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大谷翔平報道での日米取材クルーの違い「米記者は毎日球団にプレッシャーをかけていた」

2024.07.24 15:42
提供:ENTAME next

メジャーリーグベースボール(MLB)に関する気になる話題を有識者たちが“個人的見解”で語り合う『MLBワイドショー』が22日(月)、「ABEMA」野球公式YouTubeにて公開された。

今回公開された動画では、「大谷翔平を語ろう」をテーマに、元プロ野球選手の里崎智也、元MLB選手の西岡剛、「ABEMA」のMLB中継で実況を務めているDJケチャップ、MLBジャーナリストのAKI猪瀬が大谷選手の知られざるエピソードを語りつくした。

里崎は「ずっと大谷選手のことを語ってるやろ?雑巾で言ったらカラカラな状態やで」と冗談を交えつつも、「ドジャースに移籍した時に、『契約金を後払いできるんや。へぇ~!』って思った」と、印象に残っている話題をピックアップ。

これに、AKI猪瀬は「後払いを選択している選手は結構いるけど、大谷選手は利子をつけていなくてビックリ。利子をつけたら、移籍金の7億ドルが受け取る時には10億ドルぐらいになっているのに。つけなくていいの?」と反応。西岡も「普通は2~3%の利子をつけるんです」と頷いた。

里崎は「引退後、“どこに税金払うんや問題”がある」と疑問を浮かべると、西岡は「この契約に関しては日本に税金を納めることはなさそう。アメリカで稼いだものは向こうで納める」と応じ、「彼はグリーンカードを取得するだろうし、家も置いておくだろう。ハワイとかに住むかも分からへんし…」と、“個人的見解”を示した。

続いて、西岡は「大谷選手がMLBでも二刀流をすることを決めた時、意見がめっちゃ分かれましたよね。僕もプロ野球選手として、先発ローテーションに入りながら二刀流することは無理だと感じていた。それでもやってのけてしまった」と改めて功績を称えると、AKI猪瀬も「MLB初年度の春季キャンプを取材した時は、彼は投打ともに不調だった。オープン戦では、『なんだよアイツ!全然スゴくないじゃん!』と観客からヤジが飛んでいたほど。悔しくて、『彼はマイナー契約なんだよ。長い目で見てやってよ!』と言っちゃったのが昨日のことのよう。まさかこんな風に活躍するなんて」と目を細めた。

里崎は「投打ともに一流じゃないと、二刀流ではない。『投げるのはいいけど、打率1割台。それなら一刀流にしろ』となるから、みんなが出来ることではない」と語ると、DJケチャップは「彼が二刀流のハードルを上げちゃいましたね…」と脱帽した。

また、DJケチャップが「そもそも大谷選手と会話したことあります?」と質問すると、里崎は「話したことない」、西岡は「僕は挨拶だけ」、AKI猪瀬は「ちょっとだけあります」とそれぞれ回答。

里崎が「する機会がないじゃん」と嘆くと、DJケチャップは「でも、対戦してますよね?」とフォロー。里崎と西岡は北海道日本ハムファイターズ時代の大谷選手と1試合だけ対戦経験があった。

西岡は「交流戦で164キロを投げられて三振。3打数0安打」と振り返ると、里崎は「俺は出塁してるから」とニヤリ。里崎は「追い込まれていたら、インコースにスライダーの抜け球が来た。そのまま避けたら肘に当たった」と、デッドボールで出塁したことを回顧。

DJケチャップは「じゃあ、大谷選手に謝られたことあるんや!」と興奮気味にリアクションすると、里崎は「そうかもしれんな」とドヤ顔で応じた。

さらにAKI猪瀬は、大谷選手をめぐる取材について、日米クルーの違いを明かす一幕も。AKI猪瀬は「ロサンゼルス・エンゼルス時代の大谷選手は、投げた試合でしか取材に応じなかった。今年は打者に専念するから、メディアの間では『取材が出来なくなるのでは?』という話題になっていた。ドジャースでのキャンプ初日に囲み取材を行った後、日本メディアは『次はいつ喋ってくれるんだろうね?』という感じだったけど、地元メディアは『今日喋ったんだから、明日喋れない理由はないだろ?』と毎日球団にプレッシャーをかけていた。それに球団が折れて、頻繁に囲み取材をするようになった」と証言。

西岡も「MLBの記者は、ロッカールームに入って取材が出来る。だからこそ、『会話が出来ないのはなんで?取材対応も仕事だろ?』となる」と語った。

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