UNiFY石沢瑠架にインタビュー!

SNSで注目のなにわのわんちゃん・UNiFY石沢瑠架「俳優業の魅力は人間力が鍛えられること」

2024.09.22 12:00
石沢瑠架にインタビュー

なにわのわんちゃんの通り名で、SNSに投稿した動画が注目を集める石沢瑠架。ダンスボーカルグループ・UNiFYのメンバーとして活動しながら、2024年からは俳優としての活動もスタートし、舞台作品への出演が続いている。そんな彼の芸能界デビューのきっかけやこれまでを振り返ってもらうとともに、俳優としての自身や今後の展望についても聞いた。

思い立ったら即行動!驚きのエピソード

――芸能界に入ったきっかけを教えてください。

大学時代にミスターコンテストに出場したのがすごく楽しい経験だったんです。今振り返ると、それが芸能界を目指すきっかけになった気がします。

国公立のお堅い大学で、卒業する人は公務員や銀行などに就職することが多かったのですが、僕は在学中にもっと視野を広げて、違う分野も知ってみたいなと思っていて。父がアメリカで働いていたので、大学を休学して現地に行く予定だったんです。けれど、コロナウイルスの流行によって渡米が難しくなってしまって…。

大学は休学してしまったし、どうしようかな…と悩んだとき、ふと「東京に行こう!」と思い立ちました。そのときが夜9時で新幹線がもうなかったので、とりあえず電車で京都まで行ってヒッチハイクしました。考えるよりもすぐに行動したくなるタイプなんです。

――本当に行動力がすごいですね!

自分でもそう思います(笑)。100台くらい声をかけて、やっと乗せてくれたのがフィリピン人の老夫婦でした。タガログ語で全然何を言っているか分からなかったのですが、すごく親切にしてくださいましたね。

世田谷インターの前あたりでなにか言ってるな…と思ったんですが、とりあえず「OH YEAH!」って返してたら、気付いたら茨城の土浦インターで降ろされて…。きっと、世田谷で「まだ降りなくていいの?」って聞いてくれてたんですよね。結局、土浦から電車で東京へ向かったら、京都からの夜行バスと同じくらいの価格でした(苦笑)。

なんとか着いた東京では芸人の友達の家に居候させてもらい、たまたまスカウトしていただいたことがきっかけで芸能界デビューすることになりました。

――そして今は、10人組ダンスボーカルグループ・UNiFYのメンバーとして活動しています。

福井巴也くんを中心に、ファンの前に出て活動し続けたい!という思いを持ったメンバーで結成して、1年がたちました。前グループも、もちろん楽しかったですけど、自分たちで会社を作ってグループを築いていくのは、また違う楽しさがありますね。

UNiFYをスタートするときに、世界で戦っていくグループになりたいねってメンバー同士で話をしていたんです。ちょうどそのとき、1カ月後に上野恩賜公園でフィリピンエキスポが行われることをネットで偶然知って、「出たい!」と思いすぐに電話しました!

――またもフィリピンなんですね(笑)。

運営の方々はタガログ語で、なんだか懐かしいなと思いつつ(笑)、UNiFYの福井巴也くんと伊月大和くんのTikTok「トモヤとヤマト」には300万人以上のフォロワーがいて、フィリピンの人もたくさん見ていると伝えました。「親和性のあるメンバーもいるし、出演させて欲しい!」と、お願いしたんです。

そうしたら、アンバサダーを務めさせていただくことになったうえ、ライブパフォーマンスもフィリピンエキスポで行うことになりました!

2023年夏の屋外イベントツアーも、全国のプール施設リストを作って電話をかけて直接打ち合わせを行わせていただき、東京サマーランドや蓮沼ウォーターガーデンでライブができました。営業もみんなで頑張ってます。

――グループを築き上げるうえでも行動力が発揮されていますね。石沢さんにとって、メンバーはどんな存在ですか?

