スタジオ出演者も涙「すごい勇気」“元カップル”の大恋愛・相手への思いが感動を呼ぶ＜乗り換え恋愛3＞

2024.07.19 08:10

元カップルたちが一軒家で共同生活を送るという大胆な発想が人気の韓国リアリティー番組「乗り換え恋愛3」(毎週水曜深夜0:00、Lemino)。配信中の第3話では新たにもう1組の“元カップル”が明かされ、彼らの思いにスタジオメンバーが涙する場面も映し出された。入居1日目では、ぎこちない様子だった入居者たちも少しずつ親交を深めていき、新たなミッションと向き合うことになる。(以下、ネタバレを含みます)

元カップル同士が集まり、共同生活を送る異例の企画

同シリーズは、さまざまな理由で別れたカップル数組が共同生活を送り、過ぎ去った恋愛を振り返りながらも新しい縁に向き合い、愛を探していく恋愛リアリティー。2021年に韓国TVINGで配信され、斬新なコンセプトやデートミッションが視聴者の心をつかみ、世界中でヒットしている。

第3シリーズは現段階でチョ・フィヒョン、イ・ヘウォン、ソ・ドンジン、ソン・ダヘ、イ・ジュウォン、イ・ソギョン、イ・ユジョン、キム・グァンテの8人が参加。第1話は、それぞれが「X」こと“元恋人”との思い出を語るシーンからスタートし、さまざまな過去があったのだなと想起させるようなインタビューシーンが映し出された。

始まった共同生活では「年齢や仕事を話すことはできない」「元恋人が誰なのかを話すことはできない」など、ハードルの高い規則の中で4組の元カップルたちが互いを知ろうと会話をつなげていく。そして終盤には1組目の“元カップル”がフィヒョンとヘウォンだと明かされた。

1組でも元ペアが分かると同時に、これまでのシーンで繰り広げられていた会話や彼らの動作から伏線回収できることも本シリーズの醍醐味(だいごみ)である。

第2話からは、フィヒョン＆ヘウォンの過去を知った上で視聴することになり、交差する視線や“元恋人”と距離を縮めようと話し掛ける異性メンバーに対して嫉妬心が芽生えるなど、次第に複雑さが増していくのが視聴者には手に取るように分かる。

第2話では“元恋人”が“元相手”を他己紹介した手紙を各々が読み上げるという、これまたなんとも胸が締め付けられる様子が映し出された。

まるで“韓国ドラマ”のような世界

第3話は、グァンテを筆頭に積極的にアクションを仕掛けるメンバーも現れ、晩酌ではお酒を作ってあげたり、お互いの時間が合ったメンバー同士で外出したりと共同生活にも少しずつ変化が。この日は、全員でポッサムを食べることになり、楽しく談笑しながら食事をするメンバーたち。するとそこにインターホンが鳴り、玄関のポストには1通の手紙が届いていた。

今回のミッションは男性メンバーが選ぶ“元恋人”との思い出が残る場所で初デートをするという内容。女性メンバーは、デートスポットの一部が切り取られた写真を直感で選択し、裏のQRコードを読み込み相手が誰か知ることになる。メンバーたちはデートの内容を知り「どんな思い出なのか気になる」「なんだか変な気持ちになる」など、不安を口にしていた。

選択の結果、ジュウォン＆ダヘ、グァンテ＆ソギョン、フィヒョン＆ユジョン、ドンジン＆ヘウォンがそれぞれペアとなり初デートを行うことに。

さらにその後、自分のデート相手の元恋人と“チャット”で会話ができる「Xチャッティングルーム」への案内が女性メンバー宛に届く。部屋では「この場所にはどんな思い出がありますか？」「元恋人との交際期間は？」「まだ未練が残りますか？」など、相手に気を使いながらも、顔が見えないチャットだからこそできるストレートな質問が飛び交う。

また映像では彼女たちのチャット画面が映り、言葉選びや返信のスピードなどがあまりにも“リアル”に共有され、まるで韓国ドラマの世界に入ったような気持ちに。

そして神経を使ったミッションの後に待ち構えていたのが、元恋人からのボイスメッセージが電話ボックス越しに届くという“サプライズ”。階段の上にポツンと設置された電話ボックスの受話器を取り、好きだった相手の声を聴いて、涙があふれてしまう女性メンバーたちの様子は恋愛映画のワンシーンのようだ。

終盤には2組目の“元カップル”が明らかになり、彼らの大恋愛を知ったスタジオ出演者陣も涙を流しながら「すごい勇気だと思う」「ひしひしと伝わってくる」「この2人に復縁してほしい」「心が重い」など、それぞれの思いを語る。単調に恋が始まっていくリアリティーショーではなく、誰と誰が恋人だったのか知らない時と知った後で、見方がどんどん変化していくという斬新な番組構成が多くの人の共感や心をつかんでいる本シリーズ。

新しい出会い、過去の恋愛、そして自分自身に強く向き合おうとする出演者たちの姿は素直に応援したくなる。今後知らされるその他の“元カップル”や新たなミッション、はたまた新メンバーは現れるのか、見守っていきたい。

◆文=suzuki