W主演の風間俊介&MEGUMI、“夜の営みをめぐる夫婦の攻防戦”を描くドラマに「ここまでさらけ出すのか」<それでも俺は、妻としたい>
風間俊介とMEGUMIがW主演を務めるドラマ「それでも俺は、妻としたい」(毎週土曜夜0:55-1:25ほか、テレビ大阪・BSテレ東)の第4話が2月1日(土)に放送される。放送を前に、主演を務める風間、MEGUMIからコメントが届いた。民放公式テレビ配信サービス「TVer」では第1話から第3話が配信中。
ドラマ「それでも俺は、妻としたい」とは
原作は連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK)の脚本などを手掛けた足立紳の同名小説。妻にセックスを懇願する夫と、それを罵倒する妻との攻防戦を通じ、笑って泣ける究極の夫婦愛を描く。
金はないが性欲はある柳田豪太(風間)、42歳はあの手この手を使って妻のチカ(MEGUMI)とセックスしようと奮闘するが、チカはそんな豪太をとことん罵倒し、断り続ける。「したい」夫と「したくない」妻、夜の営みをめぐる攻防戦が開幕する。
第4話「二人目作戦」では、豪太の妹・ミハル(ぎぃ子)が二人目を妊娠。豪太は、鳥取に住む父・作郎(近藤芳正)と母・佳子(熊谷真実)も来るので「皆で集まらないか」とチカに言うが、佳子と気が合わないチカは気が乗らない様子。だが「行かなかったら後で面倒くさいから」と、結局チカも行くことに。
家族集合の日、豪太が持って来た手料理をほめちぎり、豪太に仕事がなくても気にも留めない佳子にチカは淡々と相手をする。すると突然、佳子は豪太たちに向かって「もう一人作ったらいいんじゃない?」と余計なことを言い出す。その後も、豪太の自慢話をし続ける佳子にチカはいらだちが募るばかり。
その夜の帰り道、豪太はチカとセックスするため「二人目がいてもいいかな」と遠回しに提案する。
W主演を務める風間俊介とMEGUMIがコメント…「ここまでさらけ出すのか」
――脚本を読んだときの感想は?
風間:脚本を読んだとき、「ここまで赤裸々に、ここまでつまびらかに作品にしていいのだろうか」という面白さと戸惑いがありました。でも、それがすごくチャレンジングな企画だと思い、心引かれましたね。足立監督は「これは僕の話を元にしているけれど、あくまでフィクションです」と言っていたんです。でも演じていると「ほぼ実話」だということが分かってきて、最終的には監督の生き様を自分が通す形なんだと感じました。
MEGUMI:すごく面白い!と思いました。普通のドラマではあえて美しくしようとする部分があるじゃないですか。でもこの作品はそういうのがなくて、本当に生々しい会話がそのまま脚本になっている感じがして、「こういうドラマ、なかなかないな」って思いましたし、「ここまでさらけ出すのか」と驚きましたね。
――お互いに共演が決まったときの心境は?
風間:MEGUMIさんは女優業だけでなく、プロデューサーや実業家としての顔も持っていて、そのバイタリティやエネルギーには胸を打たれています。これまでも同じ作品に出演したことはありましたが、同じシーンでの共演はありませんでした。なので「やっとMEGUMIさんと共演できる」とうれしかったですね。
MEGUMI:風間さんは本当にすごい人です。何でも知っているし、情報量が豊富なんですよ。映画やゲーム、飛行機のマイル、ポイントのことまで詳しい。そして、その知識を分かりやすく伝えるのがとても上手なんです。バラエティ、MC、舞台、俳優業と多彩な仕事をこなしていて「こんなマルチな才能を持つ人がいるんだ」と感動しました。
――役を演じる上で、特に意識した点や工夫した点は?
風間:演技をする上では、視聴者の方にそのキャラクターを好きになってもらうことも大事だと思います。でも、豪太は序盤では「好きになってもらおう」という考えがほとんどなかったですね。むしろ「どれだけ見ている人にダメだと思われるか」という部分にフォーカスしていました。でも物語が進むにつれ、彼が取り繕わず、自分ができることを模索し始める瞬間があって、そこに成長が見えると思います。
MEGUMI:まず、チカの人生のプロセスを想像して書き出してみました。幼少期から現在までの人生や、好きな音楽、食べ物とか……チカが使う“香り”も考えましたね。「チカは、ドラッグストアで手に入るようなリーズナブルな香水を使うんじゃないか」と思って。そうした細かな設定が、彼女を演じる上でのリアリティにつながったのだと思います。
――今回、足立監督の自宅で撮影が行われました。原作の舞台にもなっている場所での撮影はいかがでしたか?
風間:監督の家で撮影することで、その空間に染み付いた生活感や歴史がそのまま映像に映るんですよね。壁に刻まれた歴史、生活の匂い……。他のセットでは絶対に再現できない「リアルな生活感」がありました。それがこの作品の大きな魅力だと思います。
MEGUMI:ドキュメンタリーのような感覚でした。監督の生活や匂い、ご家族の存在も含め、すべてがリアルに感じられる環境でした。この環境から生まれるリアリティが作品に大きく影響していて、面白い体験でしたね。家族の絆を感じながら演じられたのもよかったです。
――TVerでは最新話だけでなく第1話も配信されていますが、注目してほしいポイントがあれば、教えてください。
風間:第1話は、ある種「イントロダクション」なんです。まだこの家族の本当の姿や問題点は見えていません。チカが少し言葉がきついんじゃないかとか、豪太はそこまでダメじゃないんじゃないかとか、見ている方もそう思うかもしれません。でも、ここから先、本当にリアリティを持って家族の問題点が見えてきますし、視聴者の皆さんが「ここを改善したほうがいい」「この家族はあそこを直さないとダメだ」と感じる部分が必ず出てくると思います。第1話はその「はじめまして」の部分なので、ここからの展開を見守っていただけたらうれしいです。
MEGUMI:第1話を一言で表すなら、「嵐の前の静けさ」といった感じ。正直、「こんな作品なの?」と思われるところもあるかもしれません。ただ、このあと第4話あたりからキャラクターたちの魅力が爆発していくんです。二人の感情がむき出しになって、爆弾発言や衝突が続きますし、息子もチャーミングな面を見せてくれます。第3話まではそのための「助走」というか、「こういう家族なんだよ」と説明するパートなので、視聴者の皆さんにはその心構えで楽しんでいただけたらうれしいです。
――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします!
風間:この作品は、家族の「むき出しの生活」を描いた物語です。盛り上がる事件や華やかな展開があるわけではなく、まるで「家族の日記」のようにリアルな日常が綴られています。見ている皆さんには、物語を「客席」からではなく、「家族会議の席」に座っているような感覚で見てもらえたらうれしいです。そして、きっと誰もが「あいつには一言言ってやりたい!」と思う瞬間があると思います。そう感じてもらえたら、もうこの作品の家族の一員です。
MEGUMI:第3話以降、夫婦の会話がどんどん白熱していきます。言葉の応酬が激しくなり、お互いの感情がむき出しになる場面が増えていきます。また、後半ではこの夫婦が無謀なチャレンジをしていく姿が描かれます。「そこまでやる!?」というような挑戦をしながら、その結果どうなるのか、ぜひ楽しみにしていただきたいです。新しい感覚の家族物語として、1話30分というコンパクトな尺の中で、クスクス笑ったり、ふと気がつくと泣いているような感動的な瞬間が詰まっています。おうちでリラックスしながら楽しんでいただける作品なので、ぜひご覧ください。
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