「スクールアイドルミュージカル」に出演する杏ジュリア、安本彩花、仲村悠菜が本公演の魅力について語った

安本彩花×杏ジュリア×仲村悠菜、ミュージカル公演に向けて「ドラマの続きの世界を劇場で体感してほしい」<スクールアイドルミュージカル>

2025.02.01 12:00
「スクールアイドルミュージカル」に出演する杏ジュリア、安本彩花、仲村悠菜が本公演の魅力について語った

「みんなで叶える物語」をテーマに、女子高校生が学校で活動するアイドル“スクールアイドル”を通して夢をかなえていく姿を描く「ラブライブ!」シリーズのミュージカル作品「スクールアイドルミュージカル」の公演が2月9日(日)から開始する。今回は本公演に出演する安本彩花、杏ジュリア、仲村悠菜の3名に本公演の魅力について話を聞いた。

ドラマ版の反響「細かいところまでの考察がすごい」

ーー「スクールアイドルミュージカル」への出演が決まった時の心境を教えてください。

安本彩花:この作品に関わらせていただけることが決まった時はびっくりでした。キラキラとした可愛い世界観の作品に、私なんぞやがお力添えできるのだろうかって思っちゃって自信がなかったです。でも実際にこの作品に関わらせていただいく中で、自分の活動と重なる部分が見えてきたんです。そこで初めて自分がこの役をやる意味があるんだなと思うことができました。ドラマ版では言葉だけで伝えることになると思うんですけど、ミュージカルでは音楽や歌を通じてこの作品を表現できるのですごく楽しみです。私は歌を歌うことが好きで、そこに関しては私が演じるミスズ部長と同じようにプライドを持ってやっているので、ミュージカルに参加できるのが本当に嬉しいですね。

杏ジュリア:「スクールアイドルミュージカル」の舞台は劇場に行かないと味わうことができないし、時間を割いて足を運んでくださった人にしか分からないストーリーなので、見たことがあるって方は少なかったと思います。でもドラマ化されると聞いた時、もっとたくさんの人にスクミュの良さが広まるって思って素直に嬉しかったです。ラブライブ!シリーズでは初の実写ドラマだったので、今回も関わりたいと思ってたんです。出演が決まって、本当に心から嬉しかったし、沢山の人にスクミュを届けられるチャンスだからこそ頑張りたいと思いました。

仲村悠菜:何度も上演されている舞台で支持されている方も沢山いらっしゃるので、世界観を壊さないように頑張ろうと思いました。高校生でアイドルっていう設定が自分と重なるので、演じられるのがとても嬉しかったです。ミュージカルに出演するのは初めてなので、緊張もしています。

ーー3人でお話しすることもあったのでしょうか?

安本彩花:そうですね。学校が違ったので撮影を一緒にすることはそんなに多くなかったんですけど、最初の本読みの時とか顔合わせのタイミングで色々話せて楽しかったです。

ーードラマ版の反響はいかがでしょうか?

安本彩花:SNSでの反響はすごくチェックしているんですけど、元々スクミュファンの皆さんと今回から見てくださっている方のそれぞれの役柄に対するコメントが全然違うんですよね。元々ファンの方は「この子は本当はこういう気持ちでこんなことを言ってるんだろうな」みたいな考察をしてくださってて。一方今回から見てくださっている方は「なんでそんなこと言っちゃうの?」って感じで、それぞれの役柄の発言に対して疑問を抱いていました。その違いも含めて、色んな反応を見るのが楽しいです。

杏ジュリア:スクミュを舞台でも見てくださっている皆さんは、すごく細かいところまで見て考察してくださっているんですよね。「この子の服はこうだからこうだ」とか「この電話番号はこの時代に使われているものだから〇〇年代の可能性が高い」とか本当に細かいところまで見てくださってるんです。舞台でもスマホじゃなくてガラケーを使っているので、そういうところから考察している方もいらっしゃいます。ドラマから初めて見る方はスピード感に付いていけない部分もあるかもしれないですけど、舞台を見た方も見ていない方も楽しめますし、見れば見るほど新しい発見があると思います。ドラマ版は映像として一生残るので、何度も見て楽しんでいただけたら嬉しいです。

仲村悠菜:年代の考察を見た時びっくりしました。自分が思ってた以上にすごい熱量で応援されている作品なんだなと実感しました。あと私が演じるトアちゃんの小動物感に対する反響は大きかったですね。普段から応援してくださっているファンの方から「トアちゃんとかミスズちゃんを見てると悲しくなっちゃう」っていう声もいただいて、自分が演じている役柄の印象を再確認できました。そういった反響を活かして、ミュージカルに向けて頑張っていきたいです。

ストーリーの魅力は「椿咲花と滝桜という女子校2校の対比」

ーー本作のストーリーの魅力はどんなところでしょうか?

