが好きで、体も柔らかかったので、私らしいコスプレができたんじゃないかなと思っています。

■「ダンダダン」綾瀬星子／桃吉さん

こだわりったポイントは星子おばあちゃんのウイッグです。どう頑張っても“3次元でもありえるナチュラルな髪形”には見えないので、2次元らしさ全開で。忠実に髪形を再現することに力を注ぎました。

■「ドラゴンボール」人造人間18号／白冥にあさん

18号は立ちポーズが多いので、きれいに見えるポージングにこだわりたかったのですが、思いのほかデニムの生地が固くて。ポーズのバリエーションがかなり少なくなってしまったのが心残りです…。衣装そのものはキャラのイメージを壊さない範囲で、自分のスタイルに合うようサイズを調整して。服のシワなども2次元感が出るように、上から塗装するなど加工を加えています。

■トリヤマロボ／keiさん

今回のコスプレで注目してほしいポイントは、トリヤマロボのマスクの再現度です。単純な造形ですが、シンプルだからこそ縦と横の比率がちょっとでも違うと“何かが違うトリヤマロボ”になってしまうので、そうしたバランスに気を付けて制作しました。また、マスク以外では姿勢にも気を付けています。トリヤマロボで撮影していただく際は猫背をキープして。さらにゼンマイも背負っているので、イベント翌日は毎回、肩と背中がバキバキになります(笑)。こちらの衣装を制作したのは8年前ですが、2024年は鳥山先生の訃報もあり、追悼の意を込めて、たくさんのイベントでトリヤマロボのコスプレをさせていただきました。

8月16日・17日には「コミックマーケット106」も開催

2025年も「ワンダーフェスティバル2025[冬]」(2月9日[日]、千葉・幕張メッセ)や「AnimeJapan 2025」(3月22日[土]～25日[火]、東京ビッグサイト)、「ニコニコ超会議2025」(4月26日[土]・27日[日]、幕張メッセ)など、コスプレも楽しめる大型イベントは全国で多数開催予定。8月16日(土)・17日(日)には、「コミックマーケット106」(東京ビッグサイト)も開催予定となっている。

そのころには、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか？　今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。

◆取材・文＝ソムタム田井