

佐藤二朗“須賀”「君こそが、正義のヒーローだからだ」最高の敬礼に「泣いた」と反響<トクメイ!警視庁特別会計係>

橋本環奈が主演を務める「トクメイ!警視庁特別会計係」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第8話が、12月4日に放送された。消えた1億円と万町署の経費削減20%達成を巡って、さまざまな立場の人間が重い決断を下す。SNSでは佐藤二朗演じる警務課長・須賀安吾の姿に「須賀さんかっこよすぎる…」「最高のワンシーンかもしれない」といった声が相次いだ。(以下、ネタバレを含みます)
「トクメイ!警視庁特別会計係」とは
同作は、経費から事件解決の糸口を見つける新しい警察エンターテインメント。緊縮財政を強いられた警察の本庁から、“特別命令(トクメイ)”を背負って派遣された特別会計係が橋本環奈演じる一円(はじめまどか)だ。
経費において一円のズレも許さない几帳面な性格の円。周囲から「疫病神」と呼ばれるほどの“凶運”を持つ円が、沢村一樹演じる湯川哲郎をはじめとしたひと癖もふた癖もある個性豊かな刑事たちとともに、“お金”の面から事件解決に迫っていく。さらに警務課長・須賀安吾を佐藤二朗、上司である副署長・中塚文雄を鶴見辰吾が演じ、脇を固める。
経費削減を阻む“トクメイ”
警務課の金庫から1億円が消えた事件は、上層部が謝罪の会見を開くなど大きな事態に。管理責任者であった須賀が責任を取らされるかもしれないという状況だが、官房長からは相変わらず脅迫者・Xの捜索を優先するようにとの指示が円へ下された。渋る円に、官房長は“Xを発見するという功績が須賀を助けるかもしれない”という大きな餌をぶら下げる。
万町署の統廃合を決める予算削減20%の目標まで、残り2%。だがX捜索というトクメイを成し遂げるためには経費に糸目はつけられない。とある参事官がXとの取引に使おうとしたデータの解析や調査などで、経費はさらにかさみつつあった。
須賀は「ここまで来たのに、諦めるの?」と優しく円へ問いかけるが、円は世話になった須賀を救うためと譲らない。それでも須賀は、「一(はじめ)さん、僕はね、どんな処分でも受けるつもりです。だから一さんには、経費削減に集中してほしい」「一さんが来る前、経費を気にする刑事なんて万町署に1人もいなかった。君はもうすでに大きな、大きな仕事を成し遂げている。自信もって」と円に声援を送るのだった。板挟みになった円の表情は、複雑な色に曇ってしまう。
その頃、参事官がXとの取引に使おうとしたデータに元警察官僚の政治家・小田切誠(堀川りょう)が関わっていることを知った湯川が、小田切の事務所に押しかけたことでひと騒動に。湯川には停職処分が下され、円にも官房長から「困るんですよ。組織を裏切るような人間が組織にいられては」「一さんは、私を裏切ったりしませんよね?」と釘が刺される。徐々に、身動きが取れなくなっていく円。
しかし円は、ここで逆転の一手を思いつく。自身と同じくトクメイを受けた人間の経費が、万町署で清算されているのではないか…という発想だ。これを断ち切れば、削減目標をきっちり達成することができる。
だがトクメイとは、即ち官僚や警察上層部からの依頼。現場レベルの人間がそれを断れば、将来や直近に大きく影響しかねない。副署長・中塚文雄からも「ダメだ。承認できない」「家族や生活、みんな守るべきものがある。組織を守るために自分の首を差し出すなんて無茶だ」と諭され、頼むから別の方法を探してほしいと頭を下げられてしまった。
モヤモヤを抱えた円は、停職中である湯川のもとへ。そこで湯川と一緒に、Xに取引データを渡せずに失脚した元参事官へ“警察の不正を追っていた記者の殺害”に関わっていた件を問いただすことに。元参事官は事件の日、現場近くにある駐車場料金の領収書を提出していたのだ。
元参事官は官僚の指示に従って記者から“不正の証拠”が入ったデータを取り戻そうとしたところ、事故で記者が転落して死亡したことを認めた。組織で上り詰めた先に“大きな正義を成し遂げる力”があると信じていたが、結果的には「組織を動かしている連中に、しっぽを振ってたに過ぎなかった…」と気づいたという。
それから、消えた1億円を追うことがXの特定につながるというヒントを伝えてきた元参事官。「Xを見つけたければ、金をたどれ。ただし、真実を暴いたら警察にはいられなくなるぞ」と話す元参事官に、湯川は間髪入れず「望むところです。私の首で事件が1つ解決するなら、安いもんだ」と言い切る。その言葉は、円の目に力を取り戻させた。
円の決意、須賀の覚悟
湯川の言葉で決意を固めた円。彼女は「警察幹部が、保身や自分たちの利益のためにトクメイを与え、現場の刑事たちを利用している」「現場の刑事には、困っている人たちのために働く、正義のヒーローでいてほしい」「だから私は、決断しました。今後万町署では、私的なトクメイに対して一円の経費も払いません」というメッセージが撮影されたビデオデータを、警視庁全体へ一斉送信する。
このメッセージによって、万町署の署員は“円の責任で”トクメイを拒否することが可能に。1人を犠牲にする手段に湯川班は渋い表情を浮かべるのだが、この行動は副署長の意識をも変える一手となった。
その夜、円は須賀に誘われておでんの屋台へ。湯川も合流してお互い減らず口を叩きあっていたが、「運が良かったよ俺たちは。お前がいてくれて」と湯川。そんなやり取りを聞いていた須賀はかすかに唇を震わせながら、細めた目に涙を湛えていた。その表情の意味は、翌日に明らかとなる。
出勤した円は、須賀が消えた一億円の責任を取って辞めるという話を耳にした。「老兵は去るときが来た。あとは、若者に任せるよ」と薄い笑顔を浮かべて荷物をまとめ、警務課をあとにする須賀。残された円は放心状態だったが、副署長から須賀が「円にビデオを撮らせたのも自分」と言い張り、すべての責任を引き受けて辞めたという話を聞いて駆け出す。
署を去り行く道で須賀を呼び止め、「なんで、私なんかのために…」とこぼす円。須賀は感極まったように顔を赤くしながら、「君が、君こそが、正義のヒーローだからだ…!」と敬礼する。“正義のヒーローを支える仕事”に誇りを持っていると常々語っていた円。須賀の言葉にただ敬礼を返し、かすかな笑顔を残して立ち去っていく須賀を見送るのだった。
ラストには湯川行きつけのクレープ店の店主で、情報屋でもある片桐幹夫(米本学仁)が殺害されるという衝撃の展開を迎えた第8話。“Xの正体がわかった”と湯川を呼び出した矢先の死に、SNSでは「須賀さんの演技最高で泣いてしまった…。ラストの引きが強すぎて絶対見なければって気持ち」「楽しくクレープを焼いてくれてた片桐さんが死んだの哀しすぎる…。予告では湯川さんが犯人扱いされてるし、どうなっちゃうの」「須賀さんの演技に泣かされてたら、最後の急展開が衝撃すぎて涙引っ込んだわ。マジで予想つかない」といった声があふれている。
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