

【漫画】ペットショップに犬を買いに来た客…犬を物のように扱う男性に店員が取った行動とは…「どんな人の家族になるかで動物達の運命が決まる」などの声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、マンガワンで連載中の、常喜寝太郎さんが描く『全部救ってやる』より「第4話 動物に縁をつなぐとこ」をピックアップ。
常喜寝太郎さんが2024年9月20日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3,600件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、常喜寝太郎さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
“ペットショップ”というビジネス
ペットショップに来た一人の男性は、ショーケースで販売されていた1匹のホワイトシェパードを売ってくれと店員に頼む。店員が聞くと、男性は今現在9匹の犬を飼っているという。さらにジャーマンシェパードを飼っていたが気に入らず、保健所に持って行ったためその代わりを探しているのだ、と店員に話す。
店員は契約書を取ってこようとするが、主人公の動物保護活動家・久我に「売るな」と止められる。犬を大切にしないことは明らかではあるが、店員はお金を持ってこられた以上は拒否できない、と言う。
店員がその場を去った後、久我は購入希望の男性に話しかける。すると、現在飼っている犬を別荘に閉じ込めて飼っている、などと劣悪な環境下で育てていることが判明する。久我と男性が話し込んでいる隙に、久我と一緒に来ていた星野スズは「お家が決まりました」の札をショーケースに貼り、なんとか販売しない方向に持っていこうとする。それに気づいた店員もすでに売れている子であった、と話を合わせ、男性には売らずに済んだのだった。
その後、店員はそのホワイトシェパードを自分が引き取ると言い出す。お世話をするうちに一番信頼を築けていたことに気づくのだった。
今作を読んだ読者からは、「どんな人の家族になるかで動物達の運命が決まる」「難しい問題」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・常喜寝太郎さん『「誰かのためになる漫画」を目指して…』
――『全部救ってやる』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
知人の保護活動者が、保健所の話をしていたことが大きいです。
当時高校生の僕は猫を飼っていたこともあり、動物の裏側も知っておきたい気持ちはありましたが、“殺処分”のイメージが怖く、見ることを避けてきました。
大人になった今、僕と同じ気持ちの人が多いことを知り、勇気を出して描いてみようと思いました。
もう一つのきっかけは、別の保護活動者の方とカフェでお話してる時に急にその人が外に飛び出し、窓に張り付いていたカマキリを捕まえて林にリリースしてたのを見たことです。
そのインパクトある行動を見た瞬間、多くの人の興味を引ける漫画が描けると思いました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
「特定の職業や活動者の方の印象が悪くならないようにすること」です。
具体的な例として、ペットショップに悪い印象を持つ方が実際多いのですが、その意見も尊重しつつ、現場で働いてる人がどういう想いで動物と携わってるのかもきっちり描くことを心がけています。事実を伝えつつ、偏った印象操作にならないように気をつけています。
なので、取材にかなり力を入れています。
実際に多頭飼育崩壊現場のレスキューのお手伝いや、できるだけ多くの活動者の意見を集めています。
毎週誰かに取材させていただいているおかげでこの作品が出来上がります。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
1話の最後の「車でカエルを轢かずに停車したシーン」です。
これは実体験で、雨の日の運転中、前方にカエルがいました。助手席にいた僕は車から降ろされ運転手にカエルをどけてあげろと言われました。
その運転手が質問1に登場した知人の保護活動者です。
ずぶ濡れになりながら大量発生したカエルに道を開けてもらいました。
『全部救ってやる』1話では、カエルが通り過ぎるまでたっぷり2ページつかっています。
ここは読者にもカエルが通り過ぎるまでの同じ時間待ってもらうメタ的なシーンにしたかったんです。
そこで…読者も一緒に主人公に「今この時間のお陰でカエルが生きてる」と言ってもらえると(笑)
何度もネームを作り直しましたが、このシーンだけは残していました。
――今作には多くの反響が寄せられています。作品に対する反響の中で印象に残っているものはありますか?
“社会派な題材だけど、エンタメとして読みやすい漫画”と言われて安心しました。
この漫画でやりたいことは「知ってもらう」ことです。
知ってもらうことにより、動物に対する考え方の変化や保護活動に関心がうまれる人が増えたら良いなと思います。
なので、多くの人に読まれる必要がありますし、“勉強になる”以外にも“おもしろい”と言ってもらえるように日々頭を絞っています(笑)
――常喜寝太郎さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
おこがましいですが、僕の各作品はどれも「誰かのためになる漫画」を目指しています。
『全部救ってやる』は動物に対する考え方・扱い方が変わる作品になれば良いなと思っています。
そのために、今回のインタビューのようなメディアや映像で取り上げてもらえるような作品にしていきたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
まずは身近な動物(犬やネコ)を描いていますが、作品の人気が出て連載が続いていけば、動物園、水族館の海の保護活動、家畜、バードストライクを防ぐための野鳥調査をなど、動物と携わる様々な人達のことも取り上げたいと思っています。
今後も『全部救ってやる』の応援をよろしくお願いいたします!
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