

3億再生の“国民的彼女”上田操、一番つらかったフリー転身直後「正直『詰んだな』と思った」
2018年にマッチングアプリの広告モデルを務めて一躍注目を浴び、グラビア界に進出した俳優の上田操。その後も舞台やドラマを中心に活躍する一方で、学生時代から夢だった声優業にも進出、2月9日にはファースト写真集『ふたりだけ』(双葉社)も発売した。フリーランスでありながら、着実にフィールドを広げている彼女の軌跡を追う。
上田は、小学1年生から『りぼん』と『ちゃお』を定期購読、徐々に『BLEACH』を始めとした少年マンガに惹かれるようにもなり、小学5年生から『週刊少年ジャンプ』を愛読するような、マンガとアニメが好きな子だったという。もともと絵を描くのが好きだったこともあり、中学・高校は美術部に所属しマンガ家を夢見るようになる一方で、声優にも憧れるようになっていった。
「ちっちゃい男の子や中性的な男の子の役をやっていらっしゃる声優さんを好きになることが多くて、中でも朴路美さんは憧れの存在でした。中井和哉さんや鈴木達央さんの声も大好きで、みなさんをきっかけにお芝居というものに興味を持ち始めました。
中学生のときに30校ぐらい声優系の学校の資料請求をしたんですけど、結局勇気が出なくて行動には移せずじまい。かといって資料を捨てることもできずに、本棚の肥やしにしていました」
人見知りで、人前に出るのは苦手。小学生から始めたピアノは6年間続けたが、人前に出たくないという理由で一度も発表会に出なかった。
「ピアノの先生に『発表会に出るぐらいなら辞めます』って言うぐらい意固地でした(笑)。でもどういうわけか小学3年生と6年生のときに学芸会で主役をやっているんです。しかも自分から立候補して。主役をできるチャンスがあるのに、自分には無理だとチャレンジしない選択はないなと思ったんですよね。
発表会すら嫌いなのに、学芸会の主役をやりたいという矛盾が自分でも不思議だったんですけど、今考えてみれば何かを演じるお仕事への憧れだったのかもしれません」
心の中では声優になりたい気持ちがありつつ、自分には無理だという葛藤を抱え続けて成長していく。転機は大学2年生の終わり、卒業後の将来を考え始めた時期にこのまま夢を諦めるべきかどうかと迷いが生じた。
「就職活動を始めたらチャレンジもできなくなるだろうし、その前に当たって砕けろという気持ちが芽生え、1年間だけ声優の勉強をしようと決めました。本棚で眠っていた資料を取り出して、その中から選んだ声優養成所に通い始めました。
大学にも通いながらだったんですけど、お芝居がとにかく楽しくて結局1年では辞められずに、もう1年通って。その間に『このままお芝居を続けていきたい』と思うようになり、親にも就活はしないと伝えました」
容姿に自信が持てないという理由から、顔を出して芝居をする俳優には抵抗があったという上田。だが、大学在学中に舞台を経験して考え方が変わっていった。
「声優もお芝居することには変わりないから、レッスンでエチュードをやったり、大学4年生の終わりに舞台に立ったりしていたんです。そこで顔出し云々に関わらず、お芝居そのものが楽しいなと思うようになって。
声優として養成所から上がることができなかったのもあり、俳優の道にも挑戦してみようと思って、大学卒業と同時にプロダクションに入り、エキストラや朗読劇のお仕事をいただくようになりました」
俳優の道を選んだことには親も好意的だった。たが、漫然とやるのはやめようと、自ら目標を課した。
「舞台でも映像でもいいから、25歳までに主役かヒロインを演じることができなかったら辞めようと決めていました」
最初に所属した事務所は、規模が大きく所属タレント数が多いのもあり仕事に恵まれなかった。小さい事務所に移籍後も、オファーが来る仕事はエキストラや舞台の端役と、目標には程遠かった。
「事務所を移籍したけど、大きく状況は変わらずでした。しかも私が24歳のときに突然事務所が解散することになり、フリーになることを余儀なくされたんです。多少はもらっていたお仕事もゼロになって……。自分の力でどこまで行けるかと腹は括ったものの、正直『詰んだな』という気持ちでした」
しかし事務所で最後に行った仕事が、思わぬ展開を見せる。マッチングアプリ「YYC」の広告モデルとして一躍脚光を浴びたのだ。
「当時はマッチングアプリが流行りだしたばかりで、まだ世間的には出会い系サイトのようないかがわしいイメージを抱く方のほうが多かったと思うんです。でも私はとにかくお仕事が欲しかったので、ほとんど詳細を確認しないままエントリーをして(笑)。
二次で水着審査があると気づいたのも、書類審査に通った段階でした。予定外ではありましたけど、やるからには粗末な体を見せたくないと気合いを入れてダイエットをして、水着審査に臨みました。
面接は一人ずつだったので、『水着になってください』と言われたときに、私はその場で服を脱いで水着姿になったんです。でもどうやら普通は別室で着替えて戻ってくる感じだったみたいで(笑)。広告モデルに採用されてから数年後に担当の方から『あの日、その場で脱がれた衝撃が忘れられなくて』と採用理由の1つになっていたことを教えてもらいましたね」
だが、広告撮影の直前に事務所が解散宣告。所属タレントとして最後の仕事になることが確定していた。
「今後フリーになるのに、私のイメージが良くない方向に付いてしまうのだけは避けたいなと思って、クライアントの方にちゃんとした会社なのかとかしつこいくらいに確認させていただきましたね。
クライアントの方も私の不安を汲んでくださり、丁寧に説明してくださったので安心して撮影に挑むことができました。安心させていただいた以上、私からもちゃんと発信しようと思って、自分が出ている広告を見つけては片っ端からいいねしたりリツイートしたりしてインプレッション率を上げました。覚悟を決めて水着にもなったので (笑)!
それだけじゃなく、『この子誰?』みたいなツイートには自分から名乗り出たりもしていくうちに、どんどんと広告の再生数が伸びていきました」
YYCの広告モデルを始めてから間もなくコロナ禍になり、マッチングアプリの需要も高まっていった。
「コロナ禍がなかったら、今もマッチングアプリへの偏見は残っていたんじゃないかなと個人的には思っています。実際、広告が世に出るまでは友達から『マッチングアプリの広告に水着で出て大丈夫なの? 今後の仕事に影響はないの?』って心配されました。
正直、私もどうなるのか分からなくて、祈るような気持ちで過ごしていたんですけど、今では若い方も普通に利用しているし、マッチングアプリ婚も珍しくありません。今では人気のあるモデルさんや俳優さんも公告に出ていらっしゃるので、それに先駆けて広告モデルをやらせていただいたのは本当に光栄なことだなと思います」
(取材・文/猪口貴裕)
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