「イカゲーム」シーズン2、主要キャスト17名自らが語るキャラクター紹介映像が解禁

2024.12.06 11:02

Netflixシリーズ「イカゲーム」のシーズン2が、12月26日(木)よりNetflixにて独占配信となる。それに先立ち、主人公・ギフンを演じるイ・ジョンジェをはじめとする17名のキャスト陣が“シーズン2”参加への喜びや、自身のキャラクターについて語る特別映像が解禁となった。

「イカゲーム」とは

膨大な借金や深刻なトラブルにより人生を諦めかけた者たちが、“人生一発逆転”できるほどの高額賞金獲得を夢見て、「誰もが知る子どもの遊び」になぞらえた「負けたら即死」のゲームに挑むサバイバルスリラー。

「シーズン2」は、ギフンがゲームで優勝してから3年後の世界が描かれる。「2度とあんな事が起きてはならない」と、ゲームの黒幕を明らかにするべく再び参加を決めたギフン。新たな参加者たちはわざと人を貶める者やギフンの忠告を聞かない者など、前回以上のワケあり&クセ者揃いで裏切りや衝突が渦巻く。

ゲームの新たな参加者を、「カーテンコール」のカン・ハヌル、「ボイス 2」のイ・ジヌク、「涙の女王」のパク・ソンフン、「ミセン-未生-」のイム・シワン、IZ*ONE出身のチョ・ユリ、元BIGBANGのT.O.Pことチェ・スンヒョンらが演じる。

登場人物の背景や生い立ちも描くシーズン2

今回解禁された映像の中で、脚本・監督のファン・ドンヒョクは「今回は、登場人物の背景や生い立ちを描くと面白いと思った」と語っており、「ゲームの中で、物語がよりドラマチックに展開する」と作品に対する期待感を高めている。

イム・シワン演じるミョンギは、暗号通貨詐欺に遭った元インフルエンサー。自身はもちろん、フォロワーにも甚大な損害を負わせ、責任を取らずに逃亡する中でゲームに参加する。

そして、そのミョンギの助言のせいで投資をして同じく詐欺に遭い、彼を恨んでいる元カノで妊婦のジュニを演じるのがチョ・ユリ。生活の為に参加したこのゲームで、ミョンギに思いがけず再会してしまう。ジュニについて彼女は「独立心があり粘り強い性格」と説明している。

元ラッパーのサノス(チェ・スンヒョン)も、ミョンギの配信を見て投資した全財産を失ってしまい、彼を恨む人物だ。今回の映像でもミョンギに執拗に絡む様子が映し出されている。また、既出の映像では「だるまさんがころんだ」で、わざと目の前の者を押してドミノ倒しを起こさせる卑劣な行動に出ており、要注意人物であるのは間違いない。

カン・ハヌルは出演オファーに「僕が!?」と茫然

元海軍兵士のマッチョな男・デホを演じるカン・ハヌルは、出演オファー時を振り返り「僕が!?とぼうぜんとなった」と笑う。そしてデホについて「極端に男っぽくて生き残る戦術を持ってるので、とても強そうに見える。ずる賢く相手に取り入る点は詐欺師っぽい。だが、心の奥底はもろい人物だと思う」と分析している。

そして、長らくナゾに包まれていたパク・ソンフン演じるヒョンジュの素性も明らかに。ヒョンジュは、元特殊部隊員でトランスジェンダーの女性。性別適合手術の費用を得る為に参加した。「偏見を持たれたり大変な思いもするけれど、強さと決断力に加え、天性のリーダーシップがある」とパク・ソンフンは説明。そして「しなやかな強さで固定概念を壊す魅力的な人物」とも語っている。

他にも、白血病の娘の治療費の為に参加したギョンソク(イ・ジヌク)や、新生児を置いて脱北し、その子供を見つける資金が必要な元軍人のノウル(パク・ギュヨン)、借金返済の為に参加したギャンブラー・ヨンシク(ヤン・ドングン)とヨンシクの借金を返す為に彼に内緒で参加した母・クムジャ(カン・エシム)など、様々な事情や関係性のある参加者が賞金を目指して過酷なデスゲームに挑戦していく。

イ・ビョンホン演じるゲームの支配人の目的

ゲームに戻ってきたギフンを演じるイ・ジョンジェは「ギフンは彼なりの方法で参加者全員に心を寄せ、1人でも多くの参加者を助けようとする。どの登場人物も私には大切に思える」と語る。が、それに対して、ゲームの支配人・フロントマン役のイ・ビョンホンは「ゲームを見てきたフロントマンは、人には良心など残っていないと考える。逆に、ギフンはたとえ絶望的な状況でも人の優しさを信じている。フロントマンの目的はギフンの信念を打ち砕くことだと思う」と冷酷な見解を。

そして、イ・ビョンホンは「“2年目のスランプ”は、聞いたことがありますよね。でも皆さんの期待を大いに上回る、と自信を持って言える」と語った。