村重杏奈、初主演映画『悪鬼のウイルス』完成披露上映会で明かした「バラエティで培った」技に会場爆笑!
そのシーンを見るだけでも、映画館に足を運ぶ価値があるかも!?
元HKT48で、現在はタレントとして幅広く活躍する村重杏奈が、初主演作で魅せた。村重が主演を務めるイニシエーション・ホラー映画『悪鬼のウイルス』(1月24日公開)の完成披露上映会が1月12日に東京・丸の内TOEIにて開催。村重ら出演者4人と松野友喜人監督、そして初の映画主題歌を務めたアイドルグループ「高嶺のなでしこ」メンバーの計15人が登壇し、賑やかなひと時となった。
登壇したのはヒロインの日名子を演じる村重のほか、日名子の友人で都市伝説YouTuberの智樹を演じる太田将熙。日名子・智樹とともに怪奇を追う颯太を演じる桑山隆太(WATWING)。日名子たちが訪れた旧石尾村で“悪鬼”蔓延るなか生活する女子高生・マイを演じた吉田伶香。そして松野友喜人監督。
松野監督は1999年3月生まれという新進気鋭の若手で、1998年7月生まれの村重とは同学年。同い年の二人がツートップを張る意欲的な作品だと言えよう。
上映前に行われた舞台挨拶でヒロインの村重は「今日はこんなにたくさんの方が来てくださるとは思っていなかったのですごくうれしいです。一生懸命アピールできたらと思っています」と素直な気持ちを吐露。
すると桑山がが「フライヤー、SNSとかでも僕のビジュアルが出ていると思いますけど、主演は村重さんです」とジャブを入れ、村重は「ありがとう譲ってくれて」と笑顔で応える。登壇者のほとんどが同世代とあって和気あいあいとしたイベントとなっていた。
本作で主演という“センター”を務めた村重は「私は今までアイドルをやってきたんですが、センターに立たせていただくことが私の人生で本当になかったので」と前置きしつつ、「ちょっとソワソワしているんですけど、今日はこういう形でセンターに立たせてもらって、すごく気合いが入ります。頑張りたいなと思います」とセンターの責任を口にする。
演技については「最初に監督から言われたのが『本当に自分たちの感じで大丈夫です』ということ」との裏話を披露。続けて「もちろん役ではあるんですけど、そのままでいてくださいということだったので。わりと素のところが多かった気がします」と、等身大の自分で演技に臨んだことを明かした。
本作ではホラーに加えてアクション要素もふんだんに織り込まれており、桑山も「一番力を入れたのがアクションでした」と説明。女子高生役の吉田も武装して戦うなどアクションに取り組んでおり、「智樹と颯太と私はアクションがあったので。その3人でアクションの練習をしていたんですけど、本番と違って何もないところで練習をしていて」と練習中のエピソードを明かす。
続けて「実際の本番ではものがあったり、全速力で走ったり、本気で戦ったりとなって、それは難しかったです」と撮影について振り返ると、他の登壇者からは「マイのアクションがカッコよかった」と称賛の声が続出だ。
それを受けてYouTuber役の太田は「実際映画を観てもらうと、みんなマイちゃんのファンになっちゃうんじゃないかというくらいにカッコいいんですよ」と絶賛。一方で自身の演技に関しては「逆に僕が演じる智樹は、みんなが襲われるきっかけとなる役なので、僕のことは嫌われてしまうかもしれない。それくらいマイの好感度が高いんです」と、しっかりと吉田(マイ役)を立てていた。
ここで吉田が「最後は……」と、うっかりクライマックスシーンのネタバレをしそうになる場面も。これには他の登壇者たちが「あぶない!あぶない!」と反応し、ワチャワチャした様子に会場が湧くと、すかさず村重が「今日は爪痕を残そうとしている?」とツッコミ。爆笑で場を締めてみせたのはさすがだ。
◆共演者が明かした村重の「スゴいシーン」とは!?
そんな楽し気な上映会でいきなり「私、いっこスゴいなと思ったシーンがあるんです!」と切り出した吉田。周りの共演者たちは「怖いな…」と警戒するなか、松野監督から「ネタバレはないから大丈夫」とのお墨付きを得て明かすエピソードに注目が集まる。
ここで吉田は「日名子が牛乳を噴くシーンがあるんですけど、そこはめっちゃきれいに飛沫が飛んでいるので、そこはぜひ観てもらいたいです」と熱弁。これには会場も大爆笑だ。
まさかのタレ込みに「あれはバラエティで培ったものだから」と笑顔を見せる村重。この話題を機に「ホラー映画ではあるんですけど、撮影現場はけっこう和気あいあいとしていて」と撮影について振り返ってみせた。
村重は「正直、村重も初現場だったので。どんな感じなんだろうと思っていたんですけど、こんなに楽しくできるんだというのが印象的でした」と回想。監督が同学年であることにも触れ、「村重の映画のイメージって、『そこは違う!』と言われながら監督にボロボロにされるというものだった」と警戒していたものの「けっこうお互いに相談しあうようなスタイルで進みましたね」との内幕を明かしていた。
◆アイドルの先輩として「高嶺のなでしこ」にアドバイス!
