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ソロ写真集発売の尾木波菜が感じるグループの勢い、≠MEは「猪突猛進なメンバーたち」
≠MEの尾木波菜が、21歳の誕生日である5月8日に1st写真集『おぎはな』を刊行した。≠MEは結成5周年を迎え、3月にグループ史上初のアリーナ単独となる≠ME 5周年コンサート「≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を開催、1stアルバム『Springtime In You』をリリースし、現在は≠ME 全国ツアー2024「やっと、同じクラス」を開催中。フレッシュな笑顔でグループを明るくする尾木が、勢いに乗る≠MEの良さを語った。
――1st写真集ということで、どんなコンセプトを込めたのでしょうか。
尾木 ≠MEのグループ名には『今までとは違う自分をみんなに経験してほしい』という想いが込められているのですが、この写真集ではむしろ、アイドルとしては見せていなかった素の尾木波菜に近い顔を見せています。グループを離れて一人でカメラの前に立っていたので、≠MEにいる私とは違った別の私が見られて、自分の作品ながら新鮮でした。
――撮影で訪れた、特にお気に入りの場所はありますか。
尾木 真冬の雪景色の中で撮影した、山形の銀山温泉です。スタジオジブリ映画が好きなので『千と千尋の神隠し』のモデルになったといわれるくらい綺麗な旅館の情景を堪能できました。
――ジブリアニメの中で、好きな作品は?
尾木 『コクリコ坂から』で、もう50回以上は観ています。もともとマンガやアニメが大好きなのですが、作画ファンといいますか、背景にまでこだわって観るのが尾木流です。『コクリコ坂から』のストーリーはもちろん、横浜の海や丘、建物までレトロ感をもって描かれているところが好きです。
――≠MEのメンバーの写真集といえば、昨年は鈴木瞳美さんも写真集を出版していました。
尾木 鈴木とは仲が良くて、夏には一緒にプールにも行ったりするのでその度に彼女のスタイルの良さに圧倒されています(笑)。撮影の際に『表情を作るプロだな』と感じていて、彼女のアイドル意識の高さと可愛さを楽しんで(写真集を)見ていました。一読者として、女の子の写真集はやっぱりいいですね。アニメでも現実でも、綺麗な風景を眺めるのも趣味です。
――鈴木さんとは、1stアルバムの収録楽曲『偶然シンフォニー』でWセンターを務めていますね。
尾木 クラス替えで好きな人と同じクラスになれた嬉しさを歌ったラブソングで、曲中に掛け声のパートがあるので、ファンの皆さんにも声を出して一緒に盛り上がっていただける楽曲です。この楽曲を披露する際は、ファンの方と同じクラスメイトだと思って、客席にバンバン目線を送っています。
――アニメの作画にこだわりがあるそうですが、リアルな街や観光地の景色にも興味があると。
尾木 街を歩いていてもふらっと可愛い建物がありそうな小道を見つけたり、ひとりでカメラを持って海辺に行ったりします。ふと『こういう光景の中で写真を撮りたいな』と思う場所が見つかるので、グラビアや写真集で撮られる時のイメージトレーニングになっているかもしれません。――今年は3月に≠ME 5周年コンサート「≠ME 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を開催、1stアルバム『Springtime In You』をリリースし、アルバムをひっさげて今、≠ME 全国ツアー2024「やっと、同じクラス」を開催中です。勢いに乗っています。
尾木 5年間メンバー全員でここまで来られたことは奇跡ですし、去年は6月に ≠ME 全国ツアー2023「We shout "I am me."」ツアーファイナル公演として日本武道館でコンサートもできて……会場の規模が大きくなっていくことを当たり前と思わず、現状にあぐらを欠かないでいないといけないですね。
――開催中の≠ME 全国ツアー2024「やっと、同じクラス」はメンバーの出身地をめぐる構成です。
尾木 メンバーのふるさとに行ける、それだけでワクワクします。ちょうど写真集発売の2日前に福島公演があったのですが、大の甘党なので郡山市名物のクリームボックスにハマってしまいました。いちご1パックに練乳1本を使い切ってしまうほどの甘い物好きなので、ファンの方にクリームボックスを教えていただいてからずっと食べてみたくて。期待通りのスウィートさでした。
――ライブでの楽屋の雰囲気はいかがですか。
尾木 河口夏音がムードメーカーで(笑)、楽屋にいたら聴こえてきた洋楽にあわせて、すっぴんで一人で踊りだして皆笑ってしまいました(笑)。≠MEはマイペースなメンバーが多くて、メイクもダンスのチェックもそれぞれのペースで開演に合わせてくる、仕上がり具合を皆心得ているところがすごいです。
――その一方で、尾木さんが考える≠MEのメンバーの魅力は?
尾木 「一言でいうと、皆“猪突猛進”なんです。不思議ちゃんもいれば天然なメンバーもいて、グループ全体としてもふわふわとした印象があるかもしれませんが、芯が強くて絶対に心折れないところですね。そんなメンバーを毎日見ているからこそ、彼女たちの魅力をもっと世の中に伝えていきたい、だからアイドルを続けていようと思えます」
――尾木さんご自身の芯の強さや、猪突猛進なところを挙げるとしたら?
尾木 人に対して笑顔になれるところです。≠MEの中でも、とくに気さくなメンバーだと思います。つい家族や友達と接する感覚で人に接してしまうんですね。それがグループの元気印と受け取ってもらえているのかなと。
――今夏には舞台『転生したらスライムだった件』-魔王来襲編&人魔交流編-にも出演します。さらなるブレイクの機会になりそうです。
尾木 器用な人間ではないからこそ、がむしゃらに何にでも挑戦していきます!でも高所恐怖症なので、バンジージャンプだけはちょっと勘弁してください(笑)。≠MEのメンバーに選んでいただいた5年前はまず『こんな不器用な私を必要としてもらえるんだろうか』と後ろ向きになっていたので、前向きになれただけでも大きな成長です。≠MEには魅力的なメンバーがたくさんいるので、グループのために自分のできることを 100%、200%と発揮して、21歳も明るく頑張っていきます!
▽尾木波菜 2003年5月8日、千葉県生まれ。2019年2月に結成された≠MEのメンバーとしてデビュー。2024年は≠ME全国ツアー2024「やっと、同じクラス」を4月29日から7月15日まで全国8都市で開催。7月から8月にかけて舞台『転生したらスライムだった件』-魔王来襲編&人魔交流編-にも出演する(7月25~28日 東京・天王洲銀河劇場、8月2~3日、大阪・サンケイホールブリーゼ)。
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