

【漫画】美人=幸せですか…スクールカーストを超えた本物の友情に「これは教科書に載ってもいい」「最後に泣いてしまった」と反響

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、乃田ユウキさんの「かわいそうな私たち」。
この作品は「恵まれたアナタのこと、幸せに違いないと思ってた」として、2024年1月19日にX(旧Twitter)に投稿されると、瞬く間に8000件以上のいいねを集めて話題になった。このポストには「思わず最後に泣いてしまった…」「これは教科書に載ってもいいくらい!」「すごく心に来る作品でした」といったコメントが殺到。この記事では作者の乃田ユウキさんに、作品のこだわりなどについてインタビューを行った。
自分とは違うタイプの人間。そう思っていたのに…
高校生の松崎はクラスでも静かなタイプ。ある日、クラスメイトの藤島さんがミスコンに出るという情報を一軍女子たちの会話で知った松崎。藤島さんといえば、可愛くて、勉強ができて家もお金持ち。悩みなんてなさそう。自分とは違うタイプの人間だと松崎は思っていた。なのに…
「松崎さん、写真部だったよね?」
盗み聞きしていた会話の矛先が突然自分に向き驚く松崎。どうやらミスコン用に宣材写真が必要らしく、写真部の松崎にご指名が入ったのだった。
不覚にも頼みを受けてしまった松崎は、撮影のため休日に藤島さんと2人きりで会うことに。街ゆく人をも振り返らせてしまうほどの藤島さんの可愛さに、隣を歩くのが恥ずかしいと感じる松崎だった。しかし話をしていく中で、意外なことに藤島さんもアイドル好きということが判明。共通の話題で盛り上がり…。
「いいな〜藤島さんは…羨ましい…」
松崎がふとつぶやいたそんな言葉。美人で、勉強も運動もできて、友達も多い。みんなが憧れる女の子で、幸せに違いない。そんな気持ちからだった。すると藤島さんから意外な一言。「私のことかわいそうって思う?」何かの糸が切れたかのように本心を吐露する藤島さん。ミスコンも本当は出たくなかったことを松崎に打ち明ける。
初めて藤島さんの弱さを目の当たりにした松崎。自分の幸せを勝手にジャッジされる残酷さを知ってるはずなのに、藤島さんのことを幸せに違いないと決めつけてた自分にも後悔が募っていく。
そして迎えたミスコン当日。「かわいい!」「七海が絶対優勝!」と声援が飛び交うなか、物語は誰も予想しなかったまさかの展開へと進んでいき…。
”幸せは偏差値じゃなくて絶対値じゃないかな”
SNSで他人と自分を比較することが多い今の時代だからこそ、「幸せとは何か」を問いかける心に響くこの作品が多くの反響を呼んでいる。ラスト松崎がとった行動に「最高にロックだった…」「思わず泣いてしまった」の声続出。
作者・乃田ユウキさん「皆様が”私、乃田ユウキの古参なんだよね”と自慢できるように」
ーー『かわいそうな私たち』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
SNSが普及したことで周りがどんな生活をしているか分かるようになって、それと同時に自分が周りに比べてどれだけ幸福なのかも分かりやすくなったと思うんです。
そんな中で、例えばとっても悲しいことがあった時に、「今とっても悲しい気持ちだ。今の自分はかわいそうだ。」と自分を自分で慰めてあげるのは、真面目な人ほど難しいことなんじゃないかなと思い、この漫画を描きました。
ーー今作を描くうえで「こだわった点」や、「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
藤島さんの表情です。周りから幸せであることを望まれてる藤島さんは、普段から負の感情を無意識に殺しているだろうなと思い、なるべく笑顔で描きました。
ーー今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
シーンについては、ラストシーンに思い入れがあります。実は全然違うラストシーンを考えていたのですが、ネームを進めていくにつれ自然に今のラストシーンが出来上がり、自分でも驚いたのを覚えています。コメントでもラストシーンを気に入ってくださる読者の方が多く、読者の方と同じ目線で漫画を描けたのかな、と嬉しい気持ちです。
ーー人々の生きづらさや、その中でも一生懸命生きる人についての作品を多く描かれていますが、作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。
私自身の経験はもちろんですが、私の周りの大切な人たちが傷つきながら一生懸命生きているのを見て、肌で感じた気持ちを基に物語を作っています。
また、私自身の欠点や失敗も物語に反映させています。「かわいそうな私たち」で松崎さんやクラスメイトが藤島さんの幸せを決めつけてしまったように、私も友人に対して「どうせ幸せなんでしょ」と勝手に決めつけてしまうことがあるので、松崎さんの勇気やメッセージを忘れないように生きていきたいです。
ーー乃田ユウキさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
目標は、「職業は漫画家です!」と胸を張って宣言できるようになることです!
2023年9月に商業デビュー作で「人魚は帰らない」という読切を描かせていただき、今回「かわいそうな私たち」を描かせていただいたんですが、どちらも読切なので、まだまだ修行中のひよっこだと思っています。
ーー最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
これからどんどん挑戦して、ばんばん失敗して、それでも少しずつ前進できるように全力で頑張ります!今作品を楽しみにしてくださってる皆様が「私、乃田ユウキの古参なんだよね」と自慢できるように精進しますので、よろしくお願いします。
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