SAKURAさん

本物すぎるアクション女優 SAKURA「軍事訓練3年 全国の達人を訪ね歩くも危なすぎて撮影不可」

2024.12.07 06:03
提供:ENTAME next

看護師を辞めてモデルの道を歩みだし、現在アクション女優として活動しているSAKURAさん。幼少期から格闘技が好きで「強くてかっこいい女性」に憧れていた彼女が、本格的に格闘術を学ぶことに。その結果、「リアルすぎて危ない」と撮影を止められるほど強くなってしまったそう。リアルにこだわる理由や今後の目標について訊いてみた。(前後編の後編)

――モデルとして再始動されてから、海外でのお仕事も視野に入れていたのですか?

SAKURAさん 「ミス・インターナショナル」でいろんな国の人たちと関わったこともあり、いつか海外で仕事したいなと憧れていました。実は香港のモデル事務所と契約できることになっていたのですが、渡航したタイミングで香港デモが行われたんです。それで帰国を余儀なくされて、お金もすっからかんになり、夢も希望もなくなりました。

――夢叶わずだったのですね。

SAKURAさん 落ち込んでいたときに、知り合いから「ベトナムの武道『ボビナム』が面白い技もあるからやってみれば?」と紹介されたのがキッカケで、すこし元気になりましたね。格闘技は元々好きで、小さい頃はキックボクシングや空手も習っていたこともこともあり、「今やることもないし、やってみるか」とその道場に入りました。

稽古を続けていたら「世界大会に出場しないか」と声をかけられて、最初は断っていたんです。でも3ヶ月くらい誘われるので、それなら…と本格的に練習をはじめて、2019年の世界大会で銅メダルをいただきました。

――すごいですね!!

SAKURAさん 関係者全員びっくりでしたね(笑)。そんな私を見て、知り合いが「アクション系目指してみれば?」と声をかけてくれて、「それだ!!」と思い、アクション女優の道を目指すようになりました。そのタイミングで、映画の戦闘シーンを監修している元米軍格闘教官の先生と知り合い、人生が大きく動き始めたのです。

――どんな先生なのですか?

SAKURAさん 自衛隊や、警察官などに教えている方なので、最初は「君みたいなお姉ちゃんがやることじゃないよ」と断られました。昔からスマートに暗殺する強い女スパイに憧れていたのもあって、断られても折れずに何回も弟子入りを志願して、結果的に3年間ほぼ毎週みっちり教わりましたね。

――3年間も!ちなみにどんな稽古をしていたのでしょう。

SAKURAさん 基本的には練習所に集まって、例えばナイフや銃を想定しての戦闘訓練だとか、武器の作り方など本当に様々です。それを1日8時間していました。常に言われていたのは「身の回りにあるものがどんな武器になるかを考えろ」と。――本物の達人と呼ばれるような方なのですね。

SAKURAさん その先生は体重が60キロ前後なのですが、100キロもある相手を簡単に投げ倒すことができるんです。先生の元へ10年通ってる人でもできないくらい、難しいことなんですよね。「もし先生のような身体の使い方ができれば、筋力の壁を越えられる」と思いました。だからまずはその先生のルーツである古流武術を研究して、全国にいる武術の達人を渡り歩きました。

――行動力がすごいですね!どんな達人に出会えたのでしょう。

SAKURAさん 100キロの人を背負ってスパーリングをする人や、バス停を持ち上げる人など本当にたくさんの達人がいました。行く先々で「どこどこにこんな達人がいる」という噂を聞くんです。それを聞いたら、またそこに行ってお話を聞いたり、修行させていただいたりを繰り返していました。そうしているうちに、私も「合気」と呼ばれるものが使えるようになったので、ラグビー選手であっても、手押し相撲は負けないですし、体の大きな相手に腕を掴まれてもそのまま投げれます(笑)。

――それはすごい。ちなみに、これまでどのような作品に出演していたのですか?

SAKURAさん 日本撮影したものですと『サンクチュアリ -聖域-』(2023年公開)ですね。他にもアメリカのテレビドラマ『TOKYO VICE 2』(2022年公開)や、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(2021年公開)などに出演させていただきました。

――アクションというより、もはや達人に近づいている気がします(笑)。

SAKURAさん 実際にこの戦闘術を身に着けて、アクションの撮影現場へ行くと、戦闘シーンでの間合いが近すぎて、「危ないから、やらせられない」と言われてしまったこともあります。アクションを習ったつもりなのに、肝心の現場で使えないって、私は何をしてるんだと思いました。

――本物の戦闘術と、演技の間合いは全然違うんですね。

SAKURAさん リアルにすると動きが小さく地味になるんです。しっかりしたアクションって大きく綺麗に見せなければいけないのですが、私の中では「リアルにできない人が演技でもうまくできないんじゃん」と思うんですよね。例えば、腕をひねられたことがないと、どういうふうに腕が曲がって、どう痛いか分からないじゃないですか。そのリアル感をわかった上で、演技に落とし込めたらすごくかっこいいと思うんですよね。――銃を使った訓練などもしているのですか?

SAKURAさん アメリカでプロのタクティカルインストラクターを付けて射撃訓練はやっていたので、ハンドガンはもちろん、ライフルやショットガンなど一通り打ちました。

日本でもずっと練習していたので、「いけるだろう」と思っていたら全然違って…。グアムとかサイパンで体験できる観光客向けの火薬の量が減らされている射撃ではなく、現地民の人たちが訓練するようなところへ行きました。火薬の量が本物なので、その衝撃の反動はすごくて、耳がおかしくなるくらいの音ですし、「これ人が粉々になるな」と思うくらいの威力でしたね。

――綺麗に、派手なアクションではなく、本物にこだわるのはなぜですか?

SAKURAさん ワンシーンのために練習した人と、本当に倒せる人では気迫が全く違ってくると思います。なので、映画の本場ハリウッドで、アクション女優として通用するのか挑戦しようと思っています。かなり厳しい世界ですけど、やるって決めた以上は、本場のフィールドでやりたいんですよね。

――今は渡米の準備段階なのですね。

SAKURAさん 来年の5月に行くつもりでいます。向こうは日本よりもオーディションの情報が手に入りやすいと言われていますし、役に対して、ちゃんと選んでいくそうなんですよね。アクションをやりたいと思ったときに憧れたのが洋画のアクション映画だったので、チャンスを掴むためにもチャレンジします!

▽SAKURA・Instagram:https://www.instagram.com/sakura_0421_/?hl=ja・YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCsRKdml1-DXGN_k4Aujl9kw

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