昭和・平成・令和の激動の99年の間に起きた99大ニュースをランキングで振り返る、謎が残る事件を番組が独自取材も

2024.12.27 05:00

12月27日に放送される池上彰＆加藤浩次が昭和99年分の決定的映像を1万人ランキングで伝える4時間半のスペシャル番組「ザ！昭和の99大ニュース　池上×加藤の決定的映像連発SP～昭和・平成・令和時代の目撃者たち～」(夜6:30-10:52、フジテレビ系)。ゲストは高橋英樹、宮崎美子、小木博明、猪狩蒼弥、ゆうちゃみ。

フジテレビに残る秘蔵映像の中から貴重な証言を発掘

2024年は昭和元年から数えて99年。昭和・平成・令和の激動の99年の間に起きた事件や社会現象など歴史的瞬間を、99位から1位まで、全国1万人アンケートによるランキングで振り返る。フジテレビに残る膨大な秘蔵映像の中から決定的瞬間を目撃した人たちの貴重な証言を発掘。さらに、いまだ謎が残る事件を番組が独自取材。発生から数十年たち、初めて明かされる真実も放送する。

1万人アンケートの結果をランキング

番組では99位からランキングを発表。東京タワー建設、東海道新幹線開業、バブル期のカネ余り現象、動物ブーム、矢ガモ騒動、オグリキャップラストラン、大相撲の若貴対決、皇太子さまと雅子さまご結婚など教科書に載る出来事や人々の心を温かくしたニュース、そして誘拐事件、通り魔事件、ハイジャック、ロッキード事件、地下鉄サリン事件、要人襲撃など世間を震撼させた重大事件、また震災や噴火、豪雨などの自然災害などさまざまなニュースなどを紹介。

また、ビートルズ来日時のVTRでは、ポール・マッカートニーが留置場内でとった驚きの行動を池上が明かす。また男女雇用機会均等法のVTRに触れたゆうちゃみは「今は女性もガンガン働ける時代ですけど昔は女性の求人もちょっとしかないってなったら、何の仕事をしていいかも分からないし夢とかも持ちにくいなって思いますね」としみじみ。そして、田中角栄の人心掌握術に関する話題では高橋から美空ひばりの秘話も飛び出しスタジオが騒然とする。

さらに番組では、全国の校庭に立っていた二宮金次郎像が令和の現在では薪を背負わず座っていることにも言及。歩きながら本を読んでいることがダメで薪を背負うことも児童虐待を連想させるという昨今の意見にスタジオは異論が噴出。

また池上から、犬養毅首相が暗殺された「五・一五事件」が太平洋戦争へとつながっていった歴史を聞いた猪狩は「今、自分たちがしていることも、もしかすると、10 年後、20 年後で見たら、なんであのときの日本人はこうしてしまったんだって言われてしまう可能性もあるのか」としみじみする

池上彰コメント

――収録の感想をお願いします。

今の日本の人たちが、こういうものが大きな事件やニュースだったんだということが改めて分かるというものでしたね。そして過去のフジテレビのワイドショーの突撃ぶり。こんなに徹底して取材しているのかと。中には今から思えばやりすぎじゃないのと思うものもあるんですけど、独自に取材をしていくということはやっぱり改めて大事だなと思いました。

そして、世界中の大きな国がいろんな戦争に巻き込まれている中で、日本は国内ではいろんなことありましたけど、少なくとも外国と戦争することはなかったんだっていうこと、これやっぱりとっても大事なことだなって思いますし、その平和の大切さってのはやっぱり改めて噛み締めていかなければいけない。

これから昭和100年、あるいは平成から100年とか、令和から100年、もうずっと平和だったよねって言えるような日本を作っていかなければいけないなって思いましたね。

加藤浩次コメント

――収録の感想をお願いします。

非常に感慨深かったですね。昭和はもう途中で終わっているんですけど、昭和から数えて100年って考えた時に、やっぱりとんでもなく変わっているなということと、いろんなことをみんな乗り越えてやってきたんだというのはこの番組を見てわかると思うのでぜひご家族の方はご家族で、1人の方は1人でいいんですけど、絶対それぞれが心に響くものがどこかにあると思うので見てもらいたいと思いました。

――楽しみにされているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

池上さんの脳内メモリーめっちゃでかい！　それがわかるので、そこを皆さん楽しんでもらいたいと思います！