安本彩花:椿咲花と滝桜という女子校2校の対比ですね。椿咲花が衝動的に動いていく姿と滝桜がプロを目指してストイックにやっている姿の対比がすごくリアルなアイドルだなと感じました。実際にアイドルの世界でも同じようなことがありますし、アイドルにとって必要なものが2つの高校に分けて描かれているのが面白いので、これからアイドルを目指す子にはぜひ見てほしいです。

仲村悠菜:キラキラしている王道のアイドルのストーリーなんですけど、だからこそ真っ直ぐに頑張ることの大切さが伝わるのが魅力です。あとは何かをやる時に背中を押してくれる作品で、自分が演じるトアちゃんのことを思い出すと頑張れるんですよね。自分は滝桜だけど、椿咲花の皆が持つ気持ちを自分も持ちたいなと思います。アイドルをやっているからこそ刺さる部分もあるし、どの世代の人が見ても力をもらえる作品です。

ーー杏さんは2022年から本作に携わっていますね。

杏ジュリア:そうなんです。私は2022年から「スクールアイドルミュージカル」に携わっているんですけど、理想のユキノちゃんを演じられるようになりたいって思いがずっとあったんです。今回ドラマの撮影を通して、ユキノちゃんについてもっと知ることができたなと思っていて。ユキノちゃんってのんびりふわふわした子に思われがちなんですけど、実は芯があって真っ直ぐで、何も疑わない純粋さがあるからこそ突っ走るみたいな性格だと思っています。そういった部分をミュージカルでも出せたら嬉しいです。あとはほとんどの子がドラマもミュージカルも出演するので、一緒に演じてきたものを舞台でも表現できるんじゃないかなと思っています。

ーー皆さんが演じる役柄についてお聞かせください。

安本彩花:ミスズ部長はアイドル部の部長として皆のことを引っ張っていく存在です。一方で色んなコンプレックスやセンターになりたいけどなれないっていう思いがあって、弱い自分と向き合う中で強くなりたいから歌とダンスを頑張るっていう感じでプライドを持っています。そういうところが自分とすごく重なるんですよね。私もアイドルをやるうえで、皆みたいに上手くやれなくて自信を持てない部分があって、そんな弱い自分がバレないように誰よりも良い表現をするんだって気持ちで頑張っています。

杏ジュリア:ユキノちゃんは真っ直ぐでピュアなのんびりしたお嬢様で、バレエをやっているのが私と同じなんです。ルリカ先輩が大好きで役に立ちたい、悲しい顔をさせたくないって気持ちで頑張ってるんですけど、私も好きなものに真っ直ぐでそういうところも似てるなと思います。一方ユキノちゃんと私は年齢が違うので、私は20年生きているからユキノちゃんについて深く考えてしまう時があるんですけど、自分のことを思い返すと高校1年生の時ってあまり何も考えてなかったなと思って、それで深く考えすぎず大人になりすぎないことを意識しています。

仲村悠菜:トアちゃんは先輩のことが大好きなんです。アンズのことを心配している健気な子で、守りたくなるほど可愛いです。少し空気が読めなくて、猪突猛進なところもあります。私も同じグループの先輩が大好きで、先輩が出てる雑誌を自分で買うくらいなんですけど、そういう部分はトアちゃんと同じだなと思いますね。最初のダンスレッスンの時、ジュリアちゃんがトアちゃんの役にぴったりだよって言ってくれて、それが嬉しかったのを覚えています。

ミュージカル公演に向けて「ドラマの続きの世界を劇場で体感してほしい」

ーー「ラブライブ!」のどういうところが凄いと思いますか?

