高橋尚成氏、伊藤優輔のソフトバンク移籍に落胆人的補償制度の改革を提案し「プロテクト枠を…」

2025.01.20 19:55

提供：Sirabee

甲斐拓也の人的補償選手として巨人からソフトバンクに移籍した伊藤優輔。高橋尚成氏は「残念」と語り、人的補償制度に苦言を呈した。

読売ジャイアンツ・読売巨人軍

元読売ジャイアンツの高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル『高橋尚成のHISAちゃん』で、伊藤優輔投手の人的補償による福岡ソフトバンクホークス移籍に落胆の声をあげた。

【動画】伊藤投手のソフトバンクに高橋氏が落胆

伊藤投手の移籍に高橋氏が落胆

伊藤投手のソフトバンク移籍に高橋氏は「正直残念だなという感じですね。ジャイアンツにとって、かなり戦力になる選手の1人と見てたので」と肩を落とす。

1月8日公開の動画で、高橋氏が同投手を「菅野智之投手の穴を埋める選手として最も期待している」と話していたことが紹介されると、「まさかプロテクトされていないとは。ソフトバンクも見る目があるなという感じですね」と語った。

プロテクト枠に異論も

話を聞いたチャンネルスタッフは「人的補償のプロテクト枠、28人は少ないと思いませんか？」と問いかける。

以前から動画内でFA移籍による人的補償制度に否定的な見解を示していた高橋氏は、「そうですね、少ないですね。この制度は良くない。もう少し改善したほうがいいかもしれないんですけどね。こればっかりはセンシティブな問題で難しい」とやんわりと苦言を呈した。

40人プロテクトしたい？

人的補償のプロテクト枠には「28人の枠は少なすぎますよね。そう考えると、たとえば35～40人近くの枠にするとかね」と提案する。

しかし「これもね、話し合った結果のルールだと思うので、なんとも言えないですね」と現行のルールに理解も。伊藤投手が抜けた巨人のローテーション争いには、若手投手陣に期待を寄せた。

伊藤投手にエール

プロテクト漏れについて再度質問された高橋氏は「残念」としながらも「スタッフの人たちが苦渋の決断をしたのではないか」とコメント。

また「新天地でがんばってほしいし、期待していますよ。ソフトバンクはパ・リーグでつねに上位にいるチームなので、そこで早く戦力になる投手になってほしい。ある意味ジャイアンツの期待を裏切るような、ソフトバンクで活躍をしてほしい」とエールを送った。

人的補償制度の存在が議論に

FA移籍による人的補償は、宣言をした選手の年俸別にAからCまでのランクに分け、高年俸のAとBランクの選手が移籍した場合、抜けたチームからプロテクト枠を外れた選手を1人、もしくは金銭を獲得できるという制度だ。

この制度もポスティングシステム同様物議を醸すことが多く、一部の野球関係者からは「移籍の障害になっている」として撤廃を求める声も。

不要論の一方で埼玉西武ライオンズなどFA流出が相次いでいるチームのファンなどからは「取られ損ではたまらない」「アメリカのようにぜいたく税やドラフト指名権の剥奪がない以上、必要な制度」という意見もある。

伊藤投手のソフトバンクに高橋氏が落胆

https://www.youtube.com/watch?v=L19rl0kd4Jg

（文／Sirabee 編集部・佐藤俊治）

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