古びたおもちゃ屋で見つけた車、その正体に目を疑う… 「恥を知れ!」と驚きの声続出
古びたおもちゃの店で、懐かしのおもちゃを発見。なぜかネット上では「恥を知れ!」というワードが飛び交う事態に発展している。
チェーン店にばかり通っていると、個人経営の店が新鮮に感じられるもの。以前X上では、とある店舗にて発見された古いおもちゃが大きな話題となっていたのをご存知だろうか。
古いおもちゃ店で発見したのは...
今回注目したいのは、Xユーザーのインチキツインカムさんが投稿したポスト。
「恥を知れ(新品)が未だに置いてある古いおもちゃ屋を見つけて感動してしまった」と、意味深な1文の綴られた投稿には、トミー(現、タカラトミー)から発売されたトミカシリーズのおもちゃ『キッズハンドルR/Cレーシング』の写った写真が添えられている。
じつはこちら、今から20年以上前の1990年代後半に発売されたおもちゃなのだ。
「恥を知れ!」の声多数
同ポストは、投稿からわずか数日で5,000件以上ものリポストを記録するほど話題となり、Xユーザーからは「昔持ってたわ」「懐かしすぎる」「ヤバい、めっちゃ欲しい」などの声が寄せられている。
しかし、一方で「恥を知れ!」「恥を知れ、で通じるの面白すぎる」といった具合に、ポスト本文にもあった謎ワード「恥を知れ」にフォーカスしたリプライも多数確認できたのだ。
じつは、この「恥を知れ」に、とんでもない秘密が隠されているのを、読者諸君はご存知だろうか...?
「恥を知れ」って何だ?
https://twitter.com/FAKE_TWINCAM/status/1846801063153979463
「恥を知れ」は、大妻女子学院の校訓としても有名だが、今回解説する「恥を知れ」は、いわゆるネットミームのひとつである。
かつて放送された『キッズハンドルR/Cレーシング』のテレビCMは、ハンドル式のコントローラーを手にした少年が、車を自由自在に動かすというもの。
リビングに設置した小型パイロン(コーン)や、テーブルや椅子の脚を避けて車を操作する少年の口からは「走れ、走れ!」という言葉(と、思われる)が飛び出すのだった。
しかし少年の滑舌の問題なのか、この最初の「走れ」の「れ」が全く聞こえず、さらに二度目の「走れ」の「は」が「お」(もしくは「あ」)に聞こえるため、結果として「恥を知れ!」という空耳が爆誕してしまったのだ。
無邪気な表情で目を輝かせながら車を操作する少年の口から「恥を知れ!」という叱責が飛び出すシュールな光景は、令和のネット上でもコアなファンが多い。
そのため「恥を知れ(新品)」という説明を見ただけで、多くのXユーザーが驚きと感動の声を上げたのだ。
それにしてもこの発見者、ノリノリである
https://twitter.com/FAKE_TWINCAM/status/1847447652683960740
ポスト投稿主・インチキツインカムさんはその後、恥を知れ...もとい、『キッズハンドルR/Cレーシング』を購入することに。
発見の経緯については、「本当にたまたま、喫茶店に行こうとしていた道中で雰囲気が良いおもちゃ屋さんを見つけて、店内を見て回っていたら置いてありました」と、振り返っている。
なお、同商品はいわゆる未開封の「新品中古」などではなく、正真正銘「新品の定価品」だったという。今、令和だぞ...。
今回のバズりは予想外だったようで、インチキツインカムさんからは「言わずと知れたネットミームなので、正直ある程度のバズりは想定していましたが、ここまでとは思いませんでした」「価格も安くなかったので、買うつもりは正直無かったのですが、ここまでバズって買わないのは、逆に失礼だと思って購入しました(笑)」と、人柄の良さが感じられる、なんとも微笑ましいコメントが得られている。
購入商品の開封および動画投稿のリクエストが多数寄せられているものの、現時点では予定がないという。
インチキツインカムさんは「やってみたい気持ちはありますが、物さえあれば中古品でもできてしまうので。完全に未開封では無いですが、せっかく新品で購入したので、このまま大事に残しておこうと思っています」とも語っていた。
なお、今回寄せられたリプライの大半は「恥を知れ!」関連のものだったが、一緒に写ったインチキツインカムさんの愛車を褒めるコメントも見られ、嬉しく感じたそうだ。
インチキツインカムさんの車を愛する気持ちが、奇跡の巡り合わせに繋がったのかもしれない...?
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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