杏ジュリア:「ラブライブ!シリーズ」は1期の中だけでも色んなストーリーがあるんですけど、ドラマ版ではそれを1つの作品に全て詰め込んでるんですよ。「ラブライブ!」は二次元のイラストから始まってアニメで描かれてきたのに、それを三次元の私たちが演じて、元々のシリーズのファンの方にも褒めていただいているのが凄いなと思います。

ーー楽曲の魅力を教えてください。

安本彩花:ドラマのオープニングで歌っている楽曲が、ミュージカルのルリカちゃんの夢の世界では歌詞が変わっていて、そういう細かいこだわりが面白くて魅力的ですね。

ーーアイドルになるまでの経緯をお聞かせください。

安本彩花:私は気付いたらアイドルになっていたという感じで、レッスンの一環として私立恵比寿中学が出来てたんですよね。(笑)元々夢のない子供で、こうなりたいとかなくて、自分の考えを何も持っていなかったんです。今となっては、アイドルというものが私に夢を与えてくれたなと思います。

仲村悠菜:私はオーディションを受けて、好きという気持ちでアイドルをやろうと思いました。なりたいと思ってなれるのって奇跡なので、本当に嬉しいです。好きなグループに入れたのも、先輩に追いつけ追い越せって感じで頑張るのも役中のトアちゃんと自分が重なるんですよね。私は元々スターダスト所属で、一回アイドルになりたいと思ったんですけど、スターダストのアイドルは声が掛からないとなれないんです。だから私はアイドルになれないんだって思ってたところでチャンスを掴んで、ようやくアイドルになれました。この作品を通して、そういう気持ちを思い出しましたね。

ーー本作を通して、アイドルになったばかりの時のことを思い出しましたか?

安本彩花:思い出しましたね。私は高校生の時からアイドルをやっていて、学校帰りに部活みたいな感じでレッスンに行っていました。最初本読みをやらせていただいた時に、舞台の演出とドラマの脚本を書いている岸本さんに「ヤスは大人になりすぎたよ。あの頃もっとこうだったじゃん」って言われたんです。そのタイミングで丁度グループの大きなライブが重なってて、アイドルになったばかりの時のように楽しめない自分がいたので、岸本さんの言葉が大きなきっかけになったんですよね。最初は「なんかよく分かんないけど楽しい」って感じだったので、その感覚を戻してみようと思って。そしたらめちゃめちゃ楽しくライブが出来たんですよ。いつもライブ後は反省しちゃうんですけど、その時はとにかくアイドル楽しいなって気持ちが溢れていました。なのでこのタイミングでこの作品に出会えて、アイドルとして初心に帰れて良かったです。これからも純粋にアイドルを楽しんでいけると思います。

ーー最後に、本公演に向けてメッセージをお願いします。

安本彩花:元々ファンの方も楽しめますし、ドラマでそれぞれのメンバーの関係値や心情を深掘りできているのと思うので、ドラマを見た方にもぜひミュージカルを楽しんでいただきたいです。Wキャストの役もいるので、公演の最初の方に来たうえで何度もリピートしていただいて、この作品を色んな風に捉えてもらえたら嬉しいです。

杏ジュリア:「スクールアイドルミュージカル」をドラマでしか見てなくて、ミュージカルってタイトルなのに全然歌わないじゃんって思った方もいらっしゃるかもしれないですけど、舞台では歌も含めて全て見れます。ドラマでは伝えられなかったことがミュージカルに詰まっていますし、ドラマの続きの世界を見ることができるんですよ。ぜひ劇場で体感していただきたいです。見れば見るほど魅力が増す作品なので、細かいところまで見てスクミュを大好きになってほしいです。

仲村悠菜:「スクールアイドルミュージカル」はライブパートがあるのが魅力的なんですよね。本編のあと、アンコールスペシャルステージを見たら一人ひとりのことを知れてより一層感情移入できると思います。ぜひお芝居もライブも見て、「スクールアイドルミュージカル」という作品の推しを作ってほしいです。私も歌やダンス全てにトアちゃんを詰め込めるように稽古を頑張るので、ぜひ見に来ていただいて幸せな気持ちで帰ってもらいたいです。

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