【漫画】最愛の猫を失った主人公に寄り添う仲間たち…メタバースを通した人間関係に「涙出た」「まさにインターネット最高！」と感動の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、イラストレーターや漫画家として活動するaimiさんの『インターネット最高！』をご紹介しよう。

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同作はメタバース上で繰り広げられるドラマを描いた作品で、aimiさんのX(旧Twitter)に投稿されると、多くの人から注目を集めたようで1万もの「いいね」を獲得。そこで作者であるaimiさんに、『インターネット最高！』について話を伺った。

悲しみも受け入れてくれるメタバースの世界

ある日、19歳の猫と暮らす、普段から描いたイラストをSNSに投稿している女性は、ネット上でメタバースプラットフォーム「Atsumaru」を見つける。彼女は何気なく始めてメタバースの中に入ると、そこにはたくさんの美少女たちが集っていた。

すると、早速「こんにちは～」「初心者さんですか？」と可愛らしいロリータ服をきた女の子のアバターに声をかけられる。見た目に反して男性の声をした、そのアバターは「案内しましょうか」と親切にしてくれ、何もわからない女性は彼女に頼ろうとした時、突然、猫のアバターが登場する。

ロリータ服のアバターいわく、その猫は「名無しさん」という名で、いわゆる“無言勢”だった。無言勢とはボイスチャットも、テキストチャットも使わないアバターのこと。その猫のアバターに見惚れていると、現実世界の19歳の猫がお腹を空かせて鳴き始めたので、女性は「Atsumaru」から離れることに。

ご飯を食べて満足した猫は女性に体を近づけて甘え、彼女も猫を抱きかかえてはそのひと時に身を浸す。そして、落ち着いた後、再びメタバースの世界に戻ると、ロリータ服のアバターが「おかえり～」と出迎え、「猫ちゃん大丈夫でしたか？」と心配してくれると、女性は「最近あんまり食べてくれなくて」「腎臓が悪いんです」と、猫の体調が良くないことを告げるのだった…。

メタバース上でのつながりや現実世界の猫との交流など、さまざまなドラマが描かれた同作に対し、「優しい世界で涙が出た」「生活をともにした猫ちゃんはきっと幸せだったと思う」「自分もメタバースでの交流をやってみたくなった」といった反響が寄せられていた。

「名無しさん」は実在する人物をモデルに？

――『インターネット最高！』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

今の自分に描ける漫画のテーマは何かな？と考えて、ハマっているメタバースの漫画を描こう！と思ったのがきっかけです。

――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい！」というポイントがあれば教えてください。

名無しさんが可愛く描けたの見てほしいです！

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

最後の、インターネット越しにビールを飲むオチはちょっと気に入っています。実際によくやります。

――aimiさんもメタバースの世界を利用して、何か特別な思い出などあるのでしょうか。

『インターネット最高！』は、実体験を軸に描いています。愛猫を亡くした時期もとても助けられました。リボン先輩はメタバースで知り合ったいろんな人のいいとこどりな集合体のキャラクターなのですが、名無しさんは実在する人物(？)がモデルになっています。

――今後の展望や目標をお教えください。

定期的に読み切り漫画を描いていきたいと思っています。リアルでイラストの個展もやってみたいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします！

漫画を読んでくださってありがとうございます！過去に『エメラルドに食べられたい』という漫画が書籍化されているのでそちらも読んでもらえたら嬉しいです。