杉谷拳士“MLBは12、日本球界は0”の数字に発奮「俺もいけんのか!?」＜MLB's ON FLEEK＞

2024.06.12 16:00

2024年シーズンのメジャーリーグベースボール(MLB)の日本人選手の活躍や試合の見どころをまとめた情報番組「MLB's ON FLEEK」#8が、ABEMAにて6月7日に放送され、MLB選手や球団にまつわるふたつの比較した数字のコーナー「MLB算」の拡大版が公開された。

#8では

MLBとプロ野球の大きな違いを感じる数字として、「MLBは12、日本球界は0」という数字が紹介される。これは2024年シーズン、監督に就任しているなかで「1軍出場経験のない監督」の数となり、日本球界では全監督が1軍出場経験者なことに対し、MLBではメジャー出場経験のない監督が12人いることを伝えた。ゲストで元プロ野球選手の杉谷拳士は「本当に!?」と日米の違いに驚く。番組MCのさや香の新山は「ボクシングの亀田三兄弟のお父さんみたいな人がいっぱいおるってこと!?」と独自の解釈を披露して、笑いを誘う。

さらに、天の声を務めるMLBジャーナリストのAKI猪瀬からの「ダルビッシュ有投手と松井裕樹投手が所属するサンディエゴ・パドレスのマイク・シルト監督は、プロでプレーした経験がない」との追加情報に、さや香のふたりは「マジで!?」「スゴいっすね！」と仰天した。

また、新山は「杉谷さんもMLBの監督いけるんちゃいます？」と話をふり、相方の石井も「可能性ゼロじゃないってことっすよ」と乗っかると、杉谷は「いけんのか!?　俺」と奮い立ち、「そしたら、『翔平、今日、3番でいい？』とか言いたい(笑)」とニヤリと笑っていた。

ストレートの平均球速

また、MLBのパワーが証明された数字として、MLB投手のストレートの平均球速「151.6」と日本球界の同平均球速「146.6」が紹介され、さらにAKI猪瀬は注目選手として、大学時代に169.8キロの剛速球を記録したロサンゼルス・エンゼルスのベン・ジョイス投手の名前をあげ、今後の活躍に期待を寄せた。

この話題にちなんで、新山は「杉谷さんが対戦したなかで、ストレートがいちばんスゴかった投手は誰ですか？」と質問すると、杉谷は「断トツで福岡ソフトバンクホークスのリバン・モイネロ投手」「球速156キロぐらいだったけど、スピンの量と威力がスゴい。モイネロのまっすぐは二度と打てん！と思った。本当に火を吹くぐらい浮いてくる」とふり返った。

加えて、日本球界も引けを取らない数字として、2023年シーズンの日米の平均観客動員数が紹介される。MLBの「29,293人」に対し、プロ野球が「29,219人」と大差のない結果に新山は「お客さんの数って選手はどう思うんやろ？」と素朴な疑問を浮かべると、杉谷は「見てますね。気にします」「ひとつのプレーによってわきあがる歓声に、気持ちがグッとあがります」とファンの声援への想いを明かすと、新山は「俺らもお客さんが少ない時は、ボケのテンションが下がったりするもんな(笑)」と冗談を飛ばしていた。

また、この「MLB算」の元ネタとなったのは、さや香の伝説の漫才ネタの「見せ算」で、「M-1グランプリ2023」の最終決戦で披露し、お笑いファンのあいだで物議をかもしたこのネタに、杉谷は「めちゃくちゃ好きでした。見せ算で勝負をしにきたんだな。自分たちがいちばん好きなネタを堂々とやっているんだなと、めちゃくちゃあこがれました」と目を輝かせると、思わぬうれしい感想に、新山は「MLBへの想いと一緒ぐらいの熱量でしゃべっていただいている!?」と驚きの声をあげていた。