大学病院に勤務する医師・早川知里さんがミス日本コンテスト2024東日本代表に「医師とモデルの2つの夢を実現して、女性に希望や勇気を与えたい」

　現在、医師として都内の大学病院に勤務している早川さん。「私自身が小さい時からアトピー性皮膚炎やその他の肌トラブルに悩まされてきた経験を活かして、患者様に寄り添えるような皮膚介護を目指しております」と語る。また一方で「多くの人々に医学的に正しい情報を発信できるようなモデルにもなっていきたいと思っております。モデルと医師という2つの夢を叶えることは容易なことではないと思いますが、2つの夢を必ず実現させて、女性の皆様に希望や勇気を与えられるような存在になっていきたいと思っております」と目標を語った。

　東日本大会に向けて「先週も週に2回当直があったり、あまり時間を取れない中ではあったんですけれども、肌が荒れないように1日にリットル以上水を飲んだりですとか、毎日湯船に使って代謝を上げたり、自分のできることを日々行って参りました」という早川さん。この日も有給を取得しているといい、「今日頑張って働いてくださっている職場の皆さんに迷惑がかからないように、昨日の内に患者さんの情報をまとめるなど、できる仕事は全てこなしてまいりました」と、仕事との両立が大変な中での参加であることを明かした。

　そもそもミス日本に参加したきっかけについて聞くと、「元々モデルさんに興味があって、以前はデビューさんに登録して応募したり、学生時代にモデル事務所に所属して読者モデルなどの活動をした経験もありました。でも年齢が上がっていくにつれて応募できるオーディションも減っていきますし、その中でミス日本は最後のチャンスかなと思い、応募させていただきました」と教えてくれた。すでに医学部を卒業し研修医として勤務している中でも「チャレンジする機会があるならば、両方頑張っていきたいなと思いました」と意欲を見せた。

　実際にコンテストの舞台に上がってみて「すごく緊張はしたんですけれども、楽しいなという気持ちの方が大きくて、自分の憧れていたものに少しでも近づけたというのが、すごく嬉しかったです」と語る早川さん。そして「基本あまり文系の方と関わる機会がなかったんですけれど、文学など文系に詳しい方々と一緒に活動できるということはすごく楽しみでもありますし、自分の教養を深められるチャンスでもあるのかなと、すごく刺激を受けています」と笑顔を見せた。

　今後はミス日本の勉強会、そして本大会が控えているが「勉強会を通じて、自分の情報発信力をもっと上げていけるのではないかと思いますし、日本の伝統文化についても学べる機会が多々あると思うので、もっと成長した自分を本選会ではお見せできるように頑張っていきたいと思います」と期待を込める。

　ファイナリストのなかで、年齢は25歳とお姉さんのほうになるが、「実際社会人として働いているのが私だけなので、社会に出て働いている立場として、応援してくださる方々ですとか、一緒に大会を盛り上げてくださっている協賛の方々の気持ちも多少は分かるところが、自分の強みだと思います」と胸を張る。そして「年齢も今は武器になると思えるようになりました。もう年齢によってオーディションに応募できないかもと思っている方にも諦めずに挑戦し続けてほしいなと思いますし、そういう方にエールを送れるような存在になっていきたいなと思います」と語った。

　ミス日本コンテストは「日本らしい美しさ」磨き上げ、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテスト。3つの美（内面・外見・行動）を掲げ、これを備えた女性を数多く輩出している。今回行われた東日本地区大会は、来年1月に行われるミス日本コンテスト大会に出場するファイナリストを決定するための大会で、東西2地区に分かれて行われる大会の「東日本」エリアの代表を選出する。

■「第56回ミス日本コンテスト2024」東日本地区代表に選ばれた8名
●椎野カロリーナさん／愛知県出身／26歳／モデル
●安藤きらりさん／東京都出身／22歳／慶應義塾大学商学部商学科4年
●吉田真理恵さん／東京都出身／20歳／早稲田大学スポーツ科学部スポーツ科学科2年
●丸山蘭奈さん／長野県出身／21歳／日本女子大学文学部英文学科3年
●有馬佳奈さん／鹿児島県出身／21歳／東京大学前期教養学部理科一類2年
●早川知里さん／沖縄県出身／26歳／日本医科大学付属病院研修医
●清水悠華さん／長野県出身／20歳／東京大学前期教養学部理科二類2年
●安井南さん／神奈川県出身／19歳／日本大学生物資源科学部応用生物化学科2年・女優