赤楚衛二、役作りの影響で日常生活でも“猫背”に「ビシッとするのがしんどくなりました」＜相続探偵＞

2025.01.18 05:00

俳優の赤楚衛二、桜田ひより、矢本悠馬が、1月25日(土)スタートのドラマ「相続探偵」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系)の制作発表記者会見に出席。役作りで苦労したことなどを語った。

「相続」に特化したヒューマンミステリー

同ドラマは、「SPEC」シリーズなどで知られる脚本家・西荻弓絵氏の同名漫画が原作の「相続」というテーマに特化したヒューマンミステリーで、西荻氏が自ら脚本も担当。赤楚が元弁護士の相続探偵・灰江七生を、桜田が休学中の医大生・三富令子、矢本が元警視庁科捜研のスーパーエース・朝永秀樹を演じ、難解な相続問題をコミカルに、痛快に、時に大真面目に解決していく。

個性的な灰江というキャラクターを演じたことで日常生活に与えた影響を聞かれ、赤楚は「灰江が割と猫背なキャラクターなので、(背筋を)ビシッとするのがしんどくなりました。筋肉の衰えを感じます(笑)。ずっと猫背なんです」と打ち明けると、桜田は「本番前にあらためて猫背にしている姿をよく見ます。最初の頃は『(猫背が)つらい』とおっしゃっていたんですけど、いつの間にかそんな言葉も聞かなくなり、ナチュラルになじんでいるんじゃないかなと」と、赤楚の“役作り”について証言した。

一方、矢本はそんな赤楚に対して「本読みの段階で赤楚くん自身も灰江というキャラクターに対して難しいという印象をたぶん持っていたんですけど、本番に入る前にいろんな壁を取っ払って、現場に行ってみたら本当に面白くて魅力的な灰江でいたので、いいプレッシャーを頂きましたね」と感嘆したそうで、赤楚は「(理解してくれて)ありがたいです。本当に難しかった」と感謝しながら、苦労を伝えた。

また、その流れで役作りにおいて苦労したことを聞かれた桜田は、初めてだというアクションについて語る。「(役柄的に)大体守られるか、逃げるか、しか経験がなく、実際に自分で敵と戦うというのはなかなかなかったのでアクション練習をしました。キレのある動きには筋肉と体幹だろうということでジムにも通い始めて、日々鍛錬しております」と、アクションシーンに全力で向き合っている様子。

それを受け、赤楚が「僕も(桜田の)アクションシーンを見たんですけど、めちゃくちゃ格好良かったです」と絶賛すれば、矢本も「めちゃくちゃ器用な方だなと。一緒に撮影していても、こんなにいろんな表情になって、面白くできるんだ…と。見てほしいシーンがいっぱいあるんですよ。めっちゃ勉強になります」と賛辞を惜しまない。これには桜田も思わず「いやあ、うれしいですねえ」と照れ笑いを浮かべていた。

赤楚、“意外な一面”に「注目しないでいただきたいです」

そんな中、現場での赤楚のエピソードを求められると、矢本は「赤楚くんは、足首がすごい硬くて、しゃがめないんです。こんなに格好良くて、すごい誠実で、本当にいい男なんですけど、足首が…」と暴露。

すると、赤楚は「幼稚園のときからで、足首が硬いのは癖ですね。踵が浮いちゃうんですよ。(会見の場で)実践するのはお恥ずかしいので控えさせていただきます(笑)。劇中に所々しゃがんでいるシーンがあるんですけど、そこは“見どころじゃない”ので、注目しないでいただきたいです」と、苦笑いで呼び掛けた。

最後に赤楚は、あらためて今作について「相続というのは少なからず全ての人が通る道だと思います。作品を通じて老若男女皆さんに理解してもらえたら」とした上で、「ミステリーということで犯人捜しを楽しむところも面白いと思いますし、3人の掛け合いが本当にコミカルで気持ち良く見られるんじゃないかと思うので、3人のキャラクターやチームワークも楽しんで見ていただけたら」とアピールし、締めくくった。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)