前グループの解散を乗り越えてUNiFYを結成しているので、メンバー同士の絆は深いです。四六時中一緒にいて、何でも話せる相手なんですよね。ライブ会場には、みんなで運転を交代しながら車で行くこともあるんです。

大人数のグループだと「この人とはちょっと合わないな」と感じることもあるのかなと思っていたのですが、UNiFYは10人全員が家族みたい。どんなペアでもごはんに行ったりするくらい、仲良しです。

俳優に挑戦し、人間力が鍛えられた

――今年は初めての舞台「夜明」に挑戦したことを皮切りに、さまざまな舞台に出演されています。

「夜明」は初舞台で緊張していたのですが、まわりの先輩方がいろいろと教えてくださって、勉強になりました。5月に舞台『SHAKES2024~それは夢、だが人生という永劫の物語』にUNiFY全員で出演したときも、タッグを組んだ演劇ユニット30-DELUXのみなさんがすごくやさしくて。青春を感じた期間ですね。

7月の舞台「風を切れ2024」は、同じ演出家さんのもと、「SHAKES2024」で共演した方が何人もいて、稽古期間中からずっと熱のある現場でとてもいい経験になりました。

――俳優業の一番の魅力は何ですか?

人間力が鍛えられるところだと思います。役を演じるときって、この人はどういう考え方をしてるんだろうと深掘りするので、人間の行動や感情について考える機会が増えました。演じる役が増えるほどに成長できるんだろうなと感じています。

アーティスト活動ではステージに立った分だけ自信が積み重なっていくし、それは舞台でも同じだと思うんです。たくさんの舞台を経験し、人間力を鍛えて説得力のある人間になりたいですね。

――今後演じてみたい役や、こんな作品に出てみたいという展望はありますか?

これまでは元気な役が多かったので、今後は寡黙な役や、闇があるような役にも挑戦してみたいです。明るい作品もいいけれど、暗い作品にも出てみたいですね。

10月3日(木)から上演される舞台「黄昏の王」はダークな雰囲気の作品なので、僕のまた新しい一面をみなさんに見せられると思います。稽古期間の一日一日を大事にして、共演者のいいところを盗んで成長できるようにがんばりたいです!

知名度を上げて、貢献できるタレントに

――9月22日に誕生日を迎えます。25歳を振り返ってみていかがでしたか?

めっちゃ楽しい1年でしたね。「夜な夜なプロジェクト」(BSフジ)ではバラエティー番組に出たいという夢がかなって、しかも人気芸人のマヂカルラブリーさんと一緒に番組ができるなんて、本当に貴重な経験だなと思います。

舞台『SHAKES2024』も毎日何かしらアドリブをしていて、前日に「明日こうしよう」ってメモしてから、出番前に相方役の大塚晋也くんに相談したりして、演技も少しは磨けたかなと思います。UNiFYでワンマンライブをさせてもらったことも思い出深いですし、めちゃくちゃ濃い1年でした!

――26歳はどんな年にしましょう?

テレビ番組に出たいとずっと思っていたのですが、舞台の楽しさも難しさも知って、もっといろんな役を演じてみたい気持ちにもなっています。モデルやリポーターなどのお仕事にも、さらに挑戦できたらいいですね。

実際にお仕事をいただいたときに自分の力を思い切り出せるよう、ダンスも歌唱力も演技力も技術をつけたい。それと、知名度を上げるために、SNSをもっとがんばりたいですね。知名度が上がったら、テレビや雑誌、舞台に貢献する力も増えると思うので、少しでも還元できたらいいなと思います。

――では、UNiFYとしての今の目標は?

グループとしてどんどん成長していきたいです。今は日本の11都市を回るツアーを行っていて、10月27日(日)の横浜ベイホールでのツアーファイナルのチケットが完売したら、グループ初のアルバムを制作する予定なんです。そこに向けてまずは一旦ツアーを走り抜けます!

――ちなみに、石沢さんがプライベートでやってみたいことは?

普段はインドア派なので、たまには旅行やアウトドアをしたい!定番の伊豆にも行ってみたいし、高知の四万十川で泳ぎたいって夢もあります。スカイダイビングやバンジージャンプもやってみたいです。

以前メンバーの大和と旅行の約束をしていたんですが、予約までしたのに仕事でキャンセルすることになってしまって。なので、まずは大和との旅行を実現したいですね。

◆取材・文=イワイユウ/スタイリスト=齋藤良介、ヘア&メーク=田中宏昌

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