Mリーグ新規参戦「BEAST Japanext」にインタビュー 名前に負けない“挑戦”への意欲が明らかに

9月18日から開幕するMリーグ。麻雀のプロのなかでも、選ばれた精鋭たちのみが参加できる日本最高峰の麻雀リーグだ。今回の2023-24シーズンで特に注目を集めているのが、新規参戦となる「BEAST Japanext」チーム。無料のBS放送局「BSJapanext」が擁する同チームに対してインタビューをおこなったところ、BEASTの名に負けない“挑戦心”を感じることができた。

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各界から個性的なチームメンバーが集結

――まずはチームメンバーの紹介を兼ねて、お1人ずつアピールをいただけますでしょうか。

猿川：「BEAST Japanext」の猿川真寿です。得意技は…僕にしかアガれない“モンキーマジック”です。

中田：「BEAST Japanext」の中田花奈です。乃木坂46に所属してアイドルとして活動していたのですが、卒業後すぐに麻雀プロになって、麻雀カフェもオープンして…と麻雀に全力を注いでいます！

菅原：「BEAST Japanext」所属の菅原千瑛です。BEAST Japanextのドラフト指名オーディションで優勝することができまして、このチームの一員になりました。頑張ります！

鈴木：将棋界からきた、鈴木大介です。麻雀で得意なのは、将棋で培った読みを活かした、攻撃的な麻雀です。

――ありがとうございます。新チームとして、チームの色・特徴というものがあれば教えていただけますでしょうか。

鈴木：名前の通り攻撃的なチームで、特にトップを狙う麻雀を志していけたらいいなと思っています。…ですよね、キャプテン？

猿川：うん。

鈴木：そうらしいです！(笑)

中田：あとは新規参入チームということで、歴史あるMリーグでできあがりつつあるものを掻き乱すような麻雀をしていきたいなと。

鈴木：やっぱり中田さんもそうですし、自分も将棋界からの参加です。ジャンルの違うファン層の人にも注目してもらえるチームだと思うので、いろいろ挑戦していきたいですよね。

和気あいあいとした空気の奥に、挑戦的な“野性”が見え隠れ

――「BEAST Japanext」の特徴として、冠番組「MリーグNo.1への道　BEAST ROAD」をお持ちですよね。今後番組で挑戦していきたいことなどはありますか。

鈴木：すでに新しいことをやっている印象ですけどね(笑)。AIを使った次の一手…だったり。

猿川：Mリーグが始まったら、やっぱり試合の振り返りですかね。

鈴木：たしかに。毎週できる強みはありますよね。…私は負けたら欠席します。

全員：えー！(笑)

猿川：あとはサポーターの人が生配信を見られる…みたいなやり方はありますよね。

鈴木：いまでも公式アプリでコメントをいただくことはできるので、声を拾って…みたいなことは面白いかもしれませんね。

​​中田：番組では「若い子の間でも麻雀牌のグッズに興味を持つ人がいる」みたいなことを紹介した回があるんですね。そうしたトレンドであったり、まだ麻雀ファンでも知らないことを先に先にお見せしていける番組にしていければなと…。

――メンバーのなかでも特に菅原さん、中田さんは“ひろかな”コンビとして知名度を獲得している認識です。これまで興味のなかった層に向けて、麻雀の裾野を広げるためにやっていきたいことなどはありますか。

中田：私は「麻雀を知らない人が入れる麻雀カフェ」としてお店を経営しています。カフェ・飲食を目的に来店してくれた人たちが、近くで麻雀を打っている人たちを見て興味を持ってくれる…という流れが、私のファンのなかではあったんですね。でもこれからは、私のファン以外の人たちにも広げていきたいです。

番組でも紹介した子ども向けの麻雀教室を取り上げたこともありました。雀荘は18歳以上じゃないと入れないというのもあって、始めづらい背景もあったと思うんです。それにだいぶ変わってきていますが、麻雀にクリーンなイメージを持っていないという人もまだ少なくありません。私のお店でもTikTokを始めてみたりしてるんですが、もっと若い層へ麻雀の楽しさを呼びかけていきたいです。

菅原：そうですね…積極的にSNSを頑張って、みなさんに麻雀やBEAST Japanextを知ってもらいたい。たくさんの人たちに応援してもらえるよう、いろいろなことを積み重ねていきたいと思っています。

鈴木：そうだね。コスプレとかガンガン…猿川さんにお願いしよう！(笑)

中田：やっぱり新規参加のチームなので、たくさんの人に応援してもらえるようなチームになればいいなと思います。

――公開されたユニフォームですが、着てみた感想はいかがでしょうか。気に入っているポイントがあれば教えてください。

鈴木：この手の質問は、女性陣の方がお持ちじゃないでしょうか。

中田：そうですね！総柄迷彩で、襟元も顔が暗くならないアクセントの色味は意識しました。

猿川：中田さんが決めたんでね。そこ(中田さん)の意見を全面的に採用ですね。

中田：最初のデザインで、少し意見を出させてもらったくらいです！(笑)

菅原：ビースト感があって、いいですよね。

Mリーグ開幕を前に

――いよいよリーグの開幕が迫ってきましたが、これまでの準備期間をどのように過ごされましたか。

鈴木：練習会を何回かしましたね。放送でも、放送のないところでも麻雀を打っていました。

中田：麻雀について、「あの打牌はこうだったね」とか言ったりしてます。

鈴木：終わったあとの食事会のほうが楽しみだったりしてますが(笑)

中田：ずーっと麻雀のことしか話してないですけどね(笑)。この局はどうだったとか…。

鈴木：自分なんかはプロ歴も浅いので、麻雀を打つ回数は相当増えてます。猿川さんはお酒飲まさないと全然しゃべってくれないので…麻雀のこととか。ラーメンの話はしてくれるのに。

猿川：僕はあんまり、麻雀の話はしないんですよ(笑)

菅原：あと将棋のことは良く話してくれるんですよね(笑)

――最後にリーダーの猿川さんから、Mリーグのファーストシーズンに向けてチームとしての意気込みを聞かせてください。

猿川：まずは、チームメンバーの実力向上が一番です。そのうえで挑戦者の気持ちを忘れずに、全力でファイナル進出を果たしたいですね。