目黒蓮主演”親子の愛”を描く月9ドラマ、第1話がTVerで配信＜海のはじまり＞

2024.07.02 18:06

Snow Man・目黒蓮が主演を務める月9ドラマ「海のはじまり」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第1話が7月1日に30分拡大で放送された。TVerでは第1話の配信に加え、予告映像が配信されている。(以下、ネタバレを含みます)

親子の愛を通して描かれる“家族”の物語

本作は、今の時代だからこそ伝えたい人と人との間に生まれる愛と、家族の物語を描く“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品。人はいつどのように“父”になり、いつどのように“母”となるのか。自分の子どもが7年間生きていることも、これまでをどう生きてきたかも知らなかった夏(目黒)と、突然自分の人生に現れた海(泉谷星奈)という2人の関係や、亡くなった彼女と娘との間の母と子の関係など、登場する人物たちの中にある“親と子”の間に生まれる感情をリアルに、そして丁寧に描き紡いでいく。

目黒、泉谷の他に有村架純、古川琴音、大竹しのぶ、池松壮亮、木戸大聖らが出演。

同ドラマは目黒が出演し、社会現象とも呼ばれた2022年10月期のドラマ「silent」(フジテレビ系)の脚本・生方美久氏、風間太樹監督、村瀬健プロデューサーが再び集結して制作する。

第1話見どころ

ある日、月岡夏のもとに電話がかかってきた。それは、大学時代に付き合っていた南雲水季(古川琴音)の訃報だった。当時、水季は夏との子どもを妊娠したが、彼女自身が中絶を希望したため、夏は涙ながらに同意した経緯があった。しばらくして彼女は突然大学を辞め、「他に好きな人ができた」と電話で一方的に別れを告げる。

それから7年、水季とは一度も会うことはなかった夏。葬儀に参列していると、彼女の娘だという海(泉谷)という幼い女の子と出会う。参列者が海のことを「かわいそう」と口々に言う中、夏は海に耳を塞ぐようイヤホンを渡し、カメラロールに残っていた大学時代の水季の動画を見せた。その後、水季の母・朱音(大竹しのぶ)から、海が自分の娘だと知らされる夏。水季は中絶せず、自分一人で海を育ててきたのだ。あまりにも突然の知らせで、夏は受け止めきれなかった。

葬儀の翌日、海が1人で夏の自宅を訪ねてきた。生前、母親・水季に連れてきてもらったという。海は夏に、ある動画を見せてきた。それは海と水季がじゃれている動画で、季節の話をする中、水季が「夏が一番好き」と話す動画だった。

あらためて海は、夏が見せてくれた水季の動画が見たいとリクエストする。その動画は、砂浜で水季が「海大好きー！」と叫んでいるものだった。海は笑顔で動画を見ており、夏は涙が止まらない。夏は動画が終わったことを告げると、海は「終わるとどうなるの？」と聞いてきた。「もうないってこと」と返すも、「ママ、終わっちゃったの？」と彼女の質問は止まらない。「死んでも海のお母さんであることに変わりはない」と伝えた夏に対し、海は「夏くんは？夏くん、海のパパでしょ？夏くんのパパ、いつ始まるの？」と純粋に尋ねるのであった。