『極悪女王』でライオネス飛鳥を好演、剛力彩芽「1日5食3千キロカロリーで10kg増量」
昭和期の全日本女子プロレス(全女)を舞台にしたNetflixシリーズ『極悪女王』が大反響を呼んでいる。作品の中でクラッシュ・ギャルズのライオネス飛鳥を演じた剛力彩芽には「本家に迫るクールネス!」「あの頃を思い出して胸が熱くなった」など絶賛する声が続出。この作品を通じて、彼女が役者としてステップアップしたことは間違いない。“役作りに懸ける意気込み”から“今後のビジョン”まで40分1本勝負で語ってもらった。(前中後編の前編)
ーー出演したドラマ『極悪女王』が大反響を巻き起こしています。剛力さんの元にも様々な声が寄せられているのでは?
剛力 本当にありがたいことですよね。たとえば街を歩いていると、当時のことを知る方から声を掛けられることがあるんです。「私も(ライオネス)飛鳥を観ていました! クラッシュ(ギャルズ)の大ファンです!」と。どうもその人の中では剛力彩芽とライオネス飛鳥が一緒になってしまっているみたいで(笑)。でも私としては、それがめちゃくちゃうれしいんですよ。リアルタイムでファンだった方から「素晴らしかったです。本当に泣きました」とか言っていただけると、頑張った甲斐があったなと感じます。
ーーやはりプレッシャーもあったんですか?
剛力 もちろんです。だって、この作品では実在する方を演じることになりますから。小説とか漫画が原作で、架空の人物を演じるというわけではないですし。はっきり言って「剛力彩芽がプロレスラー? 本当にできるの?」と半信半疑でいるファンの方も多かったと思うんですね。特に当時の飛鳥さんや長与(千種)さんを知る方は、よりそういった傾向が強かったんじゃないかと思いますし。
ーー本物のレジェンドですからね。
剛力 なによりも一番怖かったのは、ご本人が作品を観るということ。「プロレスをやる」というのは自分で言い出したこととはいえ、途中で「本当にできるのかな?」と不安になったのも事実です。身体作りもトレーニングも相当キツかったですから。
ーー『極悪女王』のレスラー役は全員オーディションで決まったと伺っています。Netflix作品の撮影は手厚いサポートがあることで知られていますが、一方で求められるハードルも高い。相当な覚悟が必要だったのでは?
剛力 オーディションを受けたのは、30歳を迎える少し前だったんです。(所属事務所から)独立したということもあったし、ちょうど新しい環境の中で今までやっていないジャンルに挑戦したいと考えるタイミングだったんですよね。その点、剛力彩芽がプロレスラーになるなんて誰も考えないじゃないですか。名字だけは異常にプロレスラーっぽいんですけど(笑)。
ーーたしかに(笑)。
剛力 だから「自分の殻を破る」といいますか、みなさんの持つイメージを覆していきたいという気持ちが大きかったんです。あとは白石和彌監督と(企画・脚本・プロデュースの)鈴木おさむさんが関わっていることも大きかったですね。あのお二人が作るという時点で、絶対に面白いものになると思っていましたから。
ーー役作りは具体的にどう行ったのですか?
剛力 撮影の前段階として、まずは半年くらい身体作りのためトレーニングとプロレス練習に充てていたんです。その間は食事もしっかり管理するし、通常のトレーニングが週3で、それとは別にプロレス練習が週2。しかも毎日みんなとは顔合わせしていたので、本当にプロレス団体に入門した練習生みたいな生活を送っていたんですよ。ーーそこまで本格的に! その間、他の仕事はできなくなるじゃないですか。ラジオならともかく、本格的に肉体改造したらモデルなどもできなくなるでしょうし。
剛力 それはスタート段階からわかっていたことでした。すでに入っているレギュラー以外のお仕事……たとえば連ドラみたいな長期の作品は難しいですね。
ーー体重も10kg増やしたと伺っています。
剛力 結構つらかったですね。私はスタートした時点で食事量が少なかったから、しっかり栄養管理師の方に診てもらいながら1日3000キロカロリーは摂るようにしたんですよ。
ーー3000キロカロリー!? 大柄な男性でも大変なレベルじゃないですか! しかもピザやポテトチップスを食べて怠惰に太るわけにもいかないですよね。
剛力 トレーニングがハードだから、カロリーをたくさん摂らないと痩せてしまうんです。でもいっぺんにそんな食べられないから、1日5食で過ごしていましたね。基本的にはお肉が中心。サラダとかは水分が多いから、すぐお腹いっぱいになっちゃうんですよ。あとは調理法も大事で、たとえばほうれん草を食べるときは、おひたしじゃなくてバター炒めにするとか。1ヶ月に1回は健康診断もあるから、きちんとバランスよく食事しながら増量していきました。
ーー徹底していますね。モデルの食事内容と真逆じゃないですか。
剛力 もともと私、食の趣味としてさっぱりしたものが好きなんですよ。無意識にカロリーの低いヘルシーなものを選ぶ傾向があるみたいで。改めてプロレスラーの方ってすごいなと感じました。
ーープロレス技術の取得も苦労したのでは?
剛力 いや、もう本当に……(苦笑)。最初は簡単なストレッチとかマット運動みたいなところから入ったんですよ。前転とか後転とか回転系の動きですね。あとは首を鍛えるのも大事だということで、三転倒立を1分間やったりして。そして受け身。受け身はプロレスの基本なので。
ーー剛力さんってダンスも得意だし、わりと運動神経がいいイメージがあるのですが。
剛力 でも、全部が初めてやる動きですからね。技を受けたりするのは本当に苦労しました。具体的なプロレス技術については、(長与が率いる団体)マーベラスの選手の方たちが教えてくださったんです。彩羽匠さんとかMariaさんとか桃野美桜さんとか、本当に全員でサポートしてくれたので心強かったです。それこそ修行というか、特訓みたいな感じでしたけど(笑)。
PROFILE◎ごうりき・あやめ1992年8月27日生まれ、神奈川県出身。2008年から雑誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルを務め、2011年にドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で本格的に俳優デビュー。以降、ドラマ、映画、舞台、CMなど幅広く活躍。 4度目の上演となる舞台「No.9-不滅の旋律-」が12月21日より開演。
▽『GaiXer presents剛力彩芽は未来を編む』(ニッポン放送)毎週土曜日16:50~17:20。過去の成功パターンが通用しにくい現代において、未来を描き、具現化するための新たな思考法やスキルを習得する機会を提供するプログラム。過去の知見と最新のAIを組み合わせて、社会のために何ができるのかを考えていく。
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