上映会の途中からは、本作の主題歌『アイのウイルス』を歌唱する高嶺のなでしこがゲストで登場。メンバーの城月菜央は「私はホラー作品が大好きなので。最初にオファーをいただいた時は『え?』と声をあげてしまって、驚きと喜びを隠しきれませんでした」と、素直な印象を口にした。
続けて城月は「主題歌の声は映画に沿った感じで心を込めて歌いましたし、日名子さんの心情に寄り添った歌詞になっているので。ぜひそこにも注目していただきたいなと思いました」と主題歌についてアピール。出演者の桑山も「この歌はめちゃくちゃカッコいいんで。ぜひ映画館の音圧の中で聴いていただきたいなと思います」と会場に呼びかけた。
ここで村重が、新成人メンバーの東山恵里沙と葉月紗蘭に対し、人生をサバイブするためのアドバイスを送ることに。大人と子どものはざまにいる主人公たちがサバイブするという本作にちなんだ趣向だ。
村重は「村重も人生をサバイブしまくってきましたからね」と前置きしつつ、「でもやっぱりポジティブ一択だと思います」とキッパリ。「村重は26歳になって、ちょっとずつ大人になってきていますけど、ポジティブで間違いなかったなと思うので」と自身を経験をもとにコツを伝授だ。
続けて村重は「これからたくさんのことが起きると思うし、ヤバい、どうしようと思うこともたくさんあると思うけど、ポジティブでいればなんとかなるという精神で、村重はここまで来れたので」とアドバイス。最後は「とにかく何があってもポジティブで、元気いっぱいで。笑顔で頑張ってほしいなと思います」と締めくくった。
その言葉に東山は「貴重なアドバイスをいただいてすごくうれしいですし、村重さんはいつも明るく接してくださるので。すごく説得力があるというか。心に響いたので、ポジティブで生きていきたいと思います!」と、納得した様子。
控えめキャラの葉月は「私もポジティブになれるように実践していきたいと思います。東山よりは上手にコメントできないんですけど……」と言葉に迷う場面も、すると村重から「ネガティブになってるよ! 全然そんなことない! 最高のコメントです!」とのフォローをもらっていた。
◆豆まきの掛け声は「鬼は内! 福は外!」
上映会のラストにはヒロイン・日名子たちを襲う脅威“悪鬼”にちなんで、登壇者全員による豆まき会を節分に先駆けて実施。劇中に「鬼は内! 福は外!」という掛け声が登場することから、会場でもそのかけ声で豆をまくという本作オリジナルの厄除け儀式で公開に向けてのゲン担ぎとなった。
普段とは異なる掛け声に「ちょっと混乱する豆まきでしたが、これで大ヒット間違いなしということでいいんじゃないですか?」と尋ねると、会場からは大きな拍手がわき起こっていた。
最後に村重は「ホラー映画が苦手な方もいるかもしれませんが、この映画はけっこう楽しめるんじゃないかと村重は個人的に思っています」と、あらためて作品の内容をアピール。「感情が上がり下がりするホラー要素で楽しめる部分もありますし、私たちひとりひとりの役どころで、いろんな感情が飛び交って。ここはなんだろうと思うところもたくさんあります」と見どころを解説だ。
続けて「1回観てもスカッとする映画ですし、2回目は、みんなが感情を揺さぶりあっているところも楽しめたりもすると思います。何回観ても面白い作品になっているので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら」と、リピート鑑賞への期待感をにじませ、上映会は幕を閉じた。
【作品概要】
◆タイトル:悪鬼のウイルス
◆公開情報:2025年1月24日(金)丸の内TOEI、イオンシネマほか全国ロードショー
◆出演:村重杏奈
太田将熙、桑山隆太、華村あすか、吉田伶香
◆監督・編集:松野友喜人
◆プロデューサー:山本清史
◆脚本:山本清史、小田康平
◆配給:イオンエンターテイメント
◆映倫区分:PG-12
◆コピーライト:© 2025二宮敦人・TOブックス/映画『悪鬼のウイルス』製作委員会
◆公式HP:www.demon-virus.movie
◆公式X:@demonvirus